これまでにインプレッションしてきた全てのクルマを一言で振り返る。

試乗インプレッション

(追記:現在進行形で再編集中。)

私はクルマの乗り比べが趣味で、カーシェアやレンタカーを借りては動画で記録を残している。

もともとは「適当にスポーツカー借りて遊ぶのを、ついでに動画化するか~」程度のノリで始めた企画だったのだが、メカの仕組みや開発陣の裏事情まで考えながら目に見えない領域を明文化していく取り組みにハマってしまい、いまではライフワークのひとつとなっている。

この記事では既に50本を突破したカーシェア試乗シリーズで、これまでに乗ってきたクルマをまとめる。

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カーシェアサービスについて

私の試乗企画に出てくる大半のクルマは、「dカーシェア」というサービスを用いて借りている。

実は「dカーシェア」というカーシェアサービスは「Careco」「オリックスレンタカー」「トヨタシェア」「日産eシェアモビ」「カリテコ」という5つのサービスを、まとめただけのサービスだ。

dカーシェアが直接出しているカーシェアは無いということだ。

だが、5つものカーシェアサービスを、別々に登録して管理する必要がなくなるため、とても使いやすい。

アプリ内部のカーシェア検索マップも直感的に使えるため、私は基本的に、dカーシェアをメインで使っている。

Invalid Link

カーシェアに興味がある読者さんは、とりあえずdカーシェアに、登録だけでもしてみて欲しい。

また、Anycaというサービスも同じだけオススメだ。こちらは個人間取引がメインで、大抵の車種は、誰かしらが貸し出している。

Anyca Officialレンタカーなら、免許証をかざすだけで、いつでも乗ることが可能だ。

割引クーポン付きのリンクを下に載せておく。ぜひ登録しよう。

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またごくごく一部の車種のみレンタカー屋さんで貸して頂いたり、タイムズカーシェアや、ホンダのEveryGoというサービスを利用して調達している。

借りたクルマ一覧

ここからは、随時追記しながら書いていく。

基本的にはメーカーごとに揃えて並べていく。

最初はYouTube動画のリンクを直接貼っていたが、大容量になりすぎたので簡略化を適宜行う。

またクルマの画像は公式サイトのものを引用している。

トヨタ

86・zn6(限られ過ぎた予算との戦い。不満があるなら自分のカネでイジっていくベース車)

私が買って所有しているクルマである。

MFゴーストでお馴染み、ハチロクの前期型だ。車内にミカンが放置されていてビックリしたことを覚えている。

限られた新車価格の中で、泣く泣く仕上げた」という印象が強かった。

内装はプラスチックで形だけ作った感じだし、シャシーや走りにもダルさというか詰めの甘さが残る。

新車価格が安すぎたのだ。開発陣の汗と涙が伝わってくる。自分でダメだと思う部分を強化しながら、メーカーが掛けるべきだったコストを自分のサイフから出して掛ける。それを積み重ねていくクルマ。

しかしサーキットやジムカーナで思い切り乗ってやれば、ちゃんとリアが流れるFRスポーツとしてドリフトを楽しめる。一番大事なところを抑えているのだ。

86後期(あまりにも硬すぎる。サーキット専用車か?)

同じくハチロクの後期型だ。

「硬すぎて身体がボロボロになる」というのが感想だった。

たしかにスポーツカーらしさはかなり強いのだが、それ以上に足回りが硬すぎる。

大半のユーザーが街乗りし、サーキットユーザーは専用の車高調を入れるクルマ。

ここまで純正を硬くしてしまう意味って…

たかだか4時間程度の運転で、身体が壊れるかと思うほど痛くなった。

GR86(ようやく一つの完成系に達した)

「上質さとしなやかさを手に入れ、ひとつに完成に達した」という印象だった。

相変わらずアシは硬いが、その硬さのなかでダンパーがしなやかに動く。

クルーズコントロールや内装の質感、装着タイヤも外装のデザインもワンランク向上して良いクルマに進化したと思う。

スープラ RZ(どれだけ経っても忘れられない官能性)

このクルマは人生で乗ってきた中で、一番フィーリングが良いクルマだった。

ステアリングのもちもちさ、乗り心地のしっとり感、エンジンの官能性、全体の動きの一体感、彫刻のように全体で彫り込まれたデザインのカッコよさ。

低回転域だろうがノーマルモードだろうがアイドリングがうるさすぎることと、車体がデカすぎて運転しづらいことだけがネックだったが、今でも鮮明に「あのクルマ良かったなあ」とおぼえている。

スープラ後期 ホライズンブルーエディション(R35より強い加速G)

またBMWスープラだ。今度はマイナーチェンジ後に出た限定モデルである、ホライズンブルーエディションに乗った。

後期型になり、楽しむ用のクルマから、一気にR35に並ぶレベルのハイパフォーマンスカーになった。

というかなんなら、R35のベタ踏み時よりも強い加速Gが出る。

FRでリアタイヤにそんな加速力を伝えているくせに、ホイールスピンのひとつも起こさない。

速すぎるのだが、それにともなってアシが硬められ、跳ねるようになってしまったことと、上がった加速力の割に、制動力が据え置きになっていることと、相変わらずアイドリングがうるさいことがネックだ。

GRヤリス RS(加速力こそ数値相応だが中身はホンモノ)

GRヤリスのRSグレードのみ、ノンターボのヴィッツと同じエンジンだ。

だが驚異的な軽さと、与えた操作へのごまかしの効かなさは「モリゾウ社長がポルシェをベースに理想のスポーツカーを作ったらこうなる」という世界だった。

車体自体は軽くて小さいのに、どこまで追い込んでも付いてくるような頼もしさ。

ドライビングに対する認識を根底から覆される一台だった。

ヤリス・1.0L

こっちはノーマルの方のやっすいグレードのヤリスだ。

まず1Lエンジンでは流石に加速が遅すぎる。音だけ唸るけどぜんぜん加速してくれない。

またロールが大きすぎる。ボディー剛性自体はガッチガチなのに、フラフラと傾くせいで、走行安定性も出せていないのが残念だった。

クラウン(15代目 2.5Lハイブリッド)(究極のニュートラルステアと重厚感)

覆面パトカーでお馴染みの従来型クラウンだ。

理想的な前後重量配分と高剛性&高質感な組付けにロングホイールベースの組み合わせで、スピードを上げていってもドッシリと安定する。

アクセルを抜けばスッとノーズが入る気持ちの良いステアフィールと「クラウン」を名乗れるだけの高級感ある内装。

私の感覚ではこれこそがベストなスポーツカーだ。乗ったのは直4だったが、加速力が絶望的に足りていなかったのが残念。

アシは初期からゴツゴツと硬めだが総じて快適で、86に乗るのがバカバカしくなる。

クラウン・クロスオーバー(驚愕の乗り心地と乗りやすさ。ゆったり走りたいおじ様に)

乗り心地が一番良かった。

車内空間も快適で見晴らしも良く、非常に運転がしやすい。

目を瞑って運転したなら、市販車トップクラスに良いクルマだと言えるだろう。

特にバンプラバーまで衝撃が入ってきた際の足の動きは感動モノ。

ふわっと持ち上げて優雅に降ろす乗り味はトヨタだからこそ為せる技だ。

あのアシの動きを語るなら、センチュリーやレクサスLSでも持ち出してこないと。

それでいて徹底的にロールを抑え込むことで、強固な走行安定性も同時に実現している。

だが目に見えないところに掛けるコストを優先して内装を犠牲にした結果となった。

大半の人間が目に見えるところでしか物事を判断せず、そもそも人というのは変化を嫌う生き物だ。

そんな中で目に見えるところをケチり、セダンよりもこのクロスオーバーを先に出してしまったせいで悪いイメージが付いた。このムーブはトヨタのクラウンの歴史の中でも過去最悪クラスの失態であると言わざるをえない。

カローラ フィルダー(乗用車としての最小単位)

教習車でお馴染みのカローラだ。

乗用車としての最小単位」と感じた一台。

カローラクロス ハイブリッド

見た目の割に乗り心地とハンドリングが良さ過ぎる。

ボディーにほとんど衝撃が入ってこないから乗り心地は抜群だし、ハンドルを切った瞬間にロールが収束して切ったら切ったぶんだけ曲がる。

ヘタなスポーツカーよりもハンドリングがシャープで、ハリアーの完全上位互換みたいな動きをする。

名前のせいなのか内装のせいなのか、これだけの実力を持ちながら全く評価されていないのが残念でならない。

アルファード

イカついイメージに反して、中身がレクサス級に良い。

静かなエンジンと、優雅なふわりとした乗り味は、レクサスLSと勝負できるレベルで、あの見た目に見合わない。

ハリアー(3代目)

内装外装については基本的にカネを掛けて上質に作ってあり、ハリアーというネームブランドを大事にしている印象だった。

都市型高級SUVを名乗る割には乗り心地はゴツゴツして硬いし、車体は大柄で乗りづらいし、ハンドリングはつまらない。

印硬さを「重厚感」としてアピールしたいのかもしれないが、カローラクロスのほうが普通に乗り心地は良かった…

トヨタのSUVらしく高負荷域でもドッシリと安定していたのは高評価だが、元が重たいので運動性能が高いとは言い難い。一般の方向けの印象が強かった。

RAV4

乗る前まで心のどこかで「見た目だけオフローダー」だと思っていたのが恥ずかしい。

大容量ショックのおかげで、アシ自体は全然動かないのに乗り心地はとても良い。

またコーナリングでかなり追い込んでもドシっと安定したフラットな姿勢を維持する。こんなに図体デカいのに…

また高級車と呼べるほどの組付けの良さも感じる、見た目と中身の乖離が大きい(褒め言葉)一台だった。

bz4x(フィーリングが良く俊敏)

ネットであれこれ言われている割にむちゃくちゃ良かった。

豪華装備を積んで上質に作られた内装は運転していてもフィーリングが良く、恐怖心を感じるほど鋭い加速力を持つ。

またコーナリング性能も非常に高く、旋回初期こそバネ下が重い(車体は曲がろうとするがタイヤが拒否してまっすぐ突き進もうとする)動きが出るもののフラットなコーナリングを楽しめる。生粋のスポーツマシンだ。

昔からの積み上げで単体で「良い」モノを作った。

そういうトヨタのものづくり精神が伝わってくる。開発陣の姿が見えてくるクルマで私は好きだ。

2回目の試乗の記事
古い版の記事

C+pod(意外と安定しているが遅すぎて使い物にならない)

吹けば飛びそうな恐怖感ある見た目だが、運転してみると意外と走りは安定している。

ただ加速が遅すぎる。特に50km/hから上が全くのびない。走行安定性自体は足りているのだから、もう少しモータートルクを足して72km/hくらい簡単に出るようにしてくれたら大通りも走りやすくなったのに…

価格も高く充電や装備にも不安や弱点が残る。

プリウス(2代目)

「未来感に溢れたご年配の方に最適な低燃費車」といった印象だ。

高級車ではないから高級感はないのだが、しっかりとした未来感があって素晴らしい。なんなら最新型のハイブリッドよりよっぽど未来感がある。

軽さによるものなのか、モータートルクによるものなのか、電気の力でガンガンに伸びる。EVモードだけで充分に走れてしまう

だが軽さやロールの大きさ、ボディ剛性の不足感が悪さしているのかフニャフニャなイメージが目立ってしまった。

60プリウス(5代目)

アシが硬すぎ&視界が悪すぎ。

デザインは未来感があってカッコよく、スポーツカーをカモれるほど速くなった。

しかしいま挙げた2つの理由で正直オススメできない。

またプリウスである割に燃費が特段と良いわけでも無い。

見た目は素晴らしく良いと思うが、あの硬さとピラーゆえの乗りづらさでは「せめて試乗してから決めて」としか言えない…

ヤリスクロス

これは良かった。走行安定性がしっかりとあって、視点が高くて前後に短いため運転もしやすく、本体価格も安く、日本最高峰にコスパが良いクルマなのではなかろうか。

内装のプラスチック感や、足回りのバタつきは出てしまうが、コスパや満足度で、ヤリスクロスに勝てるクルマがどれだけいるだろうか。

もし彼女や妻が居るとするなら、ヤリスクロスのハイブリッドか、予算次第でGRを買い与えると思う。

MIRAI(前期)

50プリウスベースのMIRAIであるが、オジサン臭い設計こそ目立つものの、「創作高級車」というフィーリングがとても良かった。プリウス要素はほとんど残っていない。

MIRAI(後期)走り出し数分でタイヤを鳴らしに行ける懐深いレーシングカー

レクサスLSがベースらしいが、運転しているフィーリングは従来型クラウンのセダンとほとんど変わらない。

初期からゴツゴツと来るサスペンションも、優れた前後重量配分を持つシャシーも、ロングホイールベースを安定性に変えていく走りも。

見かけの割に運転していて大きくは感じず、走りも上質で動き出しから好きになるような一台だった。

私が運転してきたクルマの中で最もニュートラル&乗りやすいものだった。タイヤグリップを使い切るような領域まで飛び込んでも、ニュートラル&フルフラットな走行フィールでドシっと落ち着いて走っていく。このままレースに出られそう。

ハイエース(スーパーGL・ガソリン)古典的だが堅牢。

パワートレインや各種装備などに古さが目立つが、耐久性を重視した設計なのだろう。

最高の車内空間と必要充分な走行性能により、普段の移動から長旅までなんでもこなせそうだ。

私はレーダークルコンとブレーキホールドを付けて欲しいと思った。

グランエース(ハイエースにアルファードを移植した創作高級車)

「ハイエースにアルファードを移植した創作高級車」といった感じ。

バスみたいに車体が大きく、こんなものが普通車免許で許される理由がわからない。

なおシャシーとパワートレインがハイエースと共用であるせいか、乗り心地は商用車のように悪く、パワートレインの多段式ATもあまりにも古典的だ。

アルファードが同格に居ると考えると、車内スペースこそ広いものの乗り心地やパワートレインの滑らかさのせいで買う意味を見いだせなくなってくる。

コペン GR SPORT

「スープラ並みの官能性があるエンジンと、S660より遥かに本格派な日本刀のように鋭い走りを持つ屋根&エアコン付きレーシングカート」という本気のフィーリングだった。

レーシングカート感覚で買って乗りたいようなものだ。

ライズ・ダイハツ ロッキー

まずロッキー。元気が良さ過ぎる。

エンジンは暴れるようにブン回るし、ブレーキは初期からズドン。

なによりもフロントのスタビが強すぎて曲がり始めからロールが突っ張ってしまう。

ライズについては、トヨタ車を名乗れないレベルで走行安定性に欠ける。70km/hも出せばフワフワになってしまって、安全に走れない。同格にヤリスクロスが居ると考えると、全てにおいて負けている。誤差程度に小さいことしか、勝っていそうな要素を見いだせない。

これを買うくらいなら、普通にヤリスクロス買おう。

ダイハツベースのトヨタ車に対する微妙なイメージを私に植え付けた一台でもある。

ダイハツ

ロッキー

トヨタ・ライズの項目で解説したとおり。

タント 4代目

価格帯の割に素晴らしくよく作られており元気よく走ってくれる。

弱点という弱点を見いだせなかった。

動きには腰高感が小さいし、ちゃんと踏んでやればノンターボの軽なりに交通の流れにはなんとか乗れる。走行安定性も申し分ない。

過去数年間に渡ってバカにしていたことを謝罪するとともに、考えを改めていくことになったキッカケの一台。

日本の軽自動車というのは本当によく出来ている。

しかし時速80km/h以下に限る。

タントカスタム(ボディ剛性の進化により圧倒的な走りの良さを手に入れた)

必要充分な質感の高さとターボによる元気の良い走り、DNGAプラットフォームによるやけに高いボディ剛性。

またロール収束タイミングも絶妙でハンドリングを楽しむ余裕すらあった。

クルーズコントロールやブレーキホールドなどの装備にも恵まれており、高速道路は辛いが110km/hくらいなら行けないことは無い。

ボディ剛性の進化により圧倒的な中身の良さを手に入れている。

タフト 高速域を捨てて割り切って乗るなら悪路も楽しめる最高の相棒

乗りやすいサイズ感にスペシャリティを感じられる内外装のパッケージング。

大きなガラスルーフは格別の解放感をもたらしてくれるし、車高が上がっているので林道にもガンガンに入って行ける。

またDNGAプラットフォームのおかげで走行安定性もやけに高い。

車高が上がっているので高速道路でスピードを出すと悲惨だが、割り切って乗るなら最高の相棒となりそうだ。

レクサス

UX 乗りやすさ・価格・デザイン 全てのバランスが良い

コンパクトSUVとしての乗りやすいサイズ感に、比較的買いやすい価格。それでいてレクサス水準の異様に静かなエンジンとオシャレな内外装を持つ。

日本で街乗りするのに非常にバランスの良い一台だった。

NX カネが掛かった車は何が違うのかハッキリ教えてくれる

私が人生で初めて乗ったレクサス。目に見えないメカ的な創り込みに感動したことを今でも覚えている。

「カネが掛かった車はなにが違うのか」をとことん教えてくれる。

レクサスらしく塗装も上質で、内装の質感も高く、各種操作感も良い。

エンジンを掛けたらあからさまに静かで、回していっても全く粗がない。それどころか排気量から想像されるよりも遥かに元気の良い加速を見せてくれた。

縁石を超えればダンパーはしなやかに動く。駐車場から道路に降りるだけで世界観の違いを突き付けられる。乗り心地は硬めだが特別感がある。

工業製品としての組付け精度の高さを感じさせる。

ES

全体的にスポーツ性よりは落ち着いた走りに重きを置いたセッティングとなっており、「雑味の無い」という表現がよく似合う乗り味となっている。

高速域で段差やうねりを越えて姿勢が乱れた際も、微振動が瞬時に収まるため恐怖感がない。

オービスが光る速度域でもビシっと安定して走っていくことができ、雨や登り勾配をもろともしない。

日本で乗るならこれくらいのバランスがちょうどいい。

早い段階から車体を上下に動かしてやることで路面の揺れに追従させるような珍しい乗り味。

絶対的な衝撃吸収量が不足気味なので穴に落ちるような場面ではズダダダンと叩きつけられる。

ワインディングでは安定性に振り過ぎた動きによって身軽さを発揮できない。ターンインの際にフロントがアウト側へと逃げるようにアームとブッシュが配置されている。

ホンダ 

新型シビック LXグレード 「完璧」なクルマの1つの形

新型シビックのタイプRではないガソリンエンジン版だ。

ハンドリングが神ががっている。世界イチを狙いに行けるレベルだ。

これまで乗ってきたクルマの中で唯一、私が持っているプリウスPHVGRにステアフィールのダイレクト感や一体感で並んだクルマだった。

車内の質感も高い。

動力性能をしっかり与えられた中でエコも犠牲にしない。

乗りやすいサイズに買いやすい価格、最高クラスの内外装や走りの良さを持つ。

個人的には歴代最高の市販車かもしれない。

新型シビック e:HEV

最初にガソリングレードに乗った際に「完璧」と称したが、純ガソリンゆえに伸び悩む燃費は気になった。

ここで確かめずにいられなかったのがe:HEVバージョンである。

結果から言うと燃費性能こそ手に入れたが、ハンドリングの楽しさが微妙に悪化してアンバランス感があった。

重たいバッテリーを搭載したことによって前後重量配分が変わってしまっている。これが悪さして旋回時のハンドリングが純ガソリンとは違うものとなってしまったようだ。

ZR-V SUV嫌いも納得できる走りだが、もうシビックでええやん…

「カローラクロスの運動性能に、ハリアーの重厚感とシビックの運動性能を足した高級SUV」

車内空間は上質で芸術的で乗り味には上質感がある。

エンジンは低回転域は静かに大人しく、高回転域はVTECパワーでブン回っていく。

なによりもシャシーが凄まじい。SUV嫌いをこの世から消すほどの安定性の高さを誇る。

でも…私はコレ買うくらいなら普通にシビックでええやんとなってしまった。

なぜわざわざ車高を上げて運動性能を下げ、車体をデカくして取り回しを悪化させたるのか…

ただ車体サイズゆえに取り回しの悪い場面があることや、高負荷コーナリング時に段差を超えるとSUV特有の足回りが暴れ出すような動きが出るという弱点を持つ。また純ガソリンモデルは燃費も伸び悩む。

S660 MUGEN RA

MUGEN RAだからなのだろう、やけに乗り心地が硬かったのを覚えている。

ゆったりとしたイメージとは裏腹に、「コンパクトレーシングカー」という乗り味だった。

コーナリングの中盤以降に、緩やかなオーバーステアが出て来る。

アクセルを抜いたときの「プシュー」という音や、踏んでいった先での加速力など、速さと、官能性共に、いい作りだった。

CR-Z モーターアシストでダウンヒルコーナリングが鬼のように速い

「2023年に買うクルマ」としても普通に通用してしまう最強のコスパと、軽さ&小ささ&独自の足回りが生み出す驚異的なコーナリング限界。

そしてホンダ特有の高回転域で気持ちよく刺激的に加速していくエンジン。

これら全てを併せ持った最強の総合性能を誇るマシンだろう。

ターンインの際に荷重移動が上手く決まると、吸い込まれるようにインへと曲がっていく。

まるでモーターから回生減速を入れることで遠心力を打ち消しているかのような旋回だ。

汎用性ならCVT。楽しみなら6MT。

フィットRS e:HEV 燃費・価格・走り 全てが天使のフィット

230万円という驚愕の新車価格・リッター30を超える燃費・上質な内外装・鋭い加速性能・圧倒的な実用性。

すべてが完璧だ。この値段でこのクオリティは説明がつかない。一生の相棒に出来る一台。

シャトルハイブリッド

グレードによるものもあるが、まさに商用車といった感じだった。

最適なサイズ・軽さ・燃費の良さ・本体価格の手頃さ・行安定性の高さを持つ。

フリード 見かけに反してVTECロケット

ファミリーカーのクセにやけに荒い運転をする人が多かったので気になっていた。

結果、「ただののっぽだと思っていたらVTECロケット」だった。

弾けるようなVTECの加速と、軽さのあるボディー。

ロール自体は大きいが、その先で収束させて安定を保つ挙動。

なによりも走りが良さ過ぎるのだ。第二のリビングのような内装や広い車内も素敵だった。

ステップワゴン デカいクセに身軽で驚くほど運動性能が高い

こんなに見た目がデカいくせに、走り出しから軽くてむちゃくちゃ運動性能が高い。

ライトウエイトスポーツを名乗れるんじゃないかという動きの良さを持つ。

ミニバンでもここまでやれるのかと驚いた。

エンジンを停止させる際、プッシュスタートボタンを長押しする必要があるのが難点。謎設計だし不親切すぎる。

honda e

未来感にあふれる内外装であったが、実物を見てみると「有り合わせで作った感」が意外なほど強かった。

悪く言えばガッカリするが、現実と理想とのバランスの取り方は上手かったように思う。

ディジタルミラーは使いづらく、加速力がある割に急加速中の走行安定性には不安定が残る。

なにより航続距離は短すぎて本体価格が高すぎる。

マツダ

デミオ

mazda2と基本的には近い。

誰でも買える価格に乗りやすいサイズに元気よく回っていくエンジン。

mazda2と比べるとアシがしなやかに動いてくれるので乗り心地も良い。

レザーシートが選べたり、ディーゼルモデルがあったり。

私も買ってみようか悩み続けている。

mazda2(乗り心地はデミオから悪化)

コスパ最強だ。

なによりエンジンが良い。官能性や出力に燃費まで両立している。

内装も「安い車」として潔くコストカットしているが、デザインや造形にマツダ車の設計思想が詰まっている。コスパ最強クラスの一台だろう。

しかしデミオと比較して乗り心地が大きく悪化してしまった。

デミオのアシはしなやかにストロークしてくれたが、mazda2は硬い。

またデザインからも生き物っぽさが無くなった。個人的には中古でデミオを買う。

ロードスター

「オープンカーとしては最高に楽しいが、攻め込んでいった先の挙動が危なさ過ぎる。」というのが感想だった。

曲がり初めをスイスイ入らせるために、高負荷域で制御できなくなるほどのオーバーステアが顔を出す。

スポーツカーだけど、あんな挙動でアホみたいに飛ばしたら事故るに決まっている。

あくまで風を楽しみながら流すだけに留めておくことだ。

CX-30

「手頃な価格でマツダの特異性を味わえる、コスパの良さが光る一台。」と言えば聞こえは良いが、弱点はある。

もっこりしていて運転しづらいし、低価格帯なのに高級感を出そうとするせいでガッカリ感が強くなってしまっている。

SUVとして車高が上げられている割に乗り心地は良いと言えない。

その割に高負荷域では不安定感が顔を出すし、旋回初期に腰高な動きが出てしまう。

雪国通勤用でも無い限り「普通にデミオかmazda3を買えばいいやん」という感想を抱いてしまった。

オシャレな街乗り車として割り切るなら、CX5ほどデカくなくCX3よりは車内空間が広く、バランスも良いだろう。

CX-5(オシャレな都会のアシとして上質)

内外装は高級かつ上質で、新車価格を考えれば非常に良く出来ている。

あまりハードに走らないなら、スポーツカーのように楽しむこともできる。

ただ攻め込むと鈍重&高重心な動きが出てしまうので「そんな領域で走らないわ」という人向け。

CX-60(デカい版ロードスター)

CX-5やCX-30の走りから鈍重なイメージを受けていたが、実際に運転してみたらロードスターだった。

図体のデカさからは想像も付かない俊敏な走りには驚かされるが、雨の日に乗るにはフラフラすぎて怖い。

加速性能も異様に高く、ウエット路面を攻めるにはタイヤグリップが足りない。

mazda3 ファストバック

このマツダ車はコスパ最強だと思った。なぜ評価されていないんだと、素直に疑問に思った。

ガソリン車としての官能性、値段不相応な装備、価格以上に上質感ある車内空間。

特にガソリンエンジンは、なんならロードスター以上に元気で、ブン回していて戸惑った。

だが売れていない。どういうわけか、買っている人がほとんど居ない。

日産

フェアレディZ(Z34)

「快適性、乗りやすさ、官能性、コスパ。全てがR35の上位互換。」

フェアレディZといえば、どうしてもGT-Rと比べて、影が薄いような気がしていた。

またフロントノーズが長く、運転しづらいような予感がしていた。

だが、車幅感覚はとても掴みやすく、エンジンは官能的で自然なフィーリングで、普通に乗り心地も良いGTカーだった。

GT-R (2017)

なにを隠そう、一時期だけ、私が所有していたモデルなのだが…

「乗り味が悪すぎ。パワーはただあるだけ」

という悪いイメージだけが残る。段差を超えるたびにダンダン跳ねるので、市街地で乗ってても楽しくはないし、高回転域でただドカンと吹っ飛ぶだけだから、加速感も不自然だし、車体がデカすぎる。それに、悪目立ちしすぎる。

2020年式以降で、この乗り物として取るに足らない快適性が、改善されていることを願うばかりだ。

サクラ

軽規格に収まらない完成度の高さを持つ、新時代の到来を実感させるEVだ。

新車価格が高いだけあって、装備や車内空間は優美。

またタイヤ幅自体は細く、軽自動車である割には車重も1.3トン近くあるクセに、タイヤが狂気的なグリップを発揮して、高負荷域でも物理的に理解不能な踏ん張りを見せる。

トルクでグイグイ引っ張られるが、所詮は軽規格だからか絶対的な加速性能自体はそこまででもない。

スバル 

レヴォーグ 買うなら最上位グレード一択

先に最上位を作ってから、値段とグレードを決めてからそれに合わせてコストダウンしてラインナップを拡充する」という開発手法を取ったように見える。

そうでもないと説明が付かないようなガッカリポイントが無数にあった。

内装のスイッチ類は見かけほどの高級感があるとは言えず、ナビの反応も遅延が目立ってしまう。

ハンドルは径がデカすぎて軽すぎる。

またショックアブソーバーが悲惨だ。段差を超えた直後の突き上げは硬いくせに、減衰がゆるゆるなのでちょっとでもスピードを上げてしまうと不安定さがでる。

全体のバランスが全く取れていない。レヴォーグを買うなら最上位グレード一択だと思い知らされた。

レイバック(スバル社の集大成)

エンジン、ハンドリング、足回り、デザイン、車内のUI設計。

ありとあらゆる要素が高次元でまとめ上げられている。

それぞれに他のスバル車と共通する要素が多く、スバル味が定番化したのを感じる。

しなやかに動くがビシっと安定する足回りや、EVのようなトルクが出るが高回転は気持ちよく伸びるエンジン、クセのないニュートラルなハンドリングが非常に好印象。

インプレッサ 2010 WRX STI)軽いだけの車体とパワーだけのエンジン

内装は安っぽくフレームは貧弱。エンジンはただパワーだけ出る。典型的な安かろう悪かろう低価格帯スポーツカーとなっている。

軽いだけのシャシーにパワーだけドカンと出るエンジンを乗っけた危険な車。

これとWRX S4が比較されて「劣っている」と評価される意味が分からない。

インプレッサスポーツ

高回転域の陶酔感は相当なもので、ステアリングにもダイレクト感があり、アシは初期の突き上げこそあるが、しなやかにストロークして乗り心地が良い。

値段まで踏まえて考えれば、総合性能はトップクラスの一台だろう。

WRX S4(速すぎ&シャープすぎる地上の戦闘機)

世間では不評なようだが、実際に運転してみて人生トップに感動した一台。

まず加速・トルクともに素晴らしい。駐車場内を徐行している程度でも底知れぬトルク感を感じられ、ベタ踏みすればスーパーカーと同等の加速で吹っ飛んでいく。

ハンドルはわずかに動かすだけでクイックに追従する。乗り心地の快適さもしっかり担保。車体サイズが大きすぎないので細い道でも好きなラインを描いて行ける。

フォレスター SUV界の「手本」

抜群の悪路走破性については言うまでもない。

これに加えてフラット&ニュートラルで地を這うように曲がっていく旋回性能の高さや、遮音性にも優れたフレーム、どこまで踏力を掛けても全くロックしないブレーキ、モータートルクをフルに活かしたハイブリッドシステム、スピードを上げて行っても快適性と安定性を両立したショックなど、SUVとして最高峰のコストパフォーマンスを持つ。

乗っていてこれこそが手本だと感じた。

三菱

ランエボX(速すぎて公道では限界性能を測定不能)

ずっと乗ってみたかったランエボX。

2010年式のインプレッサWRXSTIと同時に試乗したが、勝負になっていないレベルの差が出ていた。

2020年に乗っても不足を感じないボディ剛性に圧倒的な加速力。切れば切るほど曲がっていくような旋回能力。

ちょっとでも踏んだら恐ろしいくらい加速し、免許が無くなる速度を一瞬で飛び越してしまう。

あまりのハイスペックに私が対応できず、限界性能を引き出すことが出来なかった。車体がコンパクトで軽いこともあり、公道で乗るなら体感的にはGT-Rより速い。

スズキ

ジムニーシエラ

シエラの方のジムニーは軽自動車規格を外れ、排気量が大きくなっている。

しかし加速性能は期待していたほど高くはなく、パワートレインとシャシーはあまりにも古典的&本格的を極めている。

乗り心地は正直言って悪いもので、大半のユーザーは街乗りメインなのに設計がオフロードを想定しすぎ。

一部の林道&オフロードユーザーでも無い限り、「買ったはいいけど思ってたのと違う」となっていそうだ…

ハスラー

ジムニーの乗り心地があれだけ悪いなら、ハスラーはどうだろうかと思い、検証することにした。

結果、乗り心地は軽ハイトワゴンっぽいが、ダンパーの伸縮は感じられる。

また、ISGのアシストのお陰で、どういうわけか異常に燃費が良い。

コスパ最強の市販車のうちの一台となるだろう。

メルセデス 

ベンツ B180

内装が異世界。「ベンツという名に掛けて、車内空間への妥協は許さない。」弱点を見つけられないほど、目に見えるところ、手で触れるところの装備が完成されている。まさにメルセデスベンツ・ブランドの、走るモデルルームだ。

ステアリングやトランスミッション、初期からゴツゴツと硬いアシには言いたいこともあるが、「ベンツって凄い…」と、素直に感動してしまうほど車内空間が良かった。

免許を持ってない人でも、借りて車内に座って、味わってみて欲しいほど良い。

ベンツ・GLAクラス

「ちょっと優雅なクルマにコスパ良く乗りたい、適度に節約してる40代以上の女性向け」というイメージに対して、驚くほど的確でビビる。

SUVである割には動きも安定しており、ちゃんと持ち上げられているぶんを快適性にも転換できており、コンパクトサイズゆえ運転もしやすく、コスパも良い一台だった。

ベンツ・SLK200

赤いオープンカーである、SLKクラスだ。

内外装と機会的な部分に古さが隠しきれないが、それゆえの古典的なベンツの世界を見せてもらえた。

もうすぐ壊れそうな、「このクルマ大丈夫?」という感じが拭えない。

ベンツ・Gクラス G350d

ゲレンデこと、ベンツのGクラスだ。

信じられないほど車体がデカく、視点が高くて驚いた。

大きすぎて、慣れることが出来ず、絶望して泣きそうになったことを覚えている。

だが、背が高い割に走りは安定しており、物理的なサイズ自体も小さく、世界の見え方が変わるような、面白い一台だった。

BMW

118i M sports(上質すぎる総合点)

Miniとシャシーを共用しているFFベースの1シリーズのMだ。

内装の上質感とステアリングのもっちり感、ライティングの美しさは高級車の次元にある。

走りも格別で、安定性と快適性を両立。

タイヤホイールが上に一回動き切るとそこで動きを消す。ブッシュを使って抑え込んでいるような動き。

アームを長く取ることで、「アームが30度動いたら揺れを消す」という設定にしてもストロークが長く担保される。

X1

記事内でもボロクソに言っているが、内装のコストダウンがあまりにも酷い。

100万円くらいブランド量がてら利益を取ってから、残ったカネで目に見えるところだけ貧乏人向けに適当に粉飾して、見た目だけBMWファミリーに紛れ込ませた。

といったイメージが強かった。私の感覚では、こんなものBMWではなく、BMW社が稼ぎの門戸を広げるための商品でしかない。

年次改良と共にどこまで改善されたか、しっかりと評価したいものだ。試乗車探し中。

アウディ

TT

これは速かった。行動最速級に速い。

それでいて「アウディフィルター」と称したくなる快適性や静粛性も持つ。

楽しいかと言われると「ターボと軽さを使ってただ速いだけ」という印象が否めない。

しかしイメージとは裏腹に非常に刺激的なマシンで、個人的にはMFゴーストに登場していない理由が理解できなかった。

フォルクスワーゲン

T-Cross(俊敏&フラットだがエアコンとナビの操作系が酷い)

1700ミリ台に収まるサイズと300万円台の新車価格にオシャレな外観を持った魅力的なコンパクトSUV。

排気量は1リッターしかないのに異常に加速が速く、実用域のトルクにも溢れている。

徹底的にロールを抑え込んでいて、曲がり始めの動きに影響が出ているレベル。この安定性のおかげでスポーツカーに勝るような圧倒的な運動性能を手に入れている。

しかしナビの操作系や誤操作を連発させるタッチパネル、左ハンドル仕様の使いまわしや電動パーキングが未搭載であることなどは残念。目に見えないところにコストが回っているようだ。

テスラ

モデル3 スタンダードレンジプラス(突き抜ける加速と感動のニュートラルステアと肌触りの良さ)

乗ってみて「買いたい」と本気で思うほど良かった一台。

自動運転で乗せられるだけかと思いきや、トヨタのGR系と、クラウンセダンを足し合わせたような、一体感があり、安定感も抜群な走り。当然ながらモータートルクで加速も鋭い。

ただ、最廉価グレードということで、加速力と、カーオーディオの音質は明確に劣っている。

ヒュンダイ

IONIQ 5(フィーリング最高で加速も速いがブレーキが弱すぎる)

重厚感に溢れた韓国EVだ。

まずデザイン、顔つきはカッコよく、後方からはディジタルチックな造形に遊び心を感じる。

車内空間も暖かさに包まれており、EVとしての良さに溢れている。

加速自体は速いが重さが隠しきれていないこと、ブレーキが絶望的に効かないこと、高負荷域でSUVの悪いところが出ること以外、ふつうに良かった。

ネッソ(高級感があって乗りやすいが日本に買う人が居るのか…)

新車価格が約750万円。狂気的に高い幻のヒュンダイの水素車。

内装は高級かつ近未来的で、ちょっと大柄でもっこりとしているが乗りやすいと言えなくはないSUVのサイズ感。

水素車の走りの良さも味わえる。

カーナビが使えないことと、この見た目で800万円近く掛かること。

同じ水素ならトヨタのMIRAIがあることなどがネックで誰も買っていないと予想される。

MINI

クーパー(見た目と剛性感は良好だが見た目だけ感が拭えない。)

ボディーの剛性感と、内装のオシャレさは良かったのだが、正直、見た目以外の価値を見いだせなかった…

車体が小さい割に走りがガッチリしているし、外車である割にかなり安く買えるので、荒い運転をする人がかなり多い印象。

ボルボ

C40リチャージ(SUV版電動GT-R)

ルーフが寝ているだけのXC40だと思ったら大違い。

吹っ飛んでいくような圧倒的な加速性能を持つが、その中ですべてを制御できるようなコントロール性・安定性も併せ持つ。切った瞬間ロールが収まる。タイヤグリップを公道で使い切りながらかっ飛ばせるぞ。

乗り心地はXC40と比較すると悪くなっているが、慣れれば「硬め」で済む範囲に収まる。

XC40リチャージ(速すぎて危険だがオーナーが羨ましい旅のパートナー)

C40リチャージよりもトルク自体は小さいのだが、加速感が怖すぎる。自重しろよと感じるレベルで危ない。

アシは完璧だと言えるレベルの快適性を誇るが、そのぶん飛ばした先で命の恐怖が出てくるような速さとなっている。

しかし実用上充分であり、過剰な加速性能さえ抑え込めば最高の旅のパートナーになる。

ジャガー

XF

最上位グレードが1000万円で売られていたイギリスの高級セダン。

木目と光沢を抑えた銀メッキの組み合わせは次元違いの高級感を生み出しており、イギリス車の世界を存分に感じることが出来る。

私が乗った最廉価グレードのエンジンは3リッターV6NAであったが、排気量の割にはあまり速くはなかった。上位グレードへの誘導のために出力を抑えていた印象を受けた。

踏んでいくと6気筒エンジンとしての官能的な音色を奏でるが、走り出しや始動時はアメ車のようなドロドロとした音を出す。遮音性が高すぎてエンジン音がほとんど聞こえてこないのが少々残念。

足回りは日本車とドイツ車の間を取るようなもので、ガチガチではないが高速安定性をしっかり確保。

ハンドリングはフロントミッドにエンジンを搭載するセダンである割には軽快感に欠ける。重厚感ある大人な走りを演出したいのだろう。

シトロエン・DSオートモービル

DS3(オシャレなキャンバストップが最高だが中身はハチロク)

キャンバストップという非常に珍しいルーフを持つ。

見かけに反して中身はハチロクのような本格派スポーツ。

もともとMT限定だったところにATを追加設定しているため、流石にATでは制御が荒い。MTで乗りたい。

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