【公称値から43%減】bz4xで高速をブッ飛ばしたら航続距離の減りが酷すぎた…

試乗インプレッション

bz4xを借りたら一度やってみたいと思ったのが、120km/hオーバーのオービスが光るレベルの超高速巡行時の航続距離の下がり具合の検証である。

中央道のようなアップダウンの激しい山道が続く知多半島道路を、深夜に大雨の中でカッ飛ばした。

具体的に何km/hで走っていたかは言えないが、オービスが光るスレスレであり、クルーズコントロールの設定速度の上限のさらに上で流し続けた。これ以上無いくらいの超高速走行であった。

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電費は4.5km/kWh(222Wh/km)

80%でステーションをスタートしたが、約50km程度の走行で59%まで減った。

これだけ考えると50km走るのに20%。100%ぶんで250kmの航続距離となる。

結果としての電費は4.5km/kWh(222Wh/km)だった。

なお深夜の市街地をゆったり走った区間が含まれているため、実際の高速電費はもっと悪いことが予想される。

バッテリー容量は71.4kWhだ。

0.222kWhで1km走れるので、71.4kWhあれば321km相当になる。

さっきの計算と航続距離が異なるのは、表記上の0%の下にバッテリー内部に電気を残す設計となっているから。

トヨタの公称値と比較:WLTCモードから43%減

Gグレードの4WDのWLTCモードの航続距離は567kmなので、公称値から43.3%減である。

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なお空調は控えめに設定していてコレなので、暖房消費が激しくなる真冬ではもっと悪化されることが予想される。

他のEV系YouTuberの実験結果と比較

EVネイティブ氏の動画にはbz4xの実走行テストのデータが記録されている。

【トヨタEVシフトの真実】アリア・テスラに負けていると言えるこれだけの理由〜「トヨタbZ4X AWD」の真冬の航続距離を日本一正確に徹底検証

私の電費は4.5km/kWhであったことを頭に入れておいて、以下の表を見て欲しい。

最も近いのは表の真ん中であるAWDグレードのHighSpeedTestだろう。

平均車速115km/hで走った結果、4.0km/kWhの電費を記録している。

bz4xの高速巡行時の電費低下率は約25%

EVSmart氏の検証動画に、一般的なペースで長距離を走った際の電費が含まれている。

トヨタbZ4Xリベンジ!充電制限無しで東京→青森ドライブできるのか!?【日産アリア ヒョンデIONIQ5 テスラモデルY トヨタbZ4X EV充電 】

これによると5.7km/kWhだと記されている。

なお800kmを13時間で移動する際の平均速度は約61km/hであるため、平均巡航速度の75.3km/hは充電・休憩時間を省いたものである。

4.0kmkWhから考えると、高速巡行時の電費低下率は29.8%である。

4.5kmkWhから考えると、高速巡行時の電費低下率は21.05%である。

この2つの数値の平均は25.425である。

とりあえずまとめると、巡航速度を約75km/hから約110km/hまで上げると電費は25%下がると言えそうだ。

bz4xの真冬の電費低下率は15.78%

上記の表の一番左と真ん中は、平均車速がほぼ同じ。

気温は-3~-1℃と15~17℃の違い。

しかし電費は4.5km/kWhから3.79km/kWhまで低下している。

この減少率は15.78%になる。

真冬に高速道路を飛ばした際の電費低下率は40.78%?

上記2つの電費低下率を足すと40.78になる。

真冬に高速道路を120km/h級のスピードで飛ばすと、航続距離は約4割減になると考えられそうだ。

真冬は暖房と巡航速度を抑えることが重要となるだろう。

なお気温が40℃を超えるなかで太陽光線が降り注ぐ、炎天下の真夏日でも同様の冷房によるエネルギー消費があるとも言われている。

急速充電器に30分繋いだ際の回復距離を求めてみた

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