MTが50万円で買える?元気の良いデミオを本気で検討する

試乗インプレッション

まず、以下の画像を見て欲しい。

実はマニュアルのデミオ、「コミコミ50万円台で買える」のだ。

最安値の個体は修復歴アリだが、それでも距離は6万キロ台。

現代車にとっての6万キロなんて、「まだまだこれから」だろう?

そして、タイムズカーシェアでは、「mazda2」に限らず、「デミオ」の方も取り扱っている。普通に乗れるのだ。

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基本的には同じクルマだが、中身は違うかもしれない。

本気で購入検討するため、ついでで乗りに行くことにした。

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試乗車のスペックについて

「1500ccのガソリン」ということしか分からなかった。カーセンサーでグレードごとに調べた結果、新車価格約139万円の「15C」であると予想される。

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  • サイズは4060×1695×1500mm
  • 車両重量は1050kg
  • エンジンは1.5リッター直4自然吸気
  • 最大出力は6000回転で110馬力
  • 最大トルクは4000回転で141Nm
  • 燃料はレギュラー
  • タイヤサイズは前後とも「185/65R15」
  • 最小旋回半径は4.7m
  • FFの6AT

なお、1.5リッターのディーゼルエンジンも選択可能であり、その場合は1500~2500回転で250Nmの最大出力を得られる。

外観について

うむ。実にデミオだ。

むしろ、なにを言えば良いのだろうか。

特別感は薄いかもしれないが、私は良いと思う。

ポジション球だけ光らせてみたところ、かなり独特な見かけになった。

どうでも良いような話だが、テールゲートは底面部に指を突っ込んで開ける。

マツダのことだから、デザインを気にして隠したのではないだろうか。

内装について

「mazda2と何が違うんだ」と思っていたが、個人的には大きな違いを感じた。

運転席に座ってみて、実にスポーティーだと感じる。

特に面白いのが、光沢あるカーボン柄で伸びていくダッシュボードだろう。

安心と信頼のマニュアルエアコン。CDを挿入する口があるのが驚きだ。

なお、曇り取りのために、いちばん右まで回転させるのがたいへん面倒である。

シフトノブもシンプルだ。Dレンジから右に倒すとマニュアルシフトが可能で、シフトダウンが上側になっているのがマツダらしい。下側にはスポーツモードへの切り替えスイッチもあり、元気なエンジンを存分に楽しめるぞ。

樹脂樹脂しまくっているセンターコンソール。使い勝手は微妙かもしれない。

例によって、エアコン吹き出し口だけやけに上質だ。中央を回して、物理的に閉めることも可能。

mazda2と同じく、ミラーやパワーウィンドウのコントロール部もカーボン柄で装飾される。

ステアリング左側はオーディオのリモコン関連。

右側には何もない。クルーズコントロールが付くのだろう。

メーターはカッコいい造りをしている。mazda2では何故か無かったタコメーターがありがたい。

実走行インプレッション

つい数十日前にmazda2に乗ったばかりではあるが、試乗してみてフィーリングを確かめていこう。

まず、相変わらず走り出しからエンジンの元気が良い。体が持っていかれるほど強く前に出る。

ガソリンのコンパクトカー、いいじゃないか。

乗り心地について

驚いた。2より良くなっている。

具体的には、アシがしっかりと上下に動き回ってくれるので、このストロークぶん、衝撃が抑えられるのだ。

段差で揺さぶられることがあまり無いため、快適に乗ることが出来る。

「硬いなぁ」という2に対して、デミオはアシがストロークするのを感じ取れる。この差は大きい。

パワートレイン

小排気量ゆえ、そこそこ回していく特製になっているため、なおさら元気が良いエンジンが良い主張をする。しかも車重が軽いため、街乗り領域でも本当に元気よく走ってくれる。

かなりのパワー感でもって坂もグイグイ登るが、2速では過剰で、3速ではトルク不足になる。その間が欲しいものだ。

なお、狭い峠道を登っていったが、ベタ踏みにすることは無かった。

mazda2のときもそうであったが、エンジンの元気が良さ過ぎて、迂闊にベタ踏みに出来ないのだ。

ステアフィールについて

ステアリングを切っていくと、気持ちよく軽さを活かして曲がっていく。

ステアリングの直径が少し大きいのと、ハンドル操作に対する応答が僅かにダルいこと、ロール量が少し大きいのはネックだが、もともとスポーツ車ではないと考えれば上々だろう。

エンジンのトルク感と相まって、かなりグイグイと、急勾配にも急カーブにも飛び込んでいける。

一言でいうなら「頼もしい」のだ。

まとめ

総じて、「安いが故の作りの荒さを元気さに変え、軽さと小ささを活かして狭い峠を楽しく爆走する」という中身のクルマであった。買ってしまおうか…

コメント

  1. タツノオトシゴ より:

    2018年にマイナーチェンジをして、ガソリンエンジンの排気量が1300ccから1500ccにアップしています。その頃よくカーシェアで乗っていて、たった200ccの差ながら、1500の方は随分余裕ができた気がしました。気のせいかもしれませんが、買われるなら気を付けたほうが良いのかもしれません。

    • アバター画像 Tanka-Carbon より:

      コメントありがとうございます。
      確かに200cc差は大きいですね。
      200万円以下で買えるコンパクトカーなのに、大きな加速力を与えられたことは素晴らしいなと思います。

      私にとっては、
      ・1500ccのエンジンパワーは過剰に感じてしまったこと
      ・YouTuberとしてのライフスタイル上、安く買って後からイジる方が合っていること
      から、おそらく買うならば、安い方を選ぶことになると思います。

      ディーゼル含め、選択肢が多数用意されているのは嬉しいものですね。

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