ジムニーノマドにおいて気になるポイントである5.7メートルの最小旋回半径を実車を借りてきて検証する。
CX-60で5.4メートル、アウトランダーで5.5メートルであることを踏まえると大型SUVよりも悪い数値だ。
実車をレンタカーで借りてみて、やはり小回り性能は悪いと感じた。
以下のgif画像を見て欲しい。ごく普通のUターンだが切り返しの回数が多いだろう?

こちらは右斜め手前にターンする場面だが、曲がり切れずに一回切り返している。

右折だからまだよかったものの、ここを左折しようと思ったら対向車線を封鎖した上に複数回の切り返しを要求される可能性がある。
家の近くにこういう交差点があったら購入を見送るレベルの小回り性能だ。
こちらではフッツーに右いっぱいにハンドルを切ってUターンしているが、そこそこ広い駐車場なのにプリウスにぶつかりかけている。

全長自体は3890mm。
4メートルもないというコンパクトサイズだ。
全長は短いクセにUターン時の切り返し回数が多いという事実が、最小旋回半径の大きさによる取り回しの悪さを表している。
これに加えて2つ、面倒なポイントがある。
- 低速時にハンドルが重いこと
- ハンドルの要求回転量が多いこと
ジムニーには珍しくボール・ナット式のステアリングが採用されている。
コイツが非常に曲者だ。
ただカーブを曲がるだけでもハンドルをたくさん回さないといけないのだ。

油断してたら曲がり切れなくなりそうなレベル。
ジムニーノマドの統括的なレビューは以下の記事にて。