ガラスでここまで表現できる!?富山市ガラス美術館で見た表現の幅の広さ

ドライブルート・施設紹介

富山市の中心部に位置するガラス美術館。

斜め方向に広がっていく館内の構造やガラスに特化した展示が美しい、ぜひ一度は訪れて見て欲しいスポットだ。

富山市ガラス美術館 – ホームページ
富山市ガラス美術館のホームページです。富山市ガラス美術館は、富山市が約30年にわたり進めてきた「ガラスの街とやま」を目指したまちづくりの集大成とも言える施設です。
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館内の光景

ガラスの美術館だが、木の板を組み合わせた内装となっている。

非常に天井が高い。4~5フロア分の吹き抜け。

こういう空間の使い方をする建造物は滅多に見ないものである。

エスカレーターを昇っていくとこのような景色が見られる。

逆に上層階から見下ろすとこれ。

エスカレーターを基準に斜め上方向へと昇っていく。

外観

幻想的な内装に反して、外から見た際の建物の造形はそこまで派手ではない。

…いや、色合いが灰色系で目立っていないだけで、普通のビルだと考えると相当独創的な形状であるが。

正面を路面電車が通っているため運が良ければ車両も見られる。

展示内容

内部が撮影禁止となっていたため、公開情報の範囲で話していこう。

公式サイトやGoogleMapから引用していく。

まず最上階から入っていく常設展。

カラフルなガラスを組み合わせて海中を表現したり、咲き乱れる花を表現したり。

鮮やかで現実離れした光景を楽しめる。

この記事を書くまでにかなりの期間が開いたため記憶が薄れかかっているが、ガラス1つでこんな表現が出来るのかと何度も思った。

曲面で構成された岩石を直線でぶった切り、人工物であるガラスを埋め込んだ作品が非常に印象的であった。

他にもガラスと他の素材を混ぜ合わせながら加熱することで、膨らんでいく過程をそのまま形にした作品や、宇宙を象徴する十字架のようなものがあった。

最も感動したものがこれ。

まるで神話の世界の大陸のような構造物が何個も吊り下げられている。

大陸と呼ぶにはスカスカだが、雲に分類するには重量感がありすぎる。

居酒屋で出てくる揚げせんべいのようでもあるし、綿あめっぽくもある。

しかし実物は非常に大きい。

地球人が作ったとは思えないレベルだ。

また各フロアにも様々な展示物がある。

これは金魚鉢の側面を使って木を表現したもの

これは分厚いガラスの中にカワセミやサクラなどの日本の四季を象徴する要素を埋め込んでいる。

この空間の記憶を3D化して保存するような行為を見て、個人的には宇宙戦艦ヤマトのイスカンダル文明を思い浮かべた。

いつも自動車や家の窓のガラスにしか触れていないが、製法次第でここまで美しい表現が出来るものかと何度も何度も感動させられる。

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