窓からこんな景色が見られる道があったら、ぜったいに走ってみたいだろう。
今回紹介するのは「エンゼルライン」という、琵琶湖の北東にクルマで約45分。
日本海沿いの山を駆け上がり、若狭湾と半島・太陽と雲のライティングが織りなす「天国」と呼ぶにふさわしい景色の道である。
なおこのエンゼルラインは夜間は封鎖される。
閉鎖時間が変更されている可能性があるので詳細は行くタイミングで確認してほしいが、だいたい夜の19時~翌朝8時あたりは閉じられている。
最高のドライブウェイながら走り屋の跡が少なく、怪我されていないように感じたのも納得である。
なお近くまで来たら、「道の駅 三方五湖」にも寄ってみよう。
5つの湖が織りなす周辺環境を味わいつつ、あわよくば有料道路の三方五湖レインボーラインも走ると良い。
「食祭海道」と呼ばれる国道162号線から泊小浜停車場線に入ると、いきなり絶景がお目見えだ。
地面とほぼ同じ高さに水面がある道を、気持ちよく走っていくことが出来る。
しばらくすると、油温がみっちり上がるヒルクライムへと入っていく。
このあたりがゲートになっている。
標識に「19-7」と書かれていたのは、現在の通行止め時間だろうか。
ココをすぎるとしばらくは山中のヒルクライムだ。
傾斜はそこそこあるが、道路幅は十分に広く路面状況も悪くはないため快適に走れるだろう。
本宮山スカイラインのような「いつ倒木やシカ・土砂が襲ってくるか分からない」的な恐怖心はあまりない。
ちなみに冒頭の写真は、この直線区間で撮影した。
安全に、迷惑を掛けずにクルマを停められそうな場所はここの路肩にしか見つけられなかった。
この道は頂上の展望台へ通じているなので交通量は皆無だが、景色は頂上で見られる。ここは進もう。
途中の広い路肩の時点で、息を呑むほど美しい景色が広がる。
眼下に広がる湾と山脈と雲。感動モノだ。
この場所には「霊石:大神岩/おおかみいし(狼岩)」という見るからに厳かな岩があるが、どうやら縁結びの神様であったらしい。
頂上は分岐が変則的だが、左に入るといいだろう。
展望台が三段空母のように連なっているため、混んでいる時期にも駐車場所の確保自体は出来そうだ。
ここが一段目。
比べると「他が埋まっていたら来る」程度の場所だが、充分にいい景色だ。
「さあ景色とともに写真を撮って」と言わんばかり。
日本海の島たちは本当に美しいものだ。
平日の昼間であったからか、異常に空いていて絶景を独り占めできた。