【岐阜・揖斐】徳山ダムの「最果て感」に思いを馳せる現実逃避ドライブ【国道17号線】

ドライブルート・施設紹介

今回紹介していくドライブルートは、徳山ダムへと至る道だ。

数十分と掛からない道のりであるが、お城や野良猿の集会場など、いくつも面白い景色が広がる。

というわけで初めていこう。

実はこの道は、以前紹介した国道303号線からの分岐である。

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国道303号線からのアプローチ

以前は西から東へと向かっていたが、今回は東側からアプローチする。

横山ダムの脇の管理事務所の脇を登っていく。

いま気づいたが、右側に謎のトンネルがある。

これは一体なんなのだろうか…

さて、いつもはこの交差点を左折して橋をわたっていくが、今回は直進だ。

左から来るクルマには注意しておこう。

「大半のクルマは橋を渡っていくものだ」という認識があるため、脳死で直進すると事故らされる危険がある。

さて、ここまでは直線の長い国道であったが、ここから先は一変する。

道路幅が狭く、過激なウネウネ道になる。

そして、朝5時半ごろの時間と関係があるのだろうか、異常なほどに野良猿が多かった。

大きくねじれ込んでいくようなうねり。

本当にそこらじゅうにお猿さんが居て、天然の動物園のようであった。

山間部に行けばシカがいつでも居るし、野生動物には困らないエリアだ。

ここなんて凄いぞ。

狭い道のなかで的確にドライビングラインやコーナーのキツさを見切り、地元民に負けないペースで走ろう。

私のお猿さんコレクションは続く。

少し進むと、奥に橋が見えてきた。

「新川尻橋」と言うらしい。川沿いをひたすら北上する。

この橋からは、天然のグランドキャニオンに、苔が生えたような景色が見られる。

ただ車道を走っているだけでは見えづらいので、いくならぜひ覚えておいて欲しい。

標高も高いため、雲も身近に感じられる。

こんな景色の左カーブを気持ちよく走る。

この先、トンネルも増える。

これ以上北上したって、ダムと人が住んでいないような地域しか無いのに、かなりコストを掛けているようだ。

トリッキーな道は続く。

長い直線が続いたと思ったら、

いきなり急カーブになる。道路幅もほとんど余裕がない。

謎すぎる建物。ガラスは一部が割れているようで、内部も剥き出しだ。

急カーブの先でいきなりセンターラインが消える橋。

対向車注意だ。

トンネルというか、土砂崩れからのガードのような構造物も出てくる。

謎の鉄橋のような構造物。こういう物が多いのもこの区間の魅力だ。

誰か深夜に突っ込んだのか、コンクリートブロックに、これでもかと反射テープが貼ってあった。

相変わらずウネウネしまくっている。

奥に見えてきたのは、なにかのコンクリート工場らしい。

この先には徳山城があるので、右折して寄っていこうと思う。

ここで右折する。

個人的に年季が入った大型工場が大好きであるため、思わず写真を撮ってしまった。

ストリートビューで見るよりも詳しい情報は写っていないだろうから、問題はないと信じたい。

こちらはトラックで何かを搬入できそうな構造物に見えるが、ガードレールで入り口が封鎖されている。

本当に興味深く、見ていて飽きない。大好きである。

さて、しばらくは工場っぽい敷地の脇道を走る。

大丈夫だ、たぶんここは公道である。

奥にお城が見えてきた。

このあたりにはキャンプ場がある。温泉施設もあるらしいが、私も詳細は分かっていない。

藤橋城・西美濃プラネタリウム周辺

ここの駐車場は自販機もトイレも飲食店もあって、休憩に最適であったが「クマが目撃されたため閉鎖中」といった旨のことが書かれていた。

駐車禁止とは書いてあったが、どうせ誰も来ない時間帯であったので一枚だけ撮っておいた。

藤橋城の他に、プラネタリウムも、藤橋歴史民俗資料館もある。

暑さが一段落したら、ふとした瞬間に来てみたいものだ。

さて、戻るとしよう。

ここで左折すれば本線だが、今回は橋を見るために寄り道する。

これだ。どんどん橋と言うらしい。

オレンジ色でてっぺんが装飾されて、なかなかに特別感のある見栄えだ。

この先はキャンプ場になっているようだったため、邪魔しないように身を引いた。

Uの字の急カーブを抜けて、本線へと復帰する。

ここを右折だが、少し危ないところなので注意。

北側からはスピードが乗る下り坂。南側からは視界は悪いものの高い旋回スピードが出るコーナー明け。最悪の立地である。

窓を開けて音でも聞きながら、アクセルは強めに踏んで出よう。

なお、もし入った直後に速いクルマに追いつかれたら、即座に譲っておくことをおすすめする。

徳山ダム周辺

このあたりから急カーブのウネウネ道では無くなり、トンネルと橋を用いながらダムの上部へ向かって高度を上げていく。

徳山ダムはこのあたりの右側にある。今回は閉まっていたが、開いていれば駐車場に入ることも可能だ。

この先の「最果て感」が良いのだ。

そこそこの長さのトンネルを抜けると…

見えてきたのは「徳之山八徳橋」だ。

ついに来た、徳山湖である。

「駐停車はご遠慮ください」という旨の看板こそあるが、この交通量の少なさと見晴らしの良さには、おもわず停めたくなってしまう。停めなかったが。

ここまで来ることができると、「秘境感」が素晴らしいものである。

今回の目的地はこの先なので、このまま直進する。

少し進むと交差点が出てくる。

実はここを右折すると、狭い峠道を通ってから、157号線までアクセスすることが可能なのだ。

こちらの記事で走った道である。また来るかもしれない。

さて、左奥の山肌が朝日に照らされ、とても美しい景色が広がる。

トンネルを抜ける度に、わずかに景色が変わって最高だ。

こんなところに公衆トイレがあるらしい。

私は以前来たことがあり、「このぶん帰らなきゃいけない…」と少し面倒な気分になっているが、「最果て感」という言葉は本当によく似合っている。

かなり長い直線だ。

実はここを右折すると「櫨原展望台」というスポットに行くことができる。

クルマ一台がギリギリ通れるような道路幅を、なんとか登る。

プリウスサイズでも余裕が無い。

来た。そんなに大したものではないが、立ち寄っておきたいスポットである。

こんな感じの景色が見られる、ちょっとした高台だ。

このあたりにも集落があったようで、今はダム湖の底である。

今となっては写真撮影スポットでもある。

さて、奥へ奥へと進んでいこうか。

この最後のトンネルが鬼門で、存在が心霊スポットなのだ。

長さも相当なものだが、中盤以降の「霧」が、最大の心霊ポイントである。

序盤の左カーブはまだいい。

いつ行っても、霧のせいで視界が優れないし、長すぎて終りが見えない。精神がやられそうだ。

せっかく奥まで来ても、この先は工事のため通行止めとなっているし、そもそも「道」として走りたくないような本当の僻地となってしまう。

このさきは冠山峠。地獄の国道417号線である。

工事車両の合間で、Uターンするしかないさ。

一応はこういう景色が見られるポイントもある。

岸辺の木が特徴的なのだ。

さて、帰ろうか。

(追記:この先の区間が後日開通致しました。)

おまけとして、徳山会館に寄ってみることにした。

さっきの大きな橋の所まで戻ってきた。

このトンネルの入り口直前で右折する。

少し狭い橋を渡っていく。

道路幅に余裕はないが、湖を近くに見られるので爽快感がある。

一瞬だけ狭い道路を抜けると見えてくるのが、徳山会館である。

まあ今の時間やってないけど。

自販機で飲み物を買いたかったので、駐車場にお邪魔した。

珍しい味のコーラを買って、景色を眺めていく。

意味もなくこういう写真を撮ってしまうの、あるあるだと思う。

どうやらダムカレーも食べられるらしい。立地ゆえ営業日も営業時間も限られるが、いつか来てみたいものだ。

それにしても、クルマが意味不明なくらいに汚れた。どこの影響だったのだろうか。

濃尾平野からフラッと来るにはちょうどいい立地。

いつか来てみては?

追記:徳山ダムに寄る

前回のドライブで行った際は時間帯のせいかゲートが閉じられていたが、後日徳山ダムに行ってきた。

ハッキリ言おう。素晴らしいぞ。

雨に打たれながら、弱くはない風に耐えながら展望台から外を眺めてみるとダムの大きさに圧倒される。

放水されているため見ごたえがある。

ブリジストンのタイヤの展示。

車両は進入禁止だが、徒歩でダムの上を歩いていくことが可能となっている。

ちょっとした展望台まで降りて行ってみたが、ここは正直微妙だった。

木々に邪魔されるし高度も低くなってしまうので、奥まで行く必要はないかな?

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