今回のルートでは、名古屋の北東部である高蔵寺エリアから大自然の川沿いを通って、多治見の市街地を経由して山中へと入り、高度を一気にあげて「道の駅 おばあちゃん市 山岡」へと至る。
かなり変則的なルートを通るため、カーナビを頑張って設定しないとうまく辿れないだろう。
ルートの概要説明
まず高蔵寺駅を抜けたら、中央西線と共に庄内川を北上する。
途中、「千歳楼」という心霊スポット・廃墟の隣を通る。
多治見市内では川沿いを少し走った後、大きく右に曲がって一方通行の道路に少しだけ入る。
その後、「道の駅 土岐美濃焼街道 どんぶり会館」の隣を通り、
目的地である「道の駅 おばあちゃん市・山岡」まで向かうのだ。
もう一度ルート概要を貼り付けておく。
目的地を設定するなら、「多治見市内」→「道の駅2つ」の順に経由地設定を行うと良いだろう。
走行風景
高蔵寺駅の南側の通りを東へ向かってスタートする。
見えづらいが愛知環状鉄道の高架をくぐると、一気に道が狭くなる。
油断してたら事故りそうなレベルだ。
ちなみに、この右カーブの直後にいきなり右折して、「鹿乗橋」を渡ることもできる。
これは本当にカーブの途中でいきなり出てくるし、入り口も狭い。
道をしっかり理解していないと、曲がりそびれてしまうだろう。
こんな具合に、かなり狭い橋だ。廃墟となったラブホが独特の雰囲気をかもしだしている、愛知エリアきっての珍所だろう。
私は直進したが、この先で川の向こう側に渡るまでに、横幅1760ミリでもミラーを擦るレベルに狭い道を通らされるのでオススメはできない。
微妙に撮り忘れたが一時停止のある踏切を渡り、センターラインは無くなる。
しばらくは見晴らしのいい一本道だが、すぐに苦しくなるだろう。
奥に少しだけ見える部分、あのところから一気に狭くなるぞ。
なにかの変電設備でもあるようだ。
なんて言ってたら本当に狭くなってきた。
夏は雑草が道路幅を侵食してくるものだが、この道は酷かった。
まさかミラーを畳むときが来るとは。
GoogleMapでは何も表示されないが、このスペースはなんなのだろうか。
ちなみに、こんなスポットの脇も通る。ここを深夜に一人で抜けるとか怖すぎるだろ…
というわけで見えてきた。この地域では定番の心霊スポットと化した、いまは亡き千歳楼だ。
分かってない人が多いようだが、「肝試し」と称して心霊スポットに入るのはフッツーに不法侵入である。やけに高いバリケードが張り巡らされているのは、それを防ぐためなのだろうか。
なんかRX-8が停めてあったんだけど…?
さて、ここで右折して橋を渡ろう。この先で車が通れる道は無くなる。
なお、この「千歳楼」という心霊スポットは、私が「繰り返しの多いコンテンツ」対策でチャンネルの全動画削除を行った際、いちばん最初に取り上げた場所である。
真横を通っても、入り口が封鎖された廃墟でしか無かったのだが…
昼間に来るとこんな感じ。大自然と相まってなかなかの景色だ。
この橋の東側、信号機の北東側に駐車スペースがあるので、ちょっと寄ってみるのも大いにアリだ。
反対側にも鉄道駅があり、見ていて飽きない。
クルマで通るには狭いけどね。
なお夜間に来ても、ホームの明かりが等間隔で並んでいる景色がたいへん美しい。
というわけで信号機を左折し、しばし新緑の中をハイペースで走る。
深夜に走ってもただ暗いだけだが、昼間に来れば大自然が楽しめるだろう。
私も昼に来ればよかった…
愛岐道路のトンネル。
左カーブの直後に、いきなりラブホが出てくる。
実はこの川沿い、何件もラブホテルがある。都市部に近く、人里から少し離れているという立地が効いているのだろうか。
ストリートビューで見返してみる。
「愛を知る全人類よ!!性技(せいぎ)の力を見せる時!最強サービス集結!! ここがラブホテルだっ!!」
「wow!ワオッ!!多治見LOVE HOTEL ワオッ!!」
草。
さてと、多治見エリアに入ってきた。
川の向こう側の景色が良い感じである。
少しだけ市街地を走る。
道なりに進んでいれば、直角の左カーブがあるはずだ。
並木道の景色を穏やかに楽しめる。
突き当りでちょっと右カーブ。複雑そうに見えるが、ただの道なりで良い。
川沿いをしばし直進。
その後に現れる信号機を右折だ。
一方通行を少しだけ進む。
正面に一時停止っぽいものが見えるが、
その手前で左折する。
ここからはただ道なりに進むだけだ。市街地でありつつも、高度を上げて緑が深まっていく。
白点線の長い直線の脇に、等間隔に植木鉢が並ぶようになったら近い。
ここが「道の駅 土岐美濃焼街道 どんぶり会館」だ。
目的地まであと数分なので私は通過した。ここにはアイスの自販機がある。
稚児岩大橋を通過。そこそこ大きくて見ごたえがある。
「古里」という信号機で右折する。
その先の下川折という信号機でも右折しよう。
カーナビに従えば良いはずだ。
ここからはトルクの見せ所。小排気量泣かせの怒涛の登り坂だ。
かなりの急勾配を、そこそこの時間上り続ける。
右へ左へ、トリッキーなワインディングに急勾配が付けられている。
そして小里城大橋を渡る。
ちなみにこの橋、下から見るとこうなっている。
いやいや、高すぎだろ…
実はコレ、豊田市・猿投グリーンロードあたりをスタート地点として南から来ると、「今からあそこに登るのかあ」という気分を味わえるのでオススメだ。
国道419号線か、このあと紹介する363号線を通ることになるだろう。
というわけで小黒川ダムに到着したところで、目的地に到着だ。
満点の星空と、日本一のサイズを誇る木造の水車が出迎えてくれる。
ちなみにっこの道の駅はダムの真横にあり、谷にあたるところに吊り橋が架けられている。
深夜には渡るどころか、一歩踏み入れるだけで足がすくむ怖さだ。
むかし興味半分で渡ったところ、ちょうど半分のところに来た地点で幽霊に突き落とされそうになった。
寝てるのか放置してるのかわからないクルマと共に、深夜に来るのはちょっと危ない。
「飲むふるる冷麺」という変わった飲み物に、写真だけ撮って挑戦しなかったことに後悔しつつ終わりだ。
なお、帰りは別の道を通って、瀬戸市や豊田市へと降りていくことも可能だ。