カタログ詐欺感?「瓜割の滝」に行ってみた

ドライブルート・施設紹介

「生きている間に行っておきべき日本の名景100選」みたいな本で紹介されていた、瓜割(うりわり)の滝に行ってみた。

琵琶湖のちょっと向こう側なので近いだろうと思って下道で行ったところ、平日の昼間のダラダラとした流れに捕まり、片道4時間くらい掛かったのは内緒だ。

さて、写真を撮り忘れたところはストリートビューから引用していくが、無料駐車場がそこそこ広く用意されているので、土日や祝日を避ければ駐車場所には困らないだろう。

奥の方には無料で水が汲めるスポットがあるようで、地元の年配の方たちで賑わっていた。

私もポツンと自分のクルマを駐める。

暑すぎる&遠すぎるため今回はロードスターではなく、快適性と燃費に定評のあるプリウスで来た。

真夏の汗ばむ猛暑というほどではなかったが、涼しいとも言えないレベルの気温。9月中旬でも、盛大に曇るか風が吹いてくれないと快適なお出かけは難しそうだ。

さて売店側ではなく、少し東側から公園に入ると池としだれ桜がある。

風情溢れる空間。せっかく来るなら「若狭瓜割名水公園」も一緒に楽しんでいただきたい。

天徳寺会館のすぐ東側にある、青色の池マークの場所だ。たくさんのコイが気持ちよさそうに泳いでいる。

浅瀬になっているところから眺めていると、はんぶん座礁するような形で餌を求めて寄ってくる。

「まるまると太っていて、淡白で美味しそうだ」という気持ちが伝わってしまったのか、近づくと大慌てで逃げて行ってしまった。

明確に順路や地図などは定められていない印象だが、迷うことは無いだろう。荘厳な自然の景色を楽しみながら、GoogleMapでも開きながら南へ進もう。

途中で左手に「英霊殿」という立派な建物が見える。京都・奈良にあってもおかしくないような美しい形をしていた。

さて、看板が立てられているので、迷うことはないと思う。ほんの数十秒~数分だけ、山歩きをすることになる。

気にすることはない。

身構えさせておいて、心の準備が出来るまもなく着くような距離だ。私はクロックスで普通に行った。

そしてここが瓜割の滝。「割」という字の通り、何本にも枝分かれしながら水が流れている。

日本古来の大自然と、信仰に値するだけの荘厳さを感じることが出来る。

しかし、ネットや書籍で下記のような拡大・ズームされた写真を見ていった私は、第一印象で「小さくね?」と思ってしまった・・・

イメージしてほしい。これくらいの規模感のものを・・・

こうやって拡大して使っていたのだ。

そりゃイメージと現実も異なるわけである。

ただ安心して欲しい。そんなもの笑い飛ばせるくらい良いスポットだ。

私にとっては「与えられた画一的な観光地」感が無いことがむしろ高評価である。

大きな無料駐車場、公衆トイレと自販機、「さあ歩け、あわよくば色々と買って食っていけ」と言わんばかりの商店街。テレビと雑誌による「次の週末はここに行こう」的な紹介。

そういう「人口的に使っています」感が無く、むしろ「昔からの信仰の地だから、汚して行かないで」という看板が立っている。そういう雰囲気が最高に好きだ。

苔が生えた水車が誰に見られるわけでもなく、その回転エネルギーをなにかに使われるわけでもなく回り続ける。いとをかし。

日本の水資源の豊かさを感じられるスポットであった。

今回は空いてたけど、土日は混むかもね。

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