愛知の知多半島の南端から、ちょっとだけ海を渡ったところにあるのが日間賀島。
フェリーで往復する際の運賃や時間について
「どこから乗るか」によって変動する。
知多半島の南端である「師崎」から乗って行く場合、往復だいたい1300~1500円で、だいたい30分おきに搭乗できると覚えておこう。
昨今のインフレや人手不足で、運賃や運行間隔に変更が生じる可能性が高い。
名鉄海上観光船の公式サイトを参照して確かめよう。
まず日間賀島に行ける場所であるが、知多半島の南端の「師崎」と名鉄興和線の駅から歩いて行ける「河和」。これに加えて渥美半島の先端にある伊良湖からも向かうことが出来るようだ。
手慣れた運転手さんが頭からサクっと寄港させ、手早く乗り降りを済ませてすぐに発進していくぞ。
鉄道系の会社らしさを感じる手際の良さだ。
愛車を持っていける?
カーフェリーに愛車を載せて行ってドライブしようとは考えない方が良い。
日間賀島の道路は非常に狭く、クルマを持って行ったところで走れる道も皆無だ。
向こうでの移動手段について(自転車・電動キックボードのレンタルはするべき?)
私は不要だと思っている。
逆に島の外周を一周するなら乗り物はあったほうが良い。
自転車の場合は急勾配に対して無力すぎるし電動キックボードは路面がガタガタ過ぎて危ないという弱点を抱えている。
穴ぼこだらけでガッタガッタな路面なので、貧弱な電動キックボードでは普通に危ない。
また異常な急勾配が島の大半を占めているので自転車で行ってもどうせ押して登ることになる。
下りでスピードなんか出したら、人に当たって致命傷を負わせかねない。徒歩と大差ないスピードで降りることになる。
なお誰もヘルメットなんか付けていなかったぞ。
フェリーで知多半島から日間賀島に行ってみた
ついに乗って行こう。待合室の建物の中で待っているとアナウンスの放送が入ってたくさんの人が動き出す。
船内はちょっとした大学の講義室のような収容量を誇るため、繁忙期を避けれるか船内前方に歩いていけば周りの人を気にせず座れるだろう。
狭い階段を上ると天井の座席にも座れるが、尋常じゃないほど揺れまくったので私は降りてしまった。
波は穏やかだったと思うんだけど…
バスと全く同じ座席の影響か船内アナウンスのせいか、鉄道とバスにでも乗っているような感覚だ。
切符は降りる際に係員さんに渡す。
日間賀島の風景
というわけで東港に降り立った。こっち側には自販機が並んでいて信号機がある程度。
レンタル自転車・電動キックボードやお店は西港のほうに集中している。
南の海沿い。こんな道が西港までずーっと続く。
去年はドライブ動画を撮っていても驚異の降水確率で、私は完全に雨男だと思っていた。
でもこの日は天気が良かった。
もう1月中旬なのに、真冬を想定した格好では暑いくらいの暖かさ。
穏やかな時間が流れる。
南の道路を歩いていると切れ目から階段が出てくる。
沖縄で撮って来たインスタ映え写真のような風景が目の前に広がる。
ちょうどいい具合に階段状になっているので、座り込んでアイデア出しと読書を行った。
この場所は上から覗き込まれてしまうので完ぺきではないのだが、人目を気にしないのなら読書や瞑想・アイデア出しに最適だ。
「今日は仕事をしない」と決めた休日は、高校2年生のころから今までの人生でこの日が2日めだ。
日間賀島自体がちょっとした湾のような場所に位置しているからなのか防波堤のおかげなのか天候が穏やかなのか、波はほとんど無かった。
観光名所として案内されている地層。
島の各所に置いてある観光案内マップ。北が下側、西が右側になっている。
険しい坂道を登って、「どこでもドア(ピンク)」がある場所に来た。
木工DIYのピンク色のドアが1個あるだけの高台。スタンプラリーの台のようなものもある。
なおここらへん、南端の道路とのアクセスが絶望的に悪い。おまけに勾配もキツい。地図をよく見ておこう。
木々の合間からこんな景色が見える。
花でも愛でよう。
こんな離島なのに、時代にそぐわないレベルで親切な値段設定の自販機。
私のような観光客しか買わないせいで在庫の回転率が無茶苦茶低いから、自動車の車検レベルの間隔でしか補充の人が来ない可能性もある。いや、飲み物の期限切れまで巡回は無いのかな?
100円のサイダーを買った。ペットボトル入りで有難い。
西港まで降りてきた。島の名物のタコさん駐在所。ノーヘルの取り締まりは行っていないぞ。
三輪のバイクを使っているらしい。
港に停めてあるクルマの一部は錆びまくっている。
これが西港の街並み。島の中では都会みたいな雰囲気で、船が着くたびに大量の人が降りてくる。
日間賀島サンセットビーチ。太陽が沈む時間まで粘れば綺麗な夕陽が見えたかもしれない。
屋上テラスがある。「いすず館」という旅館。
次に来ることがあったら仕事のことを気にせず泊まりたいものだ。
たまに野良猫を見る。
北側の漁港。
ここは島で唯一のガソリンスタンドであるようだ。
かなり珍しいであろう給油マシン。