愛知県の中で、最高のワインディングロードであろう本宮山スカイライン。
そこから豊田市まで、山道を流しながら向かうことが出来るのだ。
名古屋市内から東へ向かう国道153号線の道は、豊田市内にて北東へ向かう。
その道を直進し、最終的には浜名湖に至る壮大な下道ルートを、本宮山スカイライン入り口の「道の駅 つくで手作り村」までお届けする。
名古屋市内から向かうドライブスポットとして、距離や楽しさ、時間のバランスがとても良いのでオススメだ。
私は東海環状で来たため、豊田松平インターチェンジから合流してのスタートとなる。
知らぬ間にバイパスだかトンネルが開通していたようで、気付かなかった。
私は右折してしまったが、直進するのがラクだろう。
松平橋の交差点を右折すると、川沿いの景色をしばらく楽しめる。
歩道橋のところの交差点ですぐ左折だ。
しばらく、川沿いの視界&路面&道路幅が良好な区間を気持ちよく登っていく。
すぐに先ほどの橋だか、松平バイパスとの合流である。
普通に合流できるのかと思いきや、登り坂の頂上といういちばん見えづらい状況で、
いきなり一時停止が出現するため要注意だ。
合流してからしばらくは、異常にウネウネした道が続いて楽しい。
「スピードが乗ってきた頃に急カーブが来る」という危険なコーナーが何箇所もあるが、深夜帯の交通量の少なさが相まって、そこそこハイペースに走っていくことが可能だ。
右のほうに向かって、渦巻いていくように川沿いを登っていく右カーブ。
壮大な景色が味わえるポイントだ。
土砂崩れ防止の措置なのか、左側にフェンスが建てられている。以前はこのあたり、もっと道路幅が狭かった気がするのだが、何回も道路工事が入ったようだ。
ちなみにこのあたりが、根引峠という絶景スポットのある急カーブだ。
先客が居たので奥側に停めたが、iPhone13Proというのは、暗闇だと本当に使えない…
さて、深夜帯は黄色点滅の信号機が、ちょうど暗くなったタイミングで撮影した結果、信号無視みたいに映ってしまった一枚。
川や海沿いというのは、基本的に見通しが良く、スピードを出してもそこまで危険が生じないのが嬉しいものだ。なにより、川の景色も視界に入ってくるのが気持ち良い。
こんな山奥に、いきなり立体交差が出現する。
なぜ?
そう思って地図を見てみると、予想通りトヨタ様の施設があるようだ。
いや、こんな山奥に、ここまでの設備、要らなくね?w
プリウスを買った甲斐があるというものだ。
これだけ山奥に入ってきても、ファミリーマート(豊田下山店)がある。24時間営業ではないのだが、昼間に通るといつも繁盛している。
唐突に霧が出て来た。よくあることだが、視界不良は勘弁してほしいものだ。
「山奥だから過疎ってる」と思いがちだが、豊田市内からクルマで30分掛からない距離ということもあってか、意外にもところどころ賑わっている印象だ。個人経営の飲食店や商店の存在は深夜でも感じ取れる。
国道473号線と交差するポイントに来た。
以前来た時はこの区間は工事中で、アスファルトも敷かれていない一車線幅を片側交互通行していたと記憶しているが、見事工事が終わり、新設の見通しの良い直線となる。
右側には杉の大木があり、幹の太さに大自然を感じられる。
この先の右カーブ開けで、急に道路幅が狭くなるので要注意。
「幅員減少」を示す道路標識が見えたら、対向車に備えて減速しよう。
一気に狭くなりセンターラインは消える。すれ違いには難儀しない程度の幅は残っているが、気を引き締めて入ろう。
このような区間では、昼間でもヘッドライトを付けて入ることを進言する。
そこまで長いものではないため、すぐに抜けられるさ。
ヘッドライトが正面に居ると思っていたら、本当に軽トラが目の前に停まっていて焦った。
本線に被って停車中なのにハザードも付けないし、前照灯かハイビームくらい消してくれないか…
道が折れ曲がる前の最後の直線区間は、かな~り見通しの良い田んぼ地帯を突っ切る。
道の形や法定速度ゆえ、取り締まりが行われていそうなので注意するのが良いだろう。
速いクルマに追いつかれたら、とっとと譲って先に行かせるべきだ。
途中から白点線に変わり、さらに長い直線が続く。
突き当りの信号機を右折して南下する。深夜帯は赤点滅だった。
地図で見ても、かなり遠くから折れ曲がっているため間違えようがない。
しばらくは左に田んぼが広がる、山間部の中に開けた平野部を進む。
途中、窮屈なカーブがあるが、危ないほどではない。
車線の幅を示すようなドットが連続しだしたら、ちょっと気を向ける程度で良いだろう。
ここからさき、集落というか、ちょっとした都市部に入る。見通しもいいが抑えよう。
誰も居ない。
あとは1kmも下れば到着だ。
カーナビの目的地はつくで手作り村にでもセットしておこう。
本宮山スカイラインはこれからだ。
楽しんで行こうではないか。