「愛知のヤビツ峠」と「豊田のニュル」が同時に存在し、名古屋エリアからも山間部を流して楽しく来られる。
そんな場所に位置する、最高に楽しいワインディングロードが本宮山スカイラインだ。
上記の地図では、国道301号線を経由するルートがメインとして表示されているだろうが、西側へと進んでいくのが本宮山スカイラインであるため、間違えないように。
今回は北上するルートを取るが、入り口には信号機と砂利の駐車スペースがあるため、間違えることは無いだろう。
入ってすぐしばらくは、そこそこな急カーブと登り坂が続く。
本宮山スカイラインは山奥を走るのだ。道路状況もどうなっているか分からない。
私は以前、唐突に横たわる丸太のせいで、ABSをフル活用してフルブレーキングするハメになった。
上記の動画のサムネの左にある通りだ。また、このエリアはシカも出没する。
ヒトと違って跳ねても犯罪者にはならないが、こっちのクルマは一発廃車だってあり得るので、豊田市は油断できない。
また、特に台風(強風を伴う豪雨)の後は、大きな枝や石で、道が塞がれていることも多い。
ワイルドで最高な道だが、そのぶんリスクもある点に留意せよ。
本宮山スカイラインの南側の最大の特徴と言えるのが、立体交差だ。
山奥の僻地なのに、時計回りにぐるっと一周しながら高度を稼ぐ。
駐車帯のようなスペースもそこそこの頻度で見られる。
急勾配との組み合わせで、かなり傾いたカーブだ。
全開に出来る直線はたまに来る。
R35で2速ベタ踏みを行ったときに、瞬間的に飛んだ覚えがある。
この直線部分で、大きく下って大きく登る。
見通しがたいへん良く、車線撮影にも適した名物直線と言えるだろう。
さきほど「路面が悪い」と言ったが、洗い越しのような場面に何度か遭遇する。
フェンダーが泥まみれだ。
本宮山の山頂駐車場に近づく。
左側に道があるようだが、どこへ通じているのだ…
ちなみに、山頂駐車場は広い割にトイレも無く、輪止めブロックも無いため、走り屋がドリフトを行った後が残っている。
こういうことをする人がインターネットでEVシフトを悪く言うというのは、いつ考えても理解が出来ない。
頂上駐車場から北へと進んでいくと、一時的に下りになる。
木々に隠れて暗くなってきたところで、急カーブのお出ましだ。
このあたりには通信施設がかなり多いようで、
しばらくは快走路が続くが、障害物の有無を確認し2本目でも、事故らないことを第一に考えていてはペースアップに限界が生じる。
左タイヤが乗る部分に深度不明の水たまり。盛大に巻き上げた。
今度は泥まみれだ。
右側に建物のようなものが見えると終盤になる。
博物館やペンションなどがある「鬼久保ふれあい広場」なる施設だ。
いつかここに宿泊して、朝方にドライブしたいものだ。
ほんの少し走れば終りとなる。
1kmほど東に行ったところに、道の駅の「つくで手作り村」があるため、そこで休憩すると良いだろう。
私はこれからくらがり渓谷を通って、西の方へ下山するルートを取る。