ずっと江の島に寄ってみたいと思っていたが、混雑や夏の暑さは嫌いなので早朝に行くことにした。
早朝の駐車場事情
江の島の内部まで自動車の道路は繋がっているものの、朝の5時までは閉鎖されている。
朝の5時を過ぎれば入れるようになり、江の島内のコインパーキングに停められるようになるぞ。
駐車料金も数百円用意しておけば問題ないだろう。
島の散策
江の島弁天橋を渡ってから振り返ると綺麗な市街地が広がる。
観光マップのようなもの。
トイレのマップもある。山というより生き残った崖みたいな土地だが、上下水道もちゃんと通っているのが驚き。
弁財天仲見世通り
このメインストリートは弁財天仲見世通りというらしい。
人でごった返す関東の一大観光地の一つだと考えると、信じられないくらい道路幅が狭い。
アルファードも頑張れば通れそうなレベルではあるが、明らかにイメージに対して道幅が足りない。
また勾配もキツすぎる。これは江の島全体に言える特徴である。
ただの水が大量に設置されている自販機。120円という手ごろなプライスでただの水を提供するスタイル。海沿いのカフェでオシャレなスムージーも飲める江の島で、手ごろな価格でひえっひえの水をサクッと買えるのはありがたい。
狭い土地に施設が密集しており、ちょくちょく歴史のありそうな建物があるため見ていて飽きない。
江島神社
「こんな勾配がずっと続くのか…」と思い始めていた頃、さらに急な階段と豪勢な建物がお出迎え。
江島神社である。
「エスカ」という有料エスカレーター
左側にオバケ屋敷っぽい施設があったので気になったが、これは有料エスカレーターらしい。
200円程度の手ごろな価格で面倒な階段をショートカットする。
ただのエスカレーターで小銭を取るというスタイルは発展途上国で見たことがあるようなものだ。
人が多く、平均年収が高い人も多く、体力が万全でない者も多い。そんな場所だからこそ成り立つようなビジネスなんだなと思いながら徒歩で登る。
グーグルマップで調べたところ内部を装飾しているようで、これ自体を観光地の一部に組み込んでいるようだ。旅行中は財布のヒモが緩みやすいことを利用している。
1人200円だとすれば、1000人通れば20万円の売り上げ。
9時から19時までの10時間営業するなら、1時間に100人。6分に10人。100秒に1人でも来れば良いのだ。余裕だろう。
1日30万円で年間1億円相当の売上額になると考えると、このエスカレーターだけで年商5億円行っていてもおかしくない。
建設費に何千万円も掛かっても余裕で回収できそうだ。
江の島に来てエスカレーターの収益計算をするとは思っていなかったが、私は観光地を「ビジネス」として楽しむことが多いのだ。
さて階段がしんどい…
簡易的に参拝。
エスカーの壁面には明瞭なる料金表。小銭が面倒くさいから200円ピッタリでも良いだろうに。
キャッシュレスもある程度は対応しているのだろうか。
頑張った分だけ良い景色も見られるが、真夏の昼間に来るのは地獄だろう。
エスカーを外側から見ると苔が生えたコンクリートになっているようだ。
海沿いにやけに綺麗な家が建っていると思ったら両方ともカフェだったようだ。
こんなところにどうやって建設資材を運び込んだんだ・・・?
江の島シーキャンドル周辺
特徴的なタワーは江の島シーキャンドルというらしい。
江の島御岩屋道
少し進むとまた狭い石畳の道になる。
軽トラも通れないような幅に階段が合わさる。
大量の飲食店。
空いている土地があったが、こんなところにどうやって建物を建てるんだ…
これからも観光地として一定の一通りを集められるだろうが、オーシャンビューではないのが辛そうだ。
帰り道
このどこにも繋がってい無さそうな「下道→」の細い道を進んでいくと帰り道となる。
こっちの道は業者さんと思われる軽トラが登ってきており、周辺住民用の駐輪場もあった。
落ちてるハンカチが江の島っぽくて草。
断崖絶壁の岩に苔やツタがまとわりついており、そこに木も強引に根を突き刺している。
江の島がどれだけ険しい土地なのかよくわかる区間だ。
治安について
私が江の島入りして駐車場から降りた直後、見るからに暴走族っぽい爆音バイクの集団が入って来た。
いや暴走族という感じの装飾はなく、ハーレー系のアメリカンだったけど。
まだ朝の5時だぞ?迷惑過ぎるだろ。
夜間封鎖が22時~5時のところ、20時から7時まで伸びそうである。
島の中から出勤する人は大変そうだけど。
ヘタに刺激してトラブルにならないないよう最善を尽くしたが、なぜかジロジロ見られて肝を冷やした。
人が多いエリアで、たまたま運が悪かっただけだろう。
朝5時からは自動車が入れて、おそらく深夜帯も歩行者用の橋は通行可能な江の島であるが、その中では普通に住んでいる人が居る。民宿もある。
言うまでもないが静かにマナーよく過ごそう。