長年に渡ってクルマのフロントウィンドウの内側の曇りに悩まされてきたが、先日ついに完全解決した。
以下の方法を実践しよう。
- 新品のアルコールティッシュを2枚ほど用意する
- デフロスターを最大風量&最高温度&内気循環で作動させる
- ウエットティッシュの面を変えつつ徹底的にふき取る
- 2枚目のウエットティッシュで仕上げ拭きをする
- しばらくデフロスターを全開作動させて徹底的に乾かす。
まずアルコールティッシュは、100~200円で10~20枚入りのものを適当に買おう。
「クルマのガラスの曇りを取ること」をウリにした製品は絶対に選んではダメだ。
私の場合、拭くだけで曇りが取れる系の製品を複数買ってみたが、ぜんぶ事態を悪化させた。
含まれているケミカル分がよろしくないようだ。
つぎにデフロスター(フロントウィンドウの曇り取り機能)についてだが、出せる限りの最大パワーを発揮させることが非常に大事となる。
当然ながら風量と温度は最大だし、エアコンフィルターを通過させていては風量が下がるので内気循環に設定。
もっと言うならガソリン車の場合は暖機運転を完了させておくことも忘れないでおこう。
ガソリン車の暖房は車内側のミニラジエーターから室内側へ向かって冷却を行う仕組みで動作している。
水温が充分に高まっていることも大事である。
EVだったら始動した瞬間からフルパワーが出るけどね。
さてふき取りについてだが、手がフロントガラスに触れないように注意しよう。
汚れを取りたいのに自分からベタベタと指紋を付けることなどありえない。手袋の着用を推奨している人もいるくらいだ。
またふき取りクロスは普通のタオルや雑巾でも良いと思われがちだが、私は推奨しない。
扱いが面倒で、タオル表面の汚れのせいで問題解決にならない可能性もあるからだ。
新品のタオルなんか用意するくらいならウエットティッシュのほうが遥かにコストも安い。車載しておけば他の場面でも役に立つ。
適宜ウエットティッシュの面を変えつつ徹底的にふき取ろう。
一番最初に曇り始めるであろう、フロントガラスの奥側の付け根こそ重点的に拭くべし。
最後に新品のウェットティッシュをもう一枚取り出して、仕上げ拭きを行うとなお良し。
これを完了させてもまだフロントガラスは濡れているはずだ。
まだエンジン・エアコンを切ってはいけない。
しばらくフルパワーで付けっぱなしにしよう。
だいたい乾燥したら完了。
フロントウィンドウの外側の曇り・白い反射について
今回は内側の汚れ・曇りに焦点を当てたが、雨の日の夜や夕方なんかに電柱の下を通るたびにフロントガラスが白っぽく反射して見えづらい場合があるだろう。
これはフロントガラスの外側の油膜によるものだ。
詳細については省くが、徹底的な油膜取りを行った後に、説明書通りに撥水コーティングを施工しておくと良いだろう。