まず、マイカーの納車おめでとう。
この記事は、そこをスタートとする。
クルマ好きなら、あれこれ付けたいと思うだろうが、
カネの使い方を間違えると、最悪の結果を得る可能性もある。
私の持論ではあるが、安全を損なわずにクルマを楽しめるよう、
およそのランキング形式で、カネを使う順番をお届けする。
タイヤ
なによりも大事なのがタイヤだ。
クルマというのは、タイヤグリップが全て。
大抵の単独事故というのは、走りたいラインに対して、
タイヤの余力が足りなかったがために起こる。
確実に見なきゃいけないのが空気圧。
その次が、タイヤそのものの状態だ。
溝はあるか? 側面がひび割れていないか?
信頼できそうな銘柄であるか? 製造年月日は??
少し調べれば、状態の確かめ方を教えてくれる記事に出逢える。
購入時に確認しておきたいものだ。
買い替える場合
買い替える場合、無理に高級品を選ぶ必要は無い。
良いものを選ぶとキリがない。20万円だって30万円だって掛かる。
ただ、安物のアジアンタイヤだけは選ばない方が良い。
別に安全上の懸念は無いが、そこをケチったら終わりだ。
ちなみに私は、「レグノ」という静粛性でお馴染みのタイヤを履いている。
サーキットに行くわけでも無ければ、市街地でも長距離移動でも、
快適に命を預けられる名タイヤだ。ぜひ検討していただきたい。
三角表示板
三角表示板の表示義務をご存知だろうか?
知らない方は、今すぐ調べて愛車に積んでおいてほしい。
いざという時、コレを表示する義務がある。
免許を受けた運転手なら、ちゃんと買って用意し、愛車に積んでおこう。
私も使っているものを紹介する↓
また、発煙筒の耐用年数が切れているかもしれないし、
その他、スペアタイヤの空気圧やジャッキ、
非常用エアーポンプの状態なども点検しておこう。
充電器・オーディオ・その他車内備品類
スマホ充電ケーブルやカップホルダー、カーナビなど、
車内空間を快適にするグッズは必須だ。
早くて納車帰りから、苦労することになるからだ。
充電ケーブルについて
これは必須だろう。
無いクルマには乗る価値が無い。
シガーソケットから分岐したり、
ケーブルそのものが分岐したり、
様々な手段で電力を供給することが可能だ。
また、車種専用設計の充電設備もある。
適宜、予算や希望に合わせたものを選ぼう。
ちなみに、上記リンクで紹介した商品は、
実際に私が使っているものだ。
モノがモノなので当たり外れはあるかもしれないが、
最低限の品質は保証する
BlueToothオーディオについて
イマドキまともなオーディオが付いてない車種というのは珍しいだろうが、
FMトランスミッターや、AUX端子経由でBlueToothの再生が可能なパーツなどがある。
好きな曲も聞けない移動時間は辛いと思う。
必要に応じて調達しよう。
カップホルダー
どのクルマにもカップホルダーくらい付いているが、
使い勝手はどうだろうか。
日常的にドリンクを飲みユーザーなら、
使いやすくするアイテムを導入しておいて損はない。
私は、口を増やすアイテムを使っている。
とてもお勧めできる。
空の缶を置いておくと、振動でカタカタ言うのがネックだが・・・
スマホホルダー
カーナビがあれば要らないかもしれないが、
そうでない場合、スマホをカーナビとして使うことになる。
ながらスマホが厳罰化されたが、どうやら、
スマホホルダーに設置したスマホを触るだけなら、
信号待ち中でも違反にならないらしい。
ブレーキまわり
タイヤと同じくらい重要なのがブレーキだ。
だが、基本的には特に何もしなくていい。
ブレーキパッドの残量や、効き方への違和感について気にかける程度で充分だ。
ブレーキの経年劣化について
筆者はRX-8を買ったのだが、店を出た直後からおかしい。
ハンドルが左に取られるのだ。
なんだろうと思い続けていたのだが、結果はブレーキキャリパーの固着だった。
そんな自動車販売店があっていいのか。正直絶句した。
結果、ブレーキキャリパーをオーバーホールすることとし、
フロントキャリパーに至っては新品交換した。
ブレーキパッド・ブレーキローターについて
極端にすり減っていたり、錆びていたり、不安だったり。
少しでも気になるなら、新品に変えるか、店に持っていって点検をしよう。
社外製ブレーキパッドに交換することにより、
ブレーキ踏力に対する制動力の立ち上がりを変えることが出来るし、
スリット入りブレーキローターに変えれば、
視覚的にも「ブレーキイジってます」感が出る。
特にブレーキパッドは、たった数万円で大きくブレーキの効き方を変えられる。
スポーツパッドのカッチリとした制動力特性は、
一段階 上の安心・安全を提供してくれるのでオススメだ。
バッテリーまわり
出勤しようとしたらエンジンが掛からない!!
なんてイヤだろう。
バッテリー
電気のトラブルといったら定番のバッテリーだ。
経年劣化だってするし、そもそもの能力だって、中古で買ってきたばかりなら不安だ。
中古車を買ったら、バッテリーは真っ先に交換するつもりで居てほしい。
特に、数分程度でエンジンをすぐ切って、
またすぐ走り出して切る。
そういう乗り方やアイドリングストップ車は、
バッテリーに負荷が掛かるので要注意だ。
オルタネーター(発電用モーター)
当たり前だが、そもそも充電が正常に行われない限り、
何度でもバッテリーは上がる。新品に変えても無駄だ。
「オルタネーター」というのは聞き慣れないだろうが、
発電専用モーターのことだ。
主にバッテリー電圧や、バッテリーの上がり方によって、
ココの不具合を推定することが出来る。
おかしいと感じたら調べてみてほしい。
撥水剤
雨がべったり張り付いて、
見えない!!!
となることがある。
しっかり視界確保を心がけよう。
オススメ撥水剤・ガラスメンテンス剤
私がオススメしたいのは、「ハイブリッドストロング」だ。
いちばん撥水効果が強い。
また、ミラーに水滴を付かなくするアイテムもある。
バックビューモニターにも使えるので、買っておくことをおすすめする。
下地処理剤について
実は、撥水剤だけ塗ればいいというものではない。
ちゃんと下地処理として、既に窓ガラスについている、
古い撥水剤だか油膜を取り除いてやる必要がある。
下地処理として私が使っているのはコレだ。
ちなみに、かなりしんどいと思うが、
最高の撥水効果のための、必要な労力として考えてほしい。
ワイパー・ワイパーブレード
撥水とは直接的には関係ないが、ここに挙げておく。
千切れていたり、劣化しているようなら交換しよう。
油脂類
ここまでくれば、正直必須なものは無い。
しかし、安心して乗っていくためには必須なものだ。
ブレーキフルード
ブレーキペダルを踏む力を伝えてくれるブレーキフルードだが、
経年劣化により沸点が下がる。
中古車の場合、前回交換がいつか分からない。
ディーラーだったら車検の度に交換するだろうが、
ユーザー車検だったら? 10年無交換だったら???
ボンネットを開け、マスターシリンダー部のフルードの色を
覗けばある程度は推定できるが、考えてみてほしい。
その部分だけ注射器で吸って、新品のフルードを入れていたりしたら。
仕組み的に全く意味がない、むしろ、劣化状態の把握が
困難になるという点で害悪でしかない行為なのだが、中古だから・・・
エンジンオイル
緊急ではないが必須なのが、エンジンオイル交換だ。
興味があるわけでも無いのにこんなところに
カネを使う理由も無いんだが、無交換だとエンジンは壊れる。
フィルターもそうだ。
状態不明なら、変えるしか無いだろう。
数え切れないほどの銘柄があるが、
迷うなら純正指定を選ぼう。
フィルター類
フィルターといっても、基本的には2つしかない。
エアコンフィルターと、吸気フィルターだ。
エアコンフィルター
ケチりたくなるけど、ケチっていると、
カビだらけの汚れた空気を吸うハメになる。
見えないから気にならないだけであって、
知ってしまった場合、変えない選択肢はない。
エアクリーナー(吸気フィルター)
なにそれ? と思うかもしれないが、エンジン用吸気フィルターだ。
これについても、放置されがちだが交換が必要だ。
必要に応じて点検してほしい。
その他、車種固有の弱点
抽象的なことしか言えないんだが、「車種固有の弱点」というものがある。
熱源に近いせいで特定のセンサーが壊れやすかったり、
モーターの出力不足があったり、
強度不足で破損しやすい部品があったり。
リコールが実施されている部分についても、注意が必要だ。
ぜひ一度、調べてみてほしい。
まとめ
まとめというか、ここまで来ると書くことも無くなってくるし、
ここまで来られるような読者様に、
これ以上言えるようなこともあまり無い。
愛車の状態に気を配れるというのは、誇って良いことだ。
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