※この記事は「1回2000円で急速充電器を置いておけば、不労所得になる説」が転じて、「岡崎SAのガソリンスタンド脇に、テスラのスーパーチャージャーを設置する事業計画」となります。話の流れがおかしい点はお許しを。
EVの進化は早いものだ。
特にテスラのスーパーチャージャーネットワークにおいては、15分もプラグを挿しておけば約300km走れるところまで既に来ている。
私自身、EVシフトには中立だが、日本経済の縮小と合わせると、ガソリンスタンドの減少は止められない流れだと考えている。
24時間営業でないどころか、昼間から入り口にロープが貼られ、雑草が生い茂り、廃墟と化したガソリンスタンド。具体的な場所は浮かばずとも、みんな必ず見たことがあるはずだ。
今回の記事を1行で要約すると、「1回1000~2000円のEV急速充電器をガソリンスタンドに置いておけば、1日数台に利用してもらえるだけでベーシックインカムになる説」の検証である。
小学生レベルのさんすうで申し訳ないが、2000×5=1万である。
1日1万円稼げれば、月収30万円になってしまうのだ。
この程度の気持ちで進めていく。
バカげた記事だが、「ビジネスを作る側の思考パターンを身につける」という目的の元に展開していく。
まず、どのガソリンスタンドにも土地の所有者は居るものだ。
自分がなったとしよう。ガソリンスタンドの懐事情はしらないが、どうやらガソリンだけ売っていても、売上高の割に利益は少ないようだ。
ちなみに、なぜ有人のガソリンスタンドが消えずに残っているのか調べてみたところ、以下の記述を見つけた。
セルフスタンドは、大規模な設備投資が最大のネック(フルサービスからセルフへの移行には最低でも初期投資が2000万〜3000万かかる)
『実は4割弱しかないセルフスタンド!! 店員が給油するスタンドよりどんだけ安いのか?』ベストカーWebより
移行するだけで約2500万円とは、ガソリンスタンド経営も大変なものだ。
だが今回考えるのは、EV用の急速充電器の設置だ。
特に、競合が少ない高速道路のサービスエリア内や、北海道の僻地のような場所である。
ちなみに高速道路上の急速充電、あるにはあっても「出力が絶望的に低くて使い物にならない」「1台ぶんしかない」「2台目が充電を始めるとスピードが半分になる」「まともなものが新東名上にしかない」などの、数多もの致命的欠陥を抱えたポンコツネットワークであるため、あって無いようなものである。
また、1つ疑問というか決めるべき点がある。「チャデモかテスラか、もしくはその両方か」という問題である。
私は、移動の需要が絶大&耐えないという理由から、東海道ルートを選びたい。
しかし、新東名のサービスエリアには、前述した通り、まともな急速充電設備が配備されている。
しかしテスラのスーパーチャージャーは、実は事情が違うのだ。
特に浜松SAが酷い。詳細は以下の動画でレポートされているが、明らかにキャパオーバーとなっているのだ。
- 4台ぶんしか無いため埋まりやすい
- 隣同士になれば出力が落ちる
- 近隣にステーションが足りていない
- 一度高速道路を降りなければたどり着けない
などなど、おそらく日本におけるテスラ運用の、ボトルネックとなっている。
下の地図は、テスラのスーパーチャージャーを記したものであるが、新東名沿いで「まともに使える」スーパーチャージャーは
「富士市にあるじゃないか」と思ったことだろう?
逆に聞きたいのだが、これだけ新東名のインターから遠いのに、寄ろうと思うだろうか。
同じく新静岡ICからも、混雑と信号待ちの中、市街地を通っていかないとたどり着かない。充電時間とは別に、往復で1時間は下道を走らねばならないだろう。
藤枝岡部ICからならマシかもしれないが…
なお、伊勢湾岸→新名神を通って大阪方面へと向かう場合、浜松を過ぎれば次は大津のみだ。
充電のためだけに、岐阜羽島経由の東名高速ルートに迂回するなんてあまりにも非効率である。
このスキを突く所存である。
場所は、新東名と東名高速・伊勢湾岸に東海環状自動車道が交差し、名古屋市内にも近いところ。
下の地図上に、赤い丸で示したエリアのどこかが良いと考えている。
ここで真剣に検討したいのが、新東名の岡崎サービスエリアだ。
ここは上下が一体となっており、ガソリンスタンドも配備されている。
しかもこの立地、奇跡的に上下の駐車場からアクセス可能となっているのだ。
しかもしかもしかも、上下線はタイヤと仮設フェンスで区切っているのみである。
森林破壊とはなってしまうが、未開拓の土地も残されている。
というわけで、この土地を利用してテスラのスーパーチャージャーを設置してみてはどうかという話であった。
なお、確実に設置コストは掛かるだろうが、上下線の両方。つまり東京名古屋間を往復する、ほぼ全てのテスラが必ず利用することになる。
なぜなら、すぐ隣の浜松SAとは異なり、高速道路を降りる必要が無いからだ。
また、先ほども申し上げた通り、浜松SAは満車率が上がり気味&4台分しか無いくせに、3台目が来た時点で、充電ストールを分け合う羽目になった2台は出力大幅ダウンとなりからだ。
設置や維持のコストは不明だが、実現可能性は高いと思っている。
机上の空論でしか無いが、あとは細かい数値を詰め、関係先各所との交渉を進めるだけだろう。
実現するとは全く思っていないが。