【考察】続く物価高からの食糧難で世界秩序が崩壊していく話と、大量餓死社会からの復活法について

答えがない考察シリーズ

これから書いていく文章は私の勝手な想像である。SF小説感覚で見て欲しい。

地球人の暦が2050を数えようという頃、彼らの文明は末期と言える状態にあった。

ロシアによるウクライナ侵攻を幕開けに始まった物価高騰の裏で、食料を生産するために必要な飼料や各種機材の流通が滞った。

数十年前から細々と進んでいた環境破壊も無視することはできない被害を産んでおり、2025年を過ぎたころには世界的な食糧生産の減少が始まっていた。

「夏休み最終日になるまで宿題に取り掛からないレベル」で生き残って来た人類には、前もって効果的な対策を打つという課題は難しすぎたようだ。

2040年を過ぎる頃には人口に対して食料が足りないと世界中で言われ出していた。

…という設定の下、世界秩序が崩壊していく流れを想像してみよう。

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地球人類滅亡ルート

戦争勃発→各地で食料を始めとしたあらゆる生産活動が滞るようになる。

人口爆発も環境悪化による不作も止まらず、いつしか人口に対して食料供給が足りなくなる。

食糧危機に対処するため、各地でイモの作付けや工場型の屋内農場が設置され始める。

食料品、特に手ごろに生産できないような贅沢品や高コスト食品の値段が仮想通貨のように上がる。信じられないような食品まで高級品となってしまう。(その一方で、政治家たちが集まるパーティーでは大量に用意された食材たちが廃棄される様子がネットに拡散され大炎上。ネット上に爆発物の簡単な作り方を公開する者が現れ、それを参考にした無敵の人によって首相官邸に爆発物が投げ込まれる。もちろん両社とも逮捕されるが時すでに遅し。)

また「食料自給系YouTuber」という言葉が流行語大賞を獲得。ホームセンターの園芸コーナーでは連日売り切れ。Amazonでも関連商品は入荷時期未定。学校の義務教育にも実際にイモを育てて食べる科目が追加。

これに留まらず山の中の雑草や川・海の魚、シカなども捕食対象になり、食料のために取ったりその過程をネットにアップロードして稼ぐ人が産まれるようになる。

テレビでもサバイバル特集が増える。

福島原発周辺の土地を農地として利用することが政府から発表され、大きな波紋が広がる。

どさくさに紛れてトイレットペーパーやティッシュもまた買い占められ、メルカリで高額転売される。

食料自給率や経済力で劣る国の国民に食料が行き渡らなくなり、大挙した民衆により食料を満載した輸出用の船が強奪される。

食品関連の会社の物流倉庫も強盗に入られることが多くなる。もちろん自治体が設置した防災倉庫内の非常食も食い荒らされる。

日本人の平均月収は20万円前後から上がっていないが、この中に占める食費は爆増。

食料の値段が上がり過ぎた関係で世界中で消費が低迷。特に高付加価値品(自動車など)が致命的に売れなくなり、世界中で名の知れている大企業も倒産し始める。

アメリカでは食料を生産可能な施設を、運営者と傭兵が武力で防衛するようになったようだ。

同様に発展途上国で先進国のためだけに食料生産をしている畑を、武装した先進国の軍隊が守るようになる。輸送時のトラックや船舶も軍の集団が守る。

先進国で餓死者が観測され始める。

最低限生きていける程度の食事が提供されているという理由で刑務所に入りたがる人が急増。「可能な限り他人に迷惑を掛けずに刑務所に入る方法」を紹介するYouTube動画が1000万再生を突破。

「どうしても食べていけなかった」という理由で、貧困家庭が産まれてきた子供を殺害してしまう事件が発生。

また同様の理由で介護していた自分の母親を餓死させる人に関する事件がちょくちょく見られるようになる。

アメリカでは銃を用いて食料配給のタイミングを襲撃し、大量虐殺を行う事件が起こるようになる。これに呼応して住民側も武装。激しい銃撃戦が展開され、その様子を映した動画がネットで広まる。

イギリスが刑務所の中で、自分の国の囚人にしか食事を提供せずに移民の犯罪者が餓死する。

中国が食い扶持減らしと食糧問題の双方を実現するため、こっそり人を殺害して肉を加工し、食品に混ぜてかさ上げしていたことが判明して大問題になる。しかも該当の食品は世界中に輸出する専用のものとなっていた。

問題解決への流れ

…しかし、危機的状況に陥ってからの数年で各国が本格的なカロリー供給体制を整えた。

具体的にはそこらじゅうで大量の食料を製造するようになり、カロリーベースでは充足するようになった。

次第に餓死者が出ない程度に全世界に食料が供給されるようになり、人々の暮らしに平穏が戻っていく。

10億人単位で減った人口に合わせて社会構造が最適化され、人々はより堅牢な社会体制を構築するようになった。

確認が食料を自宅に備蓄するようになる。というか法や条例で食料備蓄が義務化・奨励されるようになる。

空想に発展させてみるだけ

以降、私が脳内で考えていることを将来に備えて適当に書き連ねるだけ。

意味が分からない文章になっていると思うので読まなくていい。

「上位存在」が地球人に接触するという出来事を現実的に見せるための方法

私の想定が進み過ぎてしまったため、なんか問題が解決して文明が復旧してしまった。

これでは話が始められないため、ちょうど食糧供給の準備が出来たところで何かのモノを人質に取られるというパターンを考えてみよう。

例えば「穀物のDNAに細工が施されて育たない状態になってしまった。服従しなければ餓死確定」だとか、「上位存在によって人為的に火山の大噴火が起こされ、地球の大半が覆い隠されてしまった。服従すれば火山灰は晴れる」だとか、「隕石が衝突コースで的確に地球へと近づいている。服従すれば外れるようにしてもらえる」だとか。

『三体』という小説で登場した暗黒森林理論を元に、上位存在のさらに上の存在があったとしても怪しまれないような形態での発現としたい。

また彼らが現実世界への干渉を簡単に行うために、「人間には観測できないほど小型の探査機が地球上の各所に既に散らばっている」という設定を付加することも考えている。これも『三体』という小説の上編~中編にかけて物語の中核を担った概念だ。

そもそも「上位存在」にあたるものは存在し得るのか?違和感を出さない方法

実は「認知できない存在」という概念は身近なところに存在しており、お互いに干渉・観測をすることは可能だ。

例えば私たちは、森に住んでいた会ったこともない生物たちを宅地開発という名目で排除して来ている。

「上位存在」が地球に干渉する目的と彼らの生態・メンタリティ

なぜ広い宇宙の中で、彼らはこの地球を選んだのだろうか。

想像も付かないほど高い技術力を備え、次元の壁すら超越しているのだろう。

彼らの詳しい形態について想像・記述することは不可能に近く、どう考えてもどこかでボロが出てしまう。

こうなるくらいなら素直に「宇宙人が攻めてきた」で良いじゃないか…

課題点を踏まえた現実的な設定

「隕石だと思ったら宇宙人が擬態した宇宙船だった。」これが一番いいのではないか….

既に超小型探査機によって地球上の調査は完璧に済まされており、飛来した隕石・小惑星型の宇宙船の設備・搭載している兵装で人類の文明を維持するための主要機能が迅速に制圧されてしまった設定で行こう。

これは各国の大統領府であったり、各地の水源であったり、原子力発電所であったり。

広大な地表を効率よく支配するなら、ロボット型兵士を用いるのが最も良いと思っている。

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