概要
自宅で洗車できない人の救世主であるコイン洗車場ですが、
どのくらい儲かるのか気になったので調べてみました。
実例を調査
売上高や利用台数を調べる
カーピカランドを経営するサンケーシステムの公式サイトに実例が乗っていました。
試算条件
- 稼働効率80%(雨天・立地条件を考慮)
- ランニングコスト(電気・水道・ケミカル・灯油・排水)
- スプレー洗車機・門型洗車機の単価は平均単価(スプレー洗車500円/台・門型戦車機800円/台)
- リースは6年リース(料率2.0%)
- 工事関係費及び機械補償費は含みません。
- 水道・電気・灯油代は地域や使用条件により異なります。
- スプレー洗車機の機械リース料には車用掃除機とマットクリーナーを含みます。
- 立地条件などにより数値は若干変動します。
ケース1は300坪のコイン洗車場。
300坪というのは普通車の駐車マス約66台分。
これは東名高速港北パーキングエリアの普通車エリアと同じくらいの面積となります。
ここに
高圧洗浄機タイプが5マス、
門型洗車機が1機、
掃除機用のスペースが2台分、
吹き上げスペースが20台ぶん
あるようです。
この構成の洗車場の年間売り上げはなんと213万円。

機械のリース代などの諸経費を払った後に
残った利益は143万円でした。
※洗車場を建てたり撤去する際の工事の費用や土地の賃料が含まれていない点には注意です。
個人的に一番気になるのは1日あたりの平均利用台数ですが、これについては毎月平均で高圧洗浄機の利用者が3250台、門型洗車機の利用者が1300台との予測が書かれていました。
雨天や満車、その他の条件による変動を想定してか、上記の売上表では来店予測台数の80%で計算が行われているようです。
この80%については謎が残ります。

合わせて月間4550台が最低でも利用しているのです。
土日の稼働率は平日の約2.5倍となることも記されていました。
chatGPTを交えつつこの計算の妥当性と現実の収益を予想していく
この記事の以下のパートはすべてchatGPTが作成している。
計算通りの売り上げを出すためには何分に一回の来店が必要か、同じくらいの土地を確保する場合の毎月の賃料はいくらか、設備維持のための人件費はどのくらいとなりそうか、工事代を割ると月何万円になりそうか。
このあたりの条件を詰めていった結果のまとめの文章だ。↓
コイン洗車場は儲かるのか?公式の試算と現実を比べてみた
副業や土地活用の方法として注目されている「コイン洗車場」。
今回は、実際に洗車場設備メーカーの公式サイトに掲載されている収益モデルをもとに、
どれだけ儲かるのか?そして現実的にはどうなのか?を詳しく検証してみました。
公式試算の内容:月の利益はなんと143万円!?
とあるメーカーが紹介しているモデルケースは以下の通りです:
項目 | 内容 |
---|---|
敷地面積 | 300坪(約30m四方) |
設備内容 | スプレー洗車5台、門型洗車1台、掃除機2台、仕上げ場20台分 |
想定稼働台数(月間) | 3,640台 |
平均単価 | 約550円/台 |
売上 | 200万円 |
支出 | 70万円 |
月間利益 | 約143万円 |
「無人でこれだけ儲かるの!?」「夢の不労所得では?」と感じるかもしれません。
この試算、現実ではどうなのか?
結論から言うと、**この数字は“理想的すぎるモデル”**です。
実際にコイン洗車場を運営するには、さまざまな現実的なハードルがあります。
1. 利用台数は本当にこのペースで来る?
指標 | 計算内容 | 結果 |
---|---|---|
1日の平均台数 | 3,640台 ÷ 30日 | 約121台/日 |
1時間あたり | 121台 ÷ 10時間営業 | 約12台/時間 |
1台あたりの間隔 | 60分 ÷ 4.6台 | 約13分に1台 |
地方の郊外では、実際の稼働は半分程度のことも。
2. 土地の賃料が含まれていない可能性
地域タイプ | 坪単価(月額) | 300坪換算の家賃 |
---|---|---|
都市近郊・幹線道路沿い | 1,000〜2,000円 | 30万〜60万円 |
郊外農地・住宅地近く | 500〜1,000円 | 15万〜30万円 |
かなりの田舎エリア | 200〜500円 | 6万〜15万円 |
賃貸の場合、これらの費用が利益から差し引かれます。
3. 人件費もゼロではない
作業 | 頻度 | 時間(目安) |
---|---|---|
清掃・ごみ回収 | 毎日〜隔日 | 月20時間程度 |
洗剤や備品の補充 | 週2〜3回 | 月5〜10時間程度 |
機械の点検・監視 | 週1〜2回 | 月5〜10時間程度 |
合計 | – | 約30〜40時間/月 |
→ 時給1,000円換算で月3万〜4万円相当の人件費が必要です。
4. 設備の故障や天候リスク
門型洗車機などが壊れると、修理に数十万円〜100万円の出費も
雨や雪の日が続けば、まるまる数日売上ゼロもあり得ます
実際の利益はどのくらい?
試算項目 | 理想モデル | 現実的なモデル |
---|---|---|
売上 | 200万円 | 110〜140万円 |
支出 | 70万円 | 80〜100万円(地代・人件費込み) |
月間利益 | 143万円 | 30〜60万円 |
それでも黒字は可能ですが、
「放置で月143万円儲かる」というほど簡単ではないというのが実情です。
300坪の広さってどのくらい?
比喩 | 内容 |
---|---|
面積換算 | 約30m × 30m |
ガソリンスタンド | 1軒分相当 |
テニスコート | 約2面分 |
コンビニ | 約3〜4軒分の敷地 |
つまり、意外と広いです。これだけの敷地が必要であることも覚えておきましょう。
結論:洗車場経営は「夢」ではあるが「甘くはない」
コイン洗車場は、初期費用はかかるものの、上手く運営できれば確かに魅力的なビジネスです。
ただし、立地・天候・メンテナンス・人件費などの現実もきちんと見据えて、
「理想」と「現実」のギャップを埋めながら計画することが重要です。
YouTube動画やショートでも、このテーマをさらに掘り下げていきますので、
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