伊勢神宮で気づいた売れる屋台・売れない店の特徴3選

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伊勢神宮に行った際におかげ横丁を歩く。

無数のお店が立ち並び、通行人のサイフを狙っている。

そんな無数のお店の中で個人的に良いと思ったもの、改善したほうが良いと思ったものを見つけてきたので書き留めておく。

なお写真は撮っていなかったので参考画像はストリートビューから引用する。

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パターン1:道路にはみ出すくらいの店先でサクッと売る

この画像のように、「それ厳密には道路にはみ出してない?法令上大丈夫?」と思ってしまうようなレベルで道路へと屋台をはみ出させるのだ。

こうすることで物理的な距離が歩行者と近くなり、目に留まりやすくなり、商品も見てもらいやすくなり、微妙に気になった際に買ってもらうまでのハードルが下がる。

手ごろに買える価格や手ごろに食ったり持って帰れるようなモノであることが好ましいが、

パターン2:静かな店内の奥のほうへ招き、高単価で売る

このお店のように、入り口にはメニューと価格のみを掲示し、客に人目に付かない奥底まで入ってきてもらうタイプの高単価レストラン。

伊勢海老や近江牛、その他海鮮などの地元の高級名産品を味わえる、4000円級のメニューが並んでいたと記憶している。

4人1組が1回でも来店してくれれば約1万円の売り上げ。

限られた店内スペースや通行人へのアピールのやりづらさ、価格帯ゆえの敷居の高さなど懸念点はある。

しかしおかげ横丁広しといえど、この手の高級路線のお店は少なめ。参拝客の中の0.5~1.0%でも拾えれば利益が出せるのかもしれない。

好ましいと思った例

背景がゴチャついておらず、食品画像と価格を明確化

メニューは見やすくあるべきだ。

財布さえ手に取れば、支払いから受け取りまでスムーズそうに感じる

今の時代、キャッシュレスのロゴが目につくところにあったり、お釣りが気にならない100円単位の値付けとなっていたりすれば購入への心理的なハードルが下げられる。

「100円より90円のほうが良い」というのはスーパーやネットの話だろう。

現金のやり取りがメインとなる屋台では、少なくとも私は面倒な小銭のやり取りが最小限で済む価格にして欲しいと思っている。

好ましくないと思った例

通りすがりにチラっと見る1~3秒で商品と値段がハッキリ分からない

失礼にあたるので画像は貼らないが、色々と貼り過ぎているせいでゴチャついて、意識をどこに向ければいいのかハッキリしない。そんな看板が見られた。

デザイン的にはオシャレで、海鮮のフレッシュさを感じられるような場面があるが、とにかくゴチャついていて視界に入ってくる要素が多いのだ。

「”何を”+”何円で”売っているのか」の情報だけシンプルに知りたい。

そんな状況でゴチャついたものを見られると無意識にストレスを感じ、目を背けてしまう。

これでは無数にお店や看板が立ち並んでいる中で微妙に悩んでいる程度の通行人に選ばれづらくなるだろう。

難しいところ

店内や店員さんがどのくらい外から見えるか

通りすがりの一瞬で店内が見えて、その雰囲気まで分かると心理的に一気に入りやすくなる。

そもそも屋台タイプには店内とか存在しないもんね。

気軽に入って気軽な額を使って欲しい店なら見えやすくして、高単価系のお店なら見えないようにする。これが良いのだろう。

メニューをどれだけ表に出すか、品揃えをどこまで充実させるか

ある程度は商品のラインナップを持っておくのが好ましいのは知っての通りだろう。

しかし看板の中にメニューを並べすぎるとゴチャついてしまう。

こうなるとさっき言った理由でスルーされやすくなるし、増やした商品点数のぶんだけ在庫コストが増えて行く。

一品勝負の屋台タイプで行くか、ファミレスタイプで行くか。

私だったらローコストな一品モノ屋台を選びたい。

キャッシュレス対応を進めるか?(パッと見ではこれが差別化ポイントになる可能性があった)

大抵のショップには入り口に「VISA」だとか「○○Pay」のロゴのステッカーが貼ってあるものだが、伊勢神宮の商店街では見かけなかった。手数料は無視できないが、同等とキャッシュレスサービスのステッカー・ロゴを掲示していれば、お客さんが購入するまでの心理的なハードルは下げられるように感じた。導入コストが低いメジャーなサービスから試してみるのが良さそうだ。

英語・その他外国語への対応

ほぼすべてのメニューが日本語・日本円オンリーだったので、メニューに英語を足して、店員が簡易的な英語を話すようにするだけで外国人観光客へ有利にアプローチできそうである。

現金でのドル紙幣に対応するか、「ソーリー、ジャパニーズキャッシュ、オア、クレジットカードオンリー」とでも言ってVISAかマスターカードでも使ってもらうか。

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