【車載工具】クルマに常備しておくべきものを真剣に考察してみた

クルマ・バイク

知れば気になってしまうのが「車載工具」である。

しかし出先のトラブルなんかパンクくらいしか起こらないし、起こったところで大抵の状況では自分で対応なんかできない

このことを踏まえた上で、「車載工具」というより「車載すべきグッズがたくさん入ったバッグ」の中身を考察していく。

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色々な道具が全部入りそうなバッグ

いきなり適当で申し訳ないが、三角表示板やブースターケーブルのようなかさばるモノを含めて「ぜんぶひとまとめにしておけるバッグ」みたいなものがあると良いと思っている。

これは私の家で3年くらい眠っていたもの。有能だけど出番がない状態だった。

この目的さえ満たせればなんでもいい。家にある余りもののバッグだかリュックでも使えば良いだろう。買うにしても安いもので充分だ。

例えば次に紹介する三角表示板のサイズは横幅42cm x 高さ4cm x 奥行10cmである。

牽引ロープやブースターケーブル、その他もろもろを積んでおくことを考えるとかなりの結構な大きさが要求されそうだ。

ネットで適当に買っても失敗しやすいように思う。

まず中身を一通り揃えてから、ぜんぶ入りそうな製品を実店舗に見に行ったほうが良いだろう。

私のものはブースターケーブルが立っていても入る。

ただ大物を入れるとモノの出し入れが面倒くさくなりそうだ。

よく使う小物類はセンターコンソールボックスに入れたり、ほとんど開けない前提でスペアを買い足すのが良さそうに見える。

複数台持ちなら必要そうな場合だけバッグを移せばいいかな。

三角表示板

車載工具どころか「非常時の掲示」が義務付けられているものだが、自動車用ということでひとまとめにして放り込んでおきたい。

私はコレを買って使っている。

そこそこ重たくて大きいが、強風にも負けなさそうな強さがあって頼りになる(そのぶんデカくて重いけど)。

この記事で紹介するすべてのリンクはアソシエイトリンクであることをご了承願いたい。

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ちなみにサイズはブースターケーブルに並ぶ最大クラスとなるだろう。

雨の中で、泥の上で使うことも想定するとプラスチックの箱に入れておきたいが、その場合のサイズは横幅42cm x 高さ4cm x 奥行10cm となる。これが余裕で入るサイズが必須。

赤い旗・追加の三角表示板・発煙筒など

三角表示板は積んでいる。でも私は思うのだ。

「三角表示板じゃほかのクルマに合図を送るには不十分じゃね?」と。

そこで考えておきたいのが後続車に異常を知らせる追加の何かだ。

なにかって何なのか?それをいま考える。

例えばこの赤旗。

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自分で振って後続車に危険を知らせるために役立つかもしれない。

でも以下のような製品を使えば要らないかも。

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三角表示板1つでは心許ないので、余裕があれば検討したいところだ。

懐中電灯(できれば赤・白の切り替えが可能なタイプ)

「スマホの明かりとは別に懐中電灯があったほうが良い」という意見を聞いた際に思い浮かんだ商品を探してみたところ本当にあった。

これは赤色灯としても使えるLED懐中電灯である。

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商品動画を見たところ、赤色の点灯・点滅も出すことが可能。

事故現場周辺にポンと置いておくだけで安全確保ができそうである。

LEDの充電式懐中電灯としての基本性能も高い。マグネットもついている。

怪我に対応できる装備・ファーストエイドキット

名前は知っているし欧州車を筆頭に配備が進んでるのは知っているが、結局なにを用意すれば良いのだ・・・??????

ちなみにムヒはあったほうが良いと思う。虫刺され対策になるので私はセンターコンソールボックスに放り込んでいる。それとは別に虫刺され対策のスプレーがあると良いかも。

(追記:別記事にて徹底的な分析と検証を行った。気になる方はぜひ読んで頂きたい。)

空気圧ゲージ

これがあると地味に便利で手放せないのだ。

気温10℃くらいの冷感時でフロントが240kpaくらいになるよう、的確に調整した成果が出ている。

空気圧補充をいつ・どう行うか考えたり、気温や走行状況による微妙な走行フィールの変化を数値として知ることができたりする。

たとえばガソリンスタンドにて空気圧補充を行う場合、道中で微妙にタイヤが温まっていることが多い。

補充前の空気圧を正確に知っていると「いまの数値から具体的に何kpa足すか」を的確に判定できるようになる。

非常に便利なので、こちらもセンターコンソールボックスに常に入れている。

まあ車載工具としての空気圧ゲージって、本来はパンク修理を行った後の空気補充の目安にするほうがメインなんだろうけど…

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購入する際の注意点があるとするならホイール形状だろう。

「もしかしたら入らないかも?」と思ったら要注意。

ブースターケーブル

バッテリーが上がってしまった誰かを助けたり、「ちょっとだけエンジンルームにこれを繋がせてください」と助けを求めたり。

人生でお世話になったり必要性を感じた場面はないが、持っておくと安心なアイテム。

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まぁ私が使ったのは「放置しすぎて完全放電しきった(バッテリー充電器を繋いでも反応が無かった)RX-8に普段乗り用のプリウスから給電した」1回のみだし、実は大きくてジャマだから車載してなかったんだけど…

いくつか注意点を挙げよう。

まず高さ方向にかさばること。

ケーブルを長くすると収納性が悪化し、かといって短くしすぎると非常時の使い勝手が悪化するという二律背反。

買った最初は丸いバッグに入ってくるのだが、上手いこと束ね直して高さを抑えたほうが良いだろう。

それが面倒ならバッグを工夫するか。

また「赤は赤ね」程度の認識で適当なところに繋ぐと大変なことになることや、ケーブルそのものにも容量があるので雑に選ぶと燃え上がるリスクがあることも頭に入れておこう。

さて数十か月ぶりに私のガレージに放置されていた分を引っ張り出してきた。

「どうやって入ってたんだよ」というレベルでみっちみち。

収納時にかさばる&キツキツすぎて戻せない丸型の袋にしまうくらいならそのまま放り込んでも良いだろうが、3メートル近いケーブルがバッグの中で暴れまわって大変なことになりそうだ。そのうちなにか対策を考えたいところ。

牽引ロープ

あったら良いだろうけど、これ要るの・・・?

というアイテム。

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もし買うなら、「アルファードや高級EVの車重は2.2~2.5トン級である」事実を踏まえて3トンのモデルを選んでおきたいところ。

まあコレを買うくらいならタイヤチェーンでも買っておいたほうが良い。

ガラスを割る・シートベルトを切る用のハンマー

これも要らなくね・・・?

「他人の交通事故に遭遇した際に助け出すのがラクになる」か、「事故らされて川に落とされたときに脱出しやすくなる」程度のものだろう。要らなくね・・・?

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わざわざ2個入りを買う理由があるとすれば、二列目用か2台持ち用かな・・?

だとしても要らない気がする…

いちおう紹介はしておくけど、この製品だけは私が実際に買うかは不明。

非常食・水(カロリーメイトとトップバリュペットボトルで充分)

これはあっても悪くないと思う。

ドライブ中にどうしてもお腹が減ったり喉が渇いた際に、ローコストな携行品を使うことで微妙に出費を抑えることにも使える。

言うまでもなく雪道での立ち往生対策にもなるので、どうせ冬季に車載するなら車載工具バッグ側に載せておけばいいじゃないか。スーパーのペットボトル入りの水は20円程度で買えることを覚えておこう。

ジャンプスターター

日ごろから適切な整備と乗り方を心がけていれば出番が来ることはない道具。

私は数年前に、この日立の2.6万円のジャンプスターター兼モバイルバッテリーを買ったが1回たりとも出番がない

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要らないかもしれん…

でもバッテリーやオルタネーターの劣化状況を把握できていなかったり、「エンジンを掛けてはすぐ切る」だとか「社外セキュリティがオンのまま長期間乗らない」みたいなのがあったりするならあると安心かもしれない。

スペアタイヤの空気圧補充と共に、こっちの充電を忘れてしまうというのはあるある。

バッテリーのマイナスを外す用のレンチ(たぶん10ミリスパナ)

事故った・事故らされた後や水没リスクを負った際の対策として、バッテリーのマイナス端子くらい外しておきたい。

後述するレンチセットにもどうせ入ってるだろうけど、(大抵の車種が当てはまる)10ミリのオープンエンドくらい用意しておきたい。

ちなみに私はショート防止の10ミリを持っていて、マイナス端子を外す際によく使っている。

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基本的には要らないんだけど、600円程度でうっかりミスを防げるので買って損することはない。

まあわざわざ買うほどのものでもないけどね。

ホイールナット・ホイールナットを緩められる工具・トルクレンチ

車載工具の中に、この形のホイールナット緩める用っぽいレンチは入ってないだろうか?

出展:DIYラボ『車載工具で社外ホイールは外せない! 遠出する前に「真の車載工具」を揃える』

こんなものじゃ絶対ホイールナットは緩まないから今すぐやめろ!!

せめてこういうモノを使おう。これは実際に私が買って、ほとんど出番がないまま車載しているクルクルレンチ。

こっちはエーモンさんバージョン。

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トルクレンチセットもあるので、エーモンさんから買うのが良いだろう。

ただトルクレンチのほうは普通に高性能品であるように見えるので、車載工具ごときに買い足すには贅沢かもしれない。

トルクレンチの使用頻度があまりにも低いなら、普段は車載しておいても良いかもね。出先での増し締め(というかトルクチェック)に使えるし。なお適切なアダプタ類の用意を忘れないこと。

ジャッキ類・リジッドラック(必要に応じて)

パンク修理キットしか積んでない私の50プリウスだが、実は二列目の左下にパンタグラフジャッキが隠されている。

大抵の車種にはジャッキくらいあるし、パンタグラフジャッキさえ使えればタイヤ交換くらいはできる。

でもクルマの底に潜るような作業はぜったいダメだ。

私は昔買ったきり使っていないリジッドラックが余っているので、一個くらい載せておこうかな…

いやでも絶対要らねえわ。

欲しくなるような整備をやる可能性があるなら一考の価値あり。

つまり基本的に要らないという意味。

ホイールロックナットのアダプタ

「家に忘れてくると出先で悲惨なことになる」ものの代表格。

常に車載していると整備の際にダルいというか面倒なのだが、それでも車載する習慣を付けておきたいところ。

輪留め

氷点下での駐車時や事故った後のクルマの移動防止、サイドブレーキの劣化が不安な車種や傾斜地への駐車時など、車載しておくとなにかと便利であるように思える。

あまり使うことが無い&いざ使いたいときにどっか行く物の代表格なので、紐で2個を繋いでおけるのが良いだろう。

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注意点があるとするなら、タイヤ外径が大きいSUV系の車種での使用には不安が残ることくらいか。

その他の工具・結束バンドやテープなど

これが「みんなが言うところの車載工具」である。

ソケットやスパナ、ニッパーにバイスプライヤー、差し替え式ドライバーなどが出てくる。

結束バンドや補修テープなども見聞きする。

長年の経験や乗っている車種、状況によっていくらでも変わるので一概にどうとか言えない。

プラグ(ロータリーや旧車・チューニングカーだけ)

スターターモーター未交換のRX-8に乗ってる人はぜひ用意しておいて欲しいもの。

それくらいしか替えのプラグが必要になりそうな状況がイメージできない。

本当に要るような人は自分であれこれ用意してるだろうし…

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