200V→100V変換プラグを買って深夜料金の間に充電を終えるのはアリなのか

クルマ・バイク

世の中には100Vコンセントに200V用のEV充電ケーブルを繋げるようにする変換アダプタが売っている。

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変換アダプタを使うメリットと火災リスク

これを使うことで、本来なら0.5kw程度しか出ない100VのEV充電ケーブルで1.5kwという充電スピードを出すことが可能だ。

これは200Vの一般的な普通充電の3.2kwと比べて約半分のスピードとなる。

500W用の配線に1500Wを何時間も何時間も流し続けるという火災発生リスクの塊でしかない。

しかし充電時間の比較的短いPHEVであれば、これを使うことで電気代の割安な深夜料金の間に充電を完了させることも可能となるかもしれない。

※我が家に200VのEV用コンセントは無い。

プリウスPHVは8.8kwhのバッテリー容量のうちの、12~80%の約68%ぶんをPHEVとして利用可能。これは5.9kwhにあたる。

5.9kwhを0.5kwhでゼロから充電すると11.9時間、1.5kwhなら3.9時間で満充電することが可能だ。

電気料金を調べる

21時~7時までの10時間が深夜料金の対象である。

深夜料金の時間は1kwあたり16.52円。

朝の7時を越えると、10時まで1kwあたり28.61円が掛かる。

何回充電すれば元を取れるか考える

21時から7時までの10時間で、100Vの設備であれば約5kwの電気を充電可能。

5.9kwhがバッテリー容量だ。

つまり朝の7時時点で残っている可能性があるのはたったの0.9kwh。

ホームタイム料金でココを充電してしまうと25.7円だが、ナイトタイム料金だと14.9円。

ゼロから満充電1回あたり10.8円の差額が生じていることになる。

1500円,2000円,3000円の製品を買った場合、元を取るためにはそれぞれ138回,185回,277回の充電が必要となる。

火災リスクを負いながら150~200回くらいは充電しないと元を取れないのだ。

しかも、我が家には燃料電池や太陽光パネルが既に付いている。

EVを買うタイミングでPHV用の充電器の増設も検討すれば良いことが判明した。

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