新型ダッジチャージャーにV8が復活するという噂とステランティスの復活戦略:中国EVとの戦いの行方は?

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ダッジの象徴とも言えるV8エンジン「HEMI」が2026年に復活する――そんなニュースが自動車業界を賑わせています。

本記事では、V8復活の背景にあるEVチャージャーの不振、ダッジと親会社ステランティスの関係、そして復活に向けたステランティスの戦略を、中国EVの台頭という視点からも交えて徹底考察します。

EV化したら売れなかったのでV8に戻します

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🔥 2026年、HEMI V8が復活か?背景にあるEVチャージャーの冷たい反応

最近報じられた内容によると、ステランティスは2026年に**V8エンジン搭載のガソリン車「ダッジ・チャージャー」**を再投入する計画があるとのこと。

これは、EV版チャージャー(チャージャー・デイトナEV)への冷淡な市場の反応を受けたものとされ、特に以下の点がネガティブに作用しました。

  • 高価格帯(約6万ドル~)で手が出しにくい
  • 擬似エンジンサウンドに対する違和感
  • ディーラーや顧客が「本物のV8」を強く求めている

EV版の販売は振るわず、2024年のダッジ全体の米国販売台数は前年から約54%減少。その背景には、伝統的なマッスルカー文化とのギャップもあるといえるでしょう。


🔍 HEMI V8とは何か?その魅力をおさらい

「HEMI(ヘミ)」とは、“半球形の燃焼室”を持つエンジン構造のことで、燃焼効率が高く、圧倒的なパワーとドロドロとしたサウンドが特徴です。

かつてはダッジ・チャレンジャー、チャージャー、RAMなどに搭載され、アメリカンマッスルの代名詞となっていました。

排ガス規制などの影響で一時は姿を消しましたが、今回の復活計画により、再びファンを魅了する可能性があります。


🏢 Stellantisとは?ダッジとの関係性を整理

ダッジは、世界第4位の自動車グループ「Stellantis(ステランティス)」傘下のブランドです。

▶ Stellantisの主なブランド一覧:

  • 欧州系:プジョー、シトロエン、フィアット、オペル、マセラティ など
  • 北米系:ダッジ、ジープ、クライスラー、ラム など

ダッジはその中でも、北米市場におけるパフォーマンスブランドとして位置づけられていますが、現在は電動化の過渡期にあり、ブランドの方向性が問われています。


📉 売上不振の背景:中国EVの台頭が影を落とす

ステランティス全体の純利益は2024年、前年から70%減少。ダッジを含む北米ブランドの販売不振が響きました。

そしてその影には、中国EVの急成長があります。

  • BYDやNIOなどが高性能&低価格EVを大量投入
  • 欧州市場でもシェアを拡大中(EV販売の20%超が中国製)
  • 中南米・アジアでも積極展開し、旧来ブランドを圧迫

ステランティスも中国EVメーカー「Leapmotor」と提携するなど、対抗手段を模索中です。


✅ ステランティス復活への道筋:5つの戦略提言

ここからは、ステランティスがこの苦境からどう立ち直るべきかを、戦略的に整理します。

1. ブランドの再定義と統廃合

収益性の低いブランドを整理し、強みを持つブランドに集中投資。

2. EVプラットフォームの拡充

STLAプラットフォームの早期量産&コストダウンでEV展開を加速。

3. 中国EVメーカーとの連携活用

Leapmotorとの提携を活かし、超低価格EVを欧州市場に投入。

4. 感情に訴える北米戦略

DodgeのV8復活など「マッスル文化」の復活でコアファンを呼び戻す。

5. 新興市場への本格展開

中南米・アフリカなど、BYDなどが未進出の市場に先行投資。


✍ まとめ:ステランティスの未来は“電動×個性”にかかっている

EV時代において、性能だけでは売れない時代に突入しています。
ステランティスが生き残るためには、「合理的なEV戦略」だけでなく、「感情に響くブランド作り」も不可欠です。

ダッジV8の復活はその一歩かもしれません。
果たして、“マッスルカーの魂”は電動時代にも生き残れるのか――注目していきましょう。


🔗 参考リンク:

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