「月に一回くらいは意味もなくビジネスアイデアを考えるのも悪くない」と思ったので、今回はこの時代に100円ピザがやっていけそうか考えてみる。
事業の概要・アイデアの元
このアイデアには実は明確にパクり元が存在している。
ニューヨークの1ドルピザだ。
ノージョブフドウ氏のYouTubeチャンネルで見かけた。
今は1.5~3ドルほどに値上がりしているそうだが、約1/8にカットされたピザが1~3ドルほどで食べられる店舗がニューヨークのあちこちにあるらしい。
コストの抑え方
自販機を用いた無人販売(私はこっちで行くつもり)
ローコスト物販の代表格。最小限の固定費で24時間365日に渡って働き続けてくれる機械。
そんな自動販売機の設置で実現する。
ニチレイの「チキンポテト」みたいにその場で暖めたものをドロップするか、ど冷えもんのように外箱だけ排出するか。
ここについては考え方次第だろう。
よりローコストで導入できるのはど冷えもんの自販機にパッケージそのものを入れるタイプ。
特別感を出しつつ、出店場所の工夫だけでみんなに買って食ってもらえそうなのはその場で暖めるタイプ。
しかし新製品開発のコストが掛かるため100円で売るのは無謀である。
自販機はコストを下げられるが、「100円」という単位と相性が良くない気がする…
実店舗で行く場合のコストダウン案
店舗の形態
この場合はタバコの販売や祭りの屋台、キッチンカーを参考にしつつ考えよう。
営業時間・出店場所
2~3つのアプローチがあるだろう。
一般の飲食店のように10時~22時ごろまで開けるか、メシの時間(具体的には10~13時+17~21時)のみに対応していくか、24時間営業か。
祭りやイベント、休日のような特定の日時だけ開けるのも一手。
東京を始めとした深夜帯でも普通に人が歩いているような都心部に店舗を構える場合、24時間営業も視野には入ってきそうだ。
というより都心部でふらっと大量の人を呼び込まないと、低価格商売では採算なんか取れないだろう。
家賃が多少高くても、いつでも人が居るような大通りに出すべきだ。
食品や各種資材の調達について
低価格の実現やビジネスコストを削減する観点から、店内で生地を練って作るのは無理であると考える。
ローコストな窯を設置し、焼きたての提供くらいは行っても良いかもしれない。(ただの再加熱だけど)
安価に腹を満たしに行く方法
自分で調理過程に介入できるなら、ビジネスホテルの朝食バイキングで出されるような調理方法で行こうと思っている。
具体的には大量の脂を記事に染み込ませ、見た目以上のカロリーを感じられるようにしていったり、安価に用意したチーズを大量に盛り付けてみたり、300円くらいは結局払うよう誘導したり。
また生地自体は薄くてもいいためピザそのものの直径を大きめにしてやることで、見かけ上のコスパを高く見せるのも悪くない。
メニューはコストとの兼ね合いから最初は1つのみで行こうと思っている。
不味くない範囲で安物のチーズとケチャップ、安物の生地を仕入れてやっていきたいところ。
出店候補地と根拠
人通りの多い都心部
基本的に人通りが多いところ一択だ。
高速道路のパーキングエリア
こちらも24時間いつでも人が行き来しており、ちょうど小腹が空きやすいと言える。
自販機でドリンクをちょっと買う人が多い場所であり、数百円に行かない程度のちょっとした買い食いを誘いやすいようにも思う。
道の駅
コンビニの店舗前
どうせコンビニの入り口前なんてデッドスペースになっているので、屋台感覚で出店できれば双方にとってメリットとなりそうだ。
大抵の店舗は道路より奥まったところにあるため、大通り側に構えるか入り口脇に構えるかは一考の余地あり。
高校・大学の構内かメインとなる出入り口のすぐ近く
大学沿いにはコスパの良い食べ物屋さんが多い印象がある。
そこを自分たちも狙いに行く。
空港ターミナル内
個人的に人通りが多く、買ってもらいやすい印象を受けたので挙げてみた。
寝台特急や新幹線・長距離列車の中(要検討。難易度高し)
駅弁や飲料自販機の感覚で自動販売機を設置してみたいが、課題が多すぎる。
機械が卓上ウォーターサーバー並みのサイズ感に収まったら検討できるかもしれない。
類似の成功事例・組みたいパートナー
Yo-Kai Express(ラーメンの自販機)
首都高のパーキングエリアによく置いてあるラーメン自販機だ。
冷凍食品の自販機
全国各地で見かける冷凍食品の自販機。
既に日本中に出店しているのだが、内部に加熱機能が一切ない。
Base Food(コンビニ内でも販売している点)
「コンビニの中になんか置いてある」という方法で国民の無意識に浸透していったベースフード。
なんかの参考になりそうなので名前を挙げた。
売り上げを伸ばしに行くための戦略
高単価商品への誘導
100円と名前に付いているけれど、みんな500~1000円くらい使うよねという状態を目指していく。
これはサイズやサイドメニューなどを揃えていこうと考えている。
ついで買いを推奨するためのラインナップ
色々なコンテンツとのコラボ
アニメやインフルエンサーなど、何でもいいのでコラボしてみることを検討中。
購入者にステッカーを渡すだけでも構わないので、とにかくネットへの露出や来店したいという気持ちを稼ぎに行く。
ビジネスそのものを成長させるために
各種メディア・インフルエンサーへのアプローチ
ネットでウケが良さそうなので、そこまで激烈に広告費を掛けなくても話題になれる可能性はある。
SNSで流行らせる
定番。
リピーターを獲得する
これもビジネスの基本。
ウーバーイーツや出前館への登録
出前系のアプリで100円なんかで済むわけはないが、「100円ピザ」の名前と低単価の商品を表に出しておくだけで集客は見込めるだろう。
最初はここからゴーストキッチンで始めるのも一手かもしれない。
最後に
冷静に考えてツッコミどころしかないが、良い気分転換になったので今後も定期的に何か考えようと思う。