すき家のメニューに牛すき鍋定食が追加された。
「これぜったい店員さんがいろいろと大変でしょ」と思うのだが、持ち帰りもできるようなので頼んでみることにした。
持ち帰りはアルミ鍋の容器で、自分で加熱するらしい。そこまで大した手間ではないが面倒ではある…
…と思いつつ持ち帰りの注文ページを見ていたら、「レンジ対応容器変更」という面白そうなオプションを見つけた。
「どんな状態で渡されるんだろう」と思って受け取ったらこうなっていた。
私が選んだのは「牛すき鍋(単品)」のたまご1個のみであるが、以下の4点構成になっていた。
- 具材が入った容器
- スープ(割り下と呼ばれている)
- たまご
- 空の容器
これが具材。
基本的にはお肉、白菜、ニラ、人参、うどん、糸こんにゃくで構成される。
これがスープ。割り下と書かれていて、切れ込みがあったので開封はラク。
たまごと「取り皿」と書かれたただの空のカップ。ここに卵を入れるようだ。自分で皿を用意しなくて良いというわけ。
ちなみに、受け取った食品の中にも公式ページにも、電子レンジにおける加熱時間や調理法に対する説明は見つからなかった。
割り下だかスープを具材のカップに入れ、「これでいいの?」と思いながら500Wで2分加熱してみた。問題はなさそう。
というわけで、卵を用意して食べていこう。
基本的にはみんながイメージする「すき焼き」の味。
甘ったるいタレとたまごが具材に絡む、あの味わいだ。
ただ肝心の野菜がちょっと硬い。シャキシャキ感はあるんだけどね。
また個人的には塩味が濃すぎるように感じた。
水で薄める前提なのか?と疑うレベル。
お肉は美味しいのだが、なら普通の牛丼をつゆだくで食えばいいんだよなぁ。
うどんの麺は塩辛い汁をふんだんに吸いこんでおり、これをおかずにしてご飯が食べられるレベル。
ローコストで満腹感を底上げすることが出来るので、「コストダウンだ」とか言わずに素直に腹を満たして欲しい。
あまりにも塩辛かったので、適当にレンチンご飯を取り出してきて劣化牛丼みたいな状態で完食した。
まとめ
ほぼ同じ価格帯ですきやき牛丼があるなかで、わざわざこっちを選ぶ理由がないと感じてしまった。
「鍋で食べるから特別感があるじゃないか」と思うだろうが、面倒に見合っていないというのが私の感想だ。
あとスープがしょっぱすぎる。お米無しでは普通に食べるのも困難なレベル。
月見すきやき牛丼の方は変な手間など必要なく、たまごを割って入れるだけで丼としてすき焼きが楽しめる。味も値段もほぼ同じだ。
「鍋の状態ですき焼きを食べる」ことのために、従業員も食べる人も犠牲になるという地獄のようなメニューだというのが私の評価だ。
これリピートする人、いないんじゃないの・・・?
悪いことは言わないから、「すきやき牛丼のほうを選びましょう」。