ふとした瞬間に「そうだ、AIに関する絵本を書こう」と思い立った。
AIを用いた絵本の生成方法については、以前の記事で確認しているのだ。
一度実践したのだが、「本文が長すぎる」「画像が思い通りに出力できない」という問題を抱え、頓挫してしまった。
なら、本文とストーリーは俺が考える。画像は本文のコピペではなく、自分で呪文を考える。
そういう意志でもって、進めてみることにしたのだ。
絵本のタイトル・概要を考える
「おしえて、AI」というタイトルがおぼろげながら思い浮かんだということは、「おしえて、AI」というタイトルの絵本で書き進めるということだ。
私はこの方法で決めてしまったが、ブログ記事においては再現性を重視したい。
chatGPTに考えせれば良いのだ。
「絵本を書きたいです。題名のアイデアを幾つか挙げてください。」などと質問すればいい。
絵本を書くのは素晴らしいアイデアですね!以下にいくつかの題名のアイデアを挙げます。好みやテーマに合わせて選んでください。
1. 「ふしぎな森の冒険」
2. 「にじ色の友達」
3. 「お月さまのひみつ」
4. 「ひつじさんとお星さま」
5. 「おとぎ話の国へ」
6. 「ぐるぐるワンダーランド」
7. 「ちいさな勇者とドラゴン」
8. 「かくれんぼのうさぎ」
9. 「きらめく海の冒険」
10. 「おしゃべりな森の仲間たち」
これらの題名は、子どもたちにとって楽しい冒険やファンタジーの世界を思い起こさせることができるかもしれません。また、自分のストーリーに合った題名を考える際には、主なテーマやキャラクターの特徴などを考慮してみてください。
Q「もっと教えて」
もちろんです!もういくつかの題名のアイデアを提供します。
11. 「ふしぎな時計と忘れられた旅人」
12. 「ゆめの国のおとぎ話」
13. 「おおきなおおかみと小さなひつじ」
14. 「まほうの森のなぞなぞ」
15. 「にじの橋のむこうへ」
16. 「むかしむかし、あるところに」
17. 「かくれんぼの森のなかまたち」
18. 「おおきなあめふりの日」
19. 「すてきなおとぎ話の世界へ」
20. 「みんなでお星さまをさがそう」
これらの題名は、冒険や魔法、友情、自然の美しさなど、子どもたちに魅力的な要素を含んでいます。あなたの絵本のストーリーやメッセージに合った題名を見つけるのに役立ててください。また、絵本の中のキャラクターや場所、イベントなども考慮しながら、独自の題名を考えてみてください。
「もっと教えて」と入れれば、さらに出力してくれる。
気に入ったor気になるものがあるまで、脳死でガチャを回し続ければ良いだろう。
さて、ストーリーを自分で考えようとしたが、いきなりゼロから進めるのは難易度が高い。
chatGPTの力を借りることにした。
Q「「おしえて、AI」という絵本を書きたいです。どんなストーリーが良いでしょうか。」
素敵ですね!「おしえて、AI」という絵本のストーリーには、以下のようなアイデアがあります。
タイトル: おしえて、AI
ストーリー概要:
主人公は小さな男の子(もしくは女の子)で、彼(または彼女)は興味津々な性格を持っています。彼は新しい友達を作るために、自宅の押入れの奥にひとつの古いコンピュータを見つけます。それは彼の家族が以前使っていたもので、中には驚くべき人工知能(AI)が内蔵されています。
主人公はコンピュータを見つけて興奮し、それを自分の部屋に持ち帰ります。彼はスイッチを入れると、AIが活性化し、小さな画面にAIの顔が現れます。主人公はAIにいろいろな質問をすることができます。AIはとても賢く、どんな質問にも答えることができます。
主人公はAIに世界の地理や歴史、科学のこと、動植物の知識などを尋ねます。AIは親切に答えてくれるだけでなく、時には楽しいアニメーションやイラストも表示してくれます。主人公はAIのおかげで新しいことを学び、知識を深めることができます。
ある日、主人公は学校の授業で友達にAIのことを話します。友達たちは興味津々で、主人公の家に集まってAIとの交流を楽しむことになります。AIはみんなの質問に答え、一緒にゲームをしたり、楽しい冒険の旅に連れて行ってくれます。
絵本のストーリーは、主人公とAIの交流や彼らの新しい友情を描きながら、学びと冒険の楽しさを伝えることができます。また、AIの利点や可能性についても触れることで、技術の進歩と人との関係性の可能性を考えるきっかけになるでしょう。
このようなストーリーを通じて、子供たちは学ぶことや技術の力に興味を持ち、友情や協力の大切さを学ぶことができます。そして、AIが素晴らしいツールであると同時に、人間同
士のつながりや絆が大切なことを教えてくれるのです。
なんと、もう絵本の大枠が出来てしまった。
しかし、私がおぼろげながらイメージしているのは、壮大な冒険の物語だ。
主人公のサポート役として、妖精のような見かけをしたAIが登場するものだ。
「壮大な冒険に関するストーリーが良い」「AIはナビゲーター役が良い」という要望を含めて、もう一度アイデア出しをお願いした。
Q「壮大な冒険に関するストーリーが良いです。AIはナビゲーターとして出てきて欲しいです。別のストーリーも考えてみてください」
タイトル: 「未知の大陸へ!」
ストーリー概要:
主人公は勇敢で好奇心旺盛な少年(もしくは少女)で、彼(または彼女)は遥か彼方に存在すると言われる未知の大陸の探検に憧れを抱いています。ある日、主人公は祖父の蔵書から一冊の古い冒険記録を見つけます。その本には、伝説のナビゲーターAIの存在が記されています。
主人公はその本を読み進めるうちに、ナビゲーターAIが未知の大陸への航海に必要な地図や航海術の知識を持っていることを知ります。興奮した彼は、祖父の研究室に眠る古い航海用のコンパスを見つけ、それを手に取ります。
すると、コンパスが光り輝き、AIの声が聞こえてきます。AIは主人公に航海の準備を手伝い、未知の大陸への航路を示してくれます。主人公は船を建造し、仲間たちを募って大冒険への旅に出発します。
航海の途中で主人公たちは様々な困難に遭遇しますが、AIはナビゲーターとして彼らを導き、危険を乗り越えるためのアドバイスや知識を提供します。彼らは風雲急を告げる海を渡り、不思議な生物や美しい景色に出会いながら、未知の大陸に近づいていきます。
そしてついに、主人公たちは未知の大陸に到着します。そこには驚くべき文化や技術が広がっており、新たな知識や友情が彼らを待ち受けています。主人公と仲間たちは未知の大陸の人々と交流し、お互いの文化を学び合います。
絵本のストーリーは、主人公たちの勇気と冒険心、そしてAIのナビゲーション能力が重要な役割を果たすことを描きながら、新たな世界の発見や異文化の尊重の大切さを伝えることができます。子供たちは大冒険の興奮と共に、友情やチームワークの意義も学ぶことがで
きるでしょう。
このストーリーを通じて、子供たちは冒険と探求心の素晴らしさを感じると同時に、AIが彼らの冒険の仲間としてサポートすることで新たな可能性が広がることを理解するでしょう。
祖父母からの贈り物のナビゲーターAIに、未知なる大陸への船旅。これは素晴らしい。
「おしえて、AI」というタイトルとのマッチングは宜しく無いが、ストーリーのベースとしては素晴らしいものだ。
絵本の詳細な構成と本文を書く
いよいよ執筆だが、個人的にこのステップは「後ほど画像生成AIで挿絵を作成すること」をイメージして進めることを強く勧める。
もっと言うと、「何枚・何ページに収めるか」まで決めてかかったほうがいい。
AIの手を借りる
私は後述する手法で、手作業で仕上げることにした。
だがこの記事を読みに来る読者さんは、AIの力を借りたいだろう。chatGPT様に続きを聞いていこう。
(投稿主は長考した。)
さて、「chatGPTが、本のタイトルとストーリーを決めた」ところから続ける。
さて、「その内容を、10~30ページほどで絵本にしたいです。各ページごと挿入する本文を考えてほしいです。」と聞こう。
もちろんです!以下に10〜30ページの範囲内で、絵本の本文の例を挙げます。各ページごとにシーンやエピソードが進んでいくように構成しました。絵とのバランスを考慮しながら、必要に応じて文章を調整してください。
【ページ1】
(絵:小さな町の図書館が描かれている)
図書館にふしぎな時計が届きました。
町の人たちは興奮し、時計の扉を開けます。
【ページ2】
(絵:不思議な時計が描かれている)
時計の針がゆっくりと回り始めます。
「どんな冒険が待っているのかな?」と子どもたちはわくわくします。
【ページ3】
(絵:時計をまわす子どもたちが描かれている)
時計をまわすと、まるで魔法がかかったかのように、町の風景が変わっていきます。
【ページ4】
(絵:子どもたちが過去の町を探索している)
子どもたちは時計のヒントに従って、過去の町へと旅立ちます。
古い建物や街並みが彼らを迎えます。
【ページ5】
(絵:子どもたちが未来の町を探索している)
次は未来の町へ向かいます。
空飛ぶ車や高層ビルが子どもたちを驚かせます。
【ページ6】
(絵:時計の中で子どもたちが謎を解いている)
時計の中には、さまざまな謎やパズルが待っています。
子どもたちは協力して問題を解決します。
【ページ7】
(絵:子どもたちが古代の遺跡に立ち入っている)
時計が彼らを古代の遺跡へと導きます。
迷路や宝物が隠された場所に立ち入ります。
【ページ8】
(絵:子どもたちが空中に浮かぶ島を訪れている)
次は空中に浮かぶ島へと向かいます。
美しい風景と奇妙な生き物が彼らを出迎えます。
【ページ9】
(絵:子どもたちが深い森の中を冒険している)
森の中にはさまざまな生き物が暮らしています。
子どもたちは新しい友達に
出会います。
【ページ10】
(絵:子どもたちが旅人の記憶を見つけるシーン)
最後に子どもたちは、旅人の忘れた記憶を見つける重要な場面に立ち会います。
彼らの勇気と努力が報われます。
このような形で進んでいく絵本になるイメージです。ページ数に応じてストーリーを調整し、絵とテキストのバランスを取りながら、読み手を引き込む魅力的な冒険を描いてください。
なんと….
感動した。挿絵の内容と、ページ数と、各ページの本文を書いてきてしまった….
本文については、自分で考える必要がありそうだが、ここでもAIの力を借りてみたい。
手作業で仕上げる
挿入する画像を生成する
手で描いても良いのだが、せっかくなので画像生成AIを用いる。
私のお気に入りのMidjourneyだ。
使い方については省くが、好みの出力を得るために色々な手間が必要となる。
また、画像生成との兼ね合いで、当初の原稿と成果物は大きく変化することがあるだろう。
狙った通りの成果物を出すのは簡単ではない。
柔軟に、挫折せずに進めていきたい。
イラストの解像度を上げておく
これは絶対やっておこう。デフォルトのサイズではおそらく印刷するには解像度不足となるだろう。
私は「AI image Upscaler」を使っている。
回数制限や費用などの兼ね合いから、複数のサービスを使うのも手かもしれない。
イラストと本文を合成する
こちらについても、手法は何でもいいと思う。pdfで出力することが大事だ。
まず、画像のサイズ・解像度・縦横比を決めてしまわないことには始まらない。
また、こちらのKindleの案内ページを参考に、本のサイズを決めてしまおう。
私も初めてのことでたいへん苦労した。
実はこちらのページの方に、Wordで作成する手順が記されていた。
私は正方形の状態で作ることを想定していたが、別に縦長でも良かったのだ。
例えば、この絵本のように。
この表紙を見た時、むかしの感動というか記憶が蘇ってしみじみとした気分になった。
さて、Wordで作ってみよう。完全に手探りだ。
長くなりそうなので、別記事でまとめることにする。
Canvaを使ってみる
前回の検証記事で出てきたからという理由で、Canvaというサービスを用いることにする。
「StoryBook」で検索してみる。
有料会員に登録したら強制的に使い道を選択させられたが、そんなことはどうでもいいし、消すことも出来ないため仕事を妨害された。迷惑でしか無いので今すぐ無能な働きをやめてほしい。
なんでも良いのでひとつ選択してみる。
有料会員に登録してまで開いた有料テンプレートだったが、表紙専用であった。
しかも、WordPressのヘマにより、スクリーンショットはアップロード中のエラーで喪失。
さて、「Create blank」で自分で作っていくことにする。
ドラッグ&ドロップで、画像のアップロードは簡単に行える。
画面いっぱいに拡大しておく。
私は画像生成が思い通り行かなかった都合上、ここで本文を書き始めることにした。
chatGPTを見返す。
AIに任せたい派の人は、ここで「ページ1について、3行ほどでもう少し詳しく本文を書いてください」と聞けば良いだろう。
これをコピペすれば良い。
だが変なこだわりを発揮した私は、全体のバランスを考えながらまともに絵本を執筆してしまう。
左の「Text」の「Add a text box」をクリックする。
書いた本文を貼り付ければ良いのだが、これは文字の色やサイズの調整に手間取りそうさ。
なお、このステップについては、先人様の動画によると、いい具合に背景を付けるのが良さそうだ。
絶対に見ておくべき動画である。
設定方法も分からないので、自分で適当に調べてみる。
上側の「A」の下が虹色になっているところで、文字の色を変更可能だ。真っ白にする。
右上の方の「effects」の中に、「Shadow」があった。これが影となりそうだ。
左上の「Aileron」というところから、フォントが変更可能である。
あまりにも不自由なので、さすがに別の方法を試そうと思う。
PowerPointで作る
まず「デザイン」の左上の「ページ設定」を開く。
Amazon KTPの判型、裁ち落とし、マージンの設定ページを見ながらサイズを決める。
サイズ感が良さそうに思えた「20.32 x 25.4 cm (8 x 10 インチ)」にしてみたが、本文を書くスペースがあまりにも小さくなってしまう。
とりあえず絵本に合うようなフォントを設定する。
私は「HG創英角ポップ身体」にした。フォントサイズやテキストの場所も調整する。
こちらの記事を参考に、生成した画像の周囲もぼかした。
分かりづらかったので、自分でも記述することにする。
といっても簡単だ。
画像を選択すると上に出てくる「書式」の中に並んでいる。四角形と、
まん丸の二種類が選択可能だ。
これで1ページの完成であり、なによりこの絵本のテンプレートの完成である。
偉大なる進歩だ。
あとは左側のファイル一覧を右クリックして「スライドの複製」を選択しよう。
ここで気になるのが、「画像をどうやって差し替えるのか問題」である。
調べてみたところ、以下の記事にやり方が記されていた。
まず、書式の左上のほうに「図の変更」というものがある。
そこをクリックすると、ファイルを選択する画面が現れる。
そこで選択したファイルが、そのまま置き換わってくれるのだ。
これで絵本作成もラクラクだ。
そういえば、いま思った。
「日本はこれから少子高齢化で、世界ではAI絵本が溢れ返るのに、なぜ俺はこんなことしているのか」と。
まぁ私が一度挫折したレベルで障壁は高いし、私はAIに依存せずにオリジナリティを目指すので、気にしないことにする。
さて、このまま最後まで続けよう…
かなりの重労働になる。アイデア出しから考えても、一日二日で仕上がるようなものではない。
なにが「コピペするだけ」だ。ノウハウ動画は適当な事しか言わない。
一旦この画面は閉じて、黙々と創作・執筆活動に精を出すことにしよう。
(長い時間と多大なる苦労が降り積もった…)
ちなみに、おやつのホットドックを描こうとしたら、こんなものが出力されて笑い転げた。
ちなみに、「最小ページ数は24ページ」だと書かれている。満たそうと思ったら結構たいへんだ。
それからというものの、仕事の合間に画像を生成し、ゲームのロード中に本文を考え、何日もかけてなんとか本編を仕上げた。27ページだ。
ここまでご苦労であった。
左上の「ファイル」から「印刷」を選択し、PDFで出力しておこう。
表紙を作成し、Amazon KDPに出版する
ここからさきは、私の精神力切れだ。
別記事にてお届けする。