トヨタのEV充電サポートが最近改悪され、月額基本料金の追加と、充電料金の数倍にも登る値上げが実施されてしまった。
これを受けて、更新するべきか、別のカードに乗り換えるべきか、少し検討する時間を取ることにした。
トヨタのサポートカードはお金と時間を失うだけ
まず、プリウスPHVを普通充電する場合を考える。
120分間の200V充電で、40kmの走行が可能だ。
値段改定後は1分の充電につき4.95円。簡略化のために1分5円としてカウントするが、120分フルで充電すると、600円掛かることになる。
対して、普通にガソリンを補充した場合、1リットルのレギュラーガソリンで、20~30kmの走行が可能だ。
リッター170円と高めに見積もった場合でも、600円分は約3.5リットル。リッター20から約60km。リッター30出せれば、100km近くも走れてしまうのだ。
満タンにするのに2時間も掛かる割に、ガソリン補充と比べて、半分しか走れないということが判明してしまった。
新しい充電カードか、出先での無料or格安スタンドでも見つけない限り、お金と時間を失うだけになってしまっている。
ちなみに、たとえば渥美半島には、現金100円を投入すると、1時間の充電が可能な充電器がある。この価格であれば、充電していっても、むしろ得が出来るわけだ。
というわけで、何銘柄か調べて、お得な充電カードが無いか、探すたびに出ようと思う。
私のプリウスPHVには急速充電ポートすら付いていないのだが、普通充電のみのプランでも、1分5円というレートはなにも変わらないし、月額料金だって700円も掛かるのだ。
そもそも1分あたり何円以下なら「得」だと言えるのか
計算のために、燃費はリッター25km、ガソリン価格は1Lあたり160円として計算してみる。
25km走行するために、160円だ。
25km走行するためには、だいたい60分の充電が必要となる。
60分間の充電が160円以下で収まれば良いわけだ。
もっというと、1時間あたりの充電量=ガソリン1Lの価格 となるかどうかが、1つの判断ポイントとなりそうだ。
さて、160を60で割ると、2.666となる。
150なら2.5、180なら3だ。
だいたい1分あたり3円以下というのが、充電を決行しても損しないラインということになる。
それよりも高いなら、アイドリングさせたほうが安いわけ。
エンジンを切って長時間停止したい場面について
ひとつ気にしておきたいのが、エンジンを掛けずに、車内仕事や車中泊をしたい場面だ。
実は、ハイブリッドモードでも、「2分だけアイドリングしたら、5分停止」といった周期でエンジンは止まっていてくれるため、サービスエリアや道の駅では、これは気にしなくても良いだろう。
私が意識しているのは「チャージモード」だ。
もうここ数年は使っていないが、バッテリー残量が皆無ななかで、そういう場所へ向かう際に使うことになるだろうか…
いやならないだろw
とりあえず、検証してくれているYouTubeチャンネルを見つけた。
わかっては居たが、結果はボロボロだ。
なにもメリットがない。
もう忘れよう…
現時点でまとめると、休憩場所の都合や、駐車場料金まで考えると、「コインパーキング内だけど、充電無料で使える」といったステーションがあるなら、充電もアリといったレベル。
他のカードを探す
ここで気になるのが、他社の充電カードだ。
自動車メーカー系は、日産以外は自分のメーカーのEVしか使うことが出来ない。「急速充電&普通充電の両方に対応していること」を意識して、ざっと見ていく。
ここから先は、「まとめサイトのまとめ」のような内容となる。
まず、以下のサイトでは、次のような表が紹介されていた。
現時点ではプランが変更されている可能性もあるが、この表を見ている限りだと、「月額料金が安い」「1分あたりの充電料金も安い」「急速充電も対応する」この3点を満たした、『ZESP3 のシンプルプラン』がズバ抜けているように思う。
ここで、現時点ではどうなっているか、改定が無いか、元を確認しよう。
大きな変更が無かった。
シンプルプランこそが、現時点では最強の選択肢となりそうだ。
急速充電の頻度が増えそうなら、変更するのもアリか?
その他のカードについても調べてみたが、月額基本料や1分あたりの充電料金的に、良いものは無かった。というわけで契約だ。
充電カードを受け取るためだけに日産のディーラーにお邪魔するのもアレなので、郵送で受け取ることにしたが、カード到着まで1~2週間って、長すぎるのでは…
まあよい。急速充電の利用時間が長くなると話は変わりそうだが、現時点での最適解を、なんとか導き出すことが出来た。
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