テーマパーク嫌いこそ見て欲しい資本主義の勝者【ユニバーサルスタジオジャパン】

答えがない考察シリーズ
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経済が落ちぶれている日本で日に億を稼ぎ、プラスのループに乗るということ

軽く調べてみると年間1000万人が来場しているらしい。

USJの入場料はだいたい8000円程度だ。

これに加えて全ての食べ物やグッズは2000~3000円で売られており、園内には溢れるほどの外国人が見られる。

完全に外国人観光客にお金を落として貰う設計となっているのだ。

1人が来園するごとに、どう少なく見積もっても平均で1万円は確定で使うだろう。1.5万円でも多すぎるということは無い。

さて、1000万人に1.5万をかけると年商1500億である。

これだけの売り上げを使って設備を強化し、新エリアを大胆に作り、広告に億単位のお金を割き、従業員は低待遇で抑えてさらに経費を削減する。

滅びゆく日本の中で唯一プラスのループに乗っている施設であるのだ。

否定派がテーマパークに行く際の考え方

世の中には2種類の人間が居る。

テーマパークを楽しむ者とテーマパークをバカにする者だ。

私は人間性的には後者だが、たまたまユニバーサルスタジオ・ジャパンに行く機会を得た。

某ネズミランドの非正規雇用の実態を知ったり、思考停止で「夢の国だから夢の国なんだ」と幻想を妄信する人々の様子を見てしまったりしたせいではある。

物事を二択に分類するのが好きな人は、私を「あんなもの子供騙しだろう」派に分類する。

しかしそんなものは浅いのだ。大事なのはどう子供を騙しているかだろう?

人生に絶望しきった私に「夢の国」だとか「ワンダーランド」なんてものは存在しない。現実ベースで物事を見て行く。

例えばグッズ売り場のレジであったり・・・

特定のポイントに備え付けられているコンセントであったり・・・

法令上、保安上の理由から設置することが必須な設備であったり。

スズメが誰かがこぼしたポップコーンの残飯を平らげる様子を尻目に、素晴らしい世界を現実的な視点から楽しんでいこう。

駐車場について

駐車場はだだっ広い。降りてからもアホみたいに歩かされるので正直しんどい。

全ての列にアルファベットや数字が割り当てられているので、写真を1枚撮っておけば帰りに迷うことは減りそうだ。

スマートキーに付属することがあるカーサーチ機能、あったら使うことになると思う。

自販機・食品の価格について

まずは定番(?)の自販機価格チェックだ。

コカ・コーラのペットボトルは自販機でも会場内の食品屋台(?)でも300円。

昨今の物価高で自販機のコカコーラは値上がりを続けている事実を考えると、許容範囲に収まっている価格設定だと思う。

他にも大型のペットボトルは軒並み300円。

持ち込んだとしか思えない飲料をスタッフの視界に入るところで堂々と飲んでいる人は大量にいたし、持ち込んだ飲料を飲むことについて咎められているような様子は無かった。

あんまりバレないよう、また飲食禁止場所で飲まないようにすれば持ち込めるだろう。

まぁ施設内を歩き回るのは疲れるため、300円くらい払ってでもキンキンに冷えたコーラが飲みたくなると思うけど。

なおユニバ周辺の自販機は専用デザインでラッピングされるほか、筐体が前後方向に延長されたものとなっている。内部容量を増やしているのだろう。

こちらはJAWSやジェラシックワールドのデザイン。

躍動感に溢れる恐竜とサメに赤色の背景は明快かつ刺激的だ。この絵柄を見ているだけでなんかコカコーラが買いたくなる。

なおコンパクトなペットボトルなら200円で買える。

ちょっと身体にやさしい系のジュースが飲みたい際に役に立つ。

私は帰り際にミニッツメイドを買った。

入り口周辺

というわけでゲート周辺にやってきた。

メインストリートではなく、西側の駐車場から結構な距離を歩く。

マリオの看板が吊り下げられており、「日本のテーマパークであること」を誇り高く掲げているように見える。

モバイルバッテリー・スマホの充電事情

トイレ脇にはロッカールームや両替機、モバイルバッテリーの貸し出しステーションがある。

私は無駄に高かった最新型のiPhoneを、普段の80%制限を解除して満タンに充電してから入った。

慎重に使ったつもりであったが、9時ごろの開園から19時ごろの閉園まで過ごして30%くらい残量が余った。

モバイルバッテリーを持ってるなら満充電して持ち込むことをオススメする。

待ち時間の間に充電が切れたら悲惨だ。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ
異なる表情を持つさまざまなエリアは、感動がいっぱいの別世界。ハリウッドの超大作映画をテーマにした興奮のライドや人気キャラクターたちのショーなど、子どもから大人まで楽しめる、ワールドクラスのエンターテイメントを集めたテーマパーク。

利用料金は1時間250円だ。(値上げの可能性はあり。)

このために何千円も出してモバイルバッテリーを新規で買うくらいなら、当日借りたほうが安上がりだ。

バッテリー本体に3種の充電ケーブルが埋め込まれているタイプなので、自前の充電ケーブルを持っていく必要はない。

ハリウッド・エリア

入ってすぐ広がる、アメリカの街並みが再現されたハリウッドエリア。

これは閉園間際に床にカメラを置いて撮影している人を見かけたため、歩きながら適当に撮ったらピント合わせを忘れていたという失敗作。

アスファルトが良く撮れてはりますなぁ~。ええスマホですわぁ~

メルズ・ドライブインのクルマたち

車好きにとって必見のスポットとなるのが、「メルズ・ドライブイン」という屋外に懐かしのアメ車が並ぶレストランだろう。

なぜかメニューの写真を撮っていなかったが、昔ながらのアメリカンファストジャンキーフードが食べられるお店である。

この年代のアメ車には疎いので車種名は分からなかったが、綺麗な状態で維持されている。輪留めも掛けてある。

非常に美しいスタイリングが味わい放題だ。直射日光による劣化を受けやすいと言われる赤色の塗装だが、新品同然の輝きを放っている。

今後は人の顔が映り込んだ場面については、画像編集ソフトでぼかしをかけさせて頂く。

その中でひときわ目を惹いたのがこれ。

ボンネットをぶった切ったホット・ロッドなマシンだ。

エンジンから8本の排気感が伸びておりV8エンジンであることが分かるが、触媒もマフラーも装着されていないという公害キチ〇イ仕様。

こんな国際法違反の音響兵器を作動させてしまえば、鼓膜が破れそうなくらいうるさい音が出ることだろう。

仕組みが気になったので色々と眺めていたら、スパークプラグがどこにも接続されていないことを発見してしまった。

見間違いでなければ、プラグコードを適切に繋いでやらない限りは始動できないだろう。

前面では補器類をほっそいベルトで繋いでいる様子が確認できる。

右端のプーリーは発電機であるオルタネーターに繋がっているようだ。

穴の開いた「ノ」のような形状をした部分を動かしてやることで、ベルトの張り調整や脱着を行うのだと予想される。今のクルマにも同じような形状の部品はついてると思う。

エアクリーナーは付いていないようだが、吸気部分に明らかに魅せるように赤いラメ系のペイントがされているのが気になる。

後付けで配管を取り付けるような形状にも見えない。

もしかしてエアクリーナーは付けないつもりなのか???

フロントの足回りはスッカスカ。ラダーフレームに色々と強引にボルト留めしている構成が見られる。

左右を繋ぐ棒のうちの片方はステアリングだと思うのだが、もう片方はなんだ?スタビライザーか?

昔のクルマはお目に掛かることも難しいので非常に嬉しい展示だった。

街並みや色々なギミック(信号機やパーキングメーターなど)

ふと信号機が気になった。

いまは青信号に「GO」と書かれた板が飛び出しているが、側面から覗き込んでみると「STOP」と書かれた赤信号向けのプレートが見える。

塗装の劣化度合いもおそらく人工的に表現したもの。リベット留めがなされており信号のレンズ部分もそれっぽく光っている。適当にLEDを繋げているわけではないようだ。

次に見かけて気になったのがパーキングメーターだ。

都心部の方に行くと今の日本でも見かけるアレ。

5,10,25と書かれた硬貨を入れるスロットに、曇ったレンズが印象的。

「four hourtime limit」と書かれているのを見る限り、4時間までは停められるのかもしれない。

人が頻繁に指で触るであろうツマミの角っこの部分だけペンキが剥がれているのがリアル。

この付近に鬼滅の刃関連のブースがある。

左奥に「最大120分待ち」と書かれている。大盛況のようだ。

ここには丹次郎君のフィギュアが置かれているが、正直言うとこれは子供騙し感が強かった。

表面の質感がプラスチックっぽい。

4万円くらいのフィギュアのほうがまだ肌の質感にはリアルさがある。

ニューヨーク・エリア

私も境目を把握していないが、とりあえず一緒に紹介する。

端っこの建物はハリボテ(印刷しただけ)となっていた。

消防車が停まっていたが、なぜ近くまで行って写真を撮りにいかなかったんだ…

疲れていたんだろう。

映画でよく見かけた謎の半地下構造の建物。

電柱や路面標示、道路脇の排水溝などもしっかりと造りこんである。

もっと取っておけばよかったと思うような注目ポイントが幾つもあった。

建物の建築様式やデザインに舌鼓を打つ。

なぜテーマパークに来たというだけで、慌ただしくアトラクションに乗り尽くさねばならないのか。

さて角地の建物や、裏路地の様子まで作ってある。なぜ入って行かなかったのか。後悔している。

単純にむちゃくちゃ疲れていたのだ。

建物の合間のデッドスペース。

この空き地の持ち主、どちらか片方の建物が建とうというタイミングで売りつけることができたらどれだけの値段で売れたのだろうか・・・

また両隣のビルを建てた人、建設の検討段階でこのスペースも取り込んだ大きなビルを建てられたらどれだけ利益をあげられただろうか・・・

両者が10億円くらい普通に損していそうな謎のスペース。駐車場にもならない。

グラセフでは男性器を意識した形状になっていた縦長のネオン看板、あれ新聞の店舗のものだったのか…

入り口付近の建物。赤色のラインが走りレトロさな美しさを感じる。夜に来ても夜の街並みを楽しめるのだ。

左上に掛かった出入口付近のアーチはかなり高くておおきいものとなっており、空と同化するように作られている。

天井こそ低いものの、商店街のアーケードのように溶け込ませるディズニーランドとは異なるアプローチだ。

スーパー・ニンテンドー・ワールド^TM

公式アプリのエリア表記の右上になんか「TM」と書いてあったので、ひねくれものの私は^TMと表記することにした。

結果から言うと世界観を再現しようとする努力が素晴らしいが、ちょっと劣化した塗装済みプラスチックをモーターで動かしてる感が強かった。

さて、このエリアは段階を分けてマリオの世界へと入っていくものとなっている。

まずは木々の合間の通路を少し進む。

マリオブラザーズでお馴染みの看板や土管が設置してあり、世界観を僅かながら再現しようという努力が見て取れる。

アプリから整理券を取得する必要があるぞ。

アプリ右下の「Myユニバーサル」→「e整理券」→「取得済み整理券/抽選券一覧」から出す。

ゲートを抜けると写真撮影向けに整備されたスポットがある。

ここは入り口に過ぎず、土管を通り抜けて入っていくことになる。

土管の中はワープゲートのようになっており、マリオカートのワルイージピンボールの序盤のような光り方をする。

消火器がそれっぽく隠されている。

途中にはマリオの64を彷彿とさせる絵画が飾られている。あのBGMが脳内再生される空間だ。

見る角度によって動いて見えるような工夫が為されている。

ここを超えればやっとスーパー・ニンテンドー・ワールド^TMに入れる。

一面に広がるマリオブラザーズのような世界観。

土の地層や橋のデザイン、メタリックでカッコ良いクッパ白や動き回るクリボー・コイン・ノコノコなど、観客が立ち入れないような高さまで造りこんである。

トイレ付近の壁を見ると、同じ素材を塗り分けている・・・?

通路は人でごった返している。

エリア端の土台やアイテムボックスなどの装飾に囲まれる。

先ほどの土管をくぐった先にこのマリオの世界が広がるのだ。最高だ。

マリオブラザーズのWiiを子供時代にやり込んでいた私には懐かしい「POW」ブロック。

グラフィックが全体的にWiiに似ているので、いま20代以降の世代には良い体験となりそうだ。

マリオカート ~クッパの挑戦状~™ 外観

今回は「マリオカート ~クッパの挑戦状~™」に乗ってみることにした。

ダークグレーメタリックなクッパ城。ここだけカッコ良い色合いだ。

城の中に入ると階段を登る。

クッパの石像がお出迎え。

角を曲がるとクッパの絵が飾られており、クッパの自己顕示欲の高さとナルシストっぷりがうかがえる。

クッパ城の中は全体的に薄暗いのだが、この部分だけ極端に明るくなっている。

歩きながら撮ったのでブレッブレだが、扉がクッパ城仕様になっている。

待機スペースはかなり長く用意されている。

クッパの手下たちやレースに使う備品のようなものが置かれており、全体的に「クッパ城でレースを主催することになったので準備してます感」が出されている。

ちなみにこのタイヤ、ツッコミどころまみれだ。

まずトレッド面はただのプラスチックなので、すぐにロックしてしまってまともに走れないだろう。

またタイヤ幅が太すぎる。現実世界なら最低でも1000馬力くらい無いと持て余しそうなタイヤ幅だ。

ゲームでは50~150ccしか無かったカート。2ストロークだと考えても明らかに過剰。

次のフロアではテレビ中継のセットが置かれているが、このクルマの横幅おかしいだろ。

パッと見はハイエースっぽく見えるが、横幅が3~4メートルくらい普通にありそうだ。

どう考えても走行することを考えていないハリボテである。

壁沿いにはキラーの砲台が置かれているが、「この形状でどうやって装填して撃ちだしてるんだ・・・」という考察というかツッコミのダシになってくれた。

法令で定められているであろう、非常口や通報ボタンのような表示。

世界観を崩さないように配置されている。

いまのフロアを抜けたあたりから展示は本気を出し始める。

ここは何かの研究室となっているようだ。何をしているんだろうか…

当日は気が付かなかったが、左上には飛行船が吊り下げられていたようだ。

キングテレサや魔法使いのカメックも居る。

さらによく見ると『ワンワンのしつけ・トレーニング』や「ドーナツ平野グルメガイド」なる本が置かれている。

ここには本が置かれている。

圧倒的な昭和的なブラック企業の社長の自伝感」に溢れている。

「7つの法則」みたいな見出し構成だ。というか本当に7つの段落に分かれているし、自責思考で主体的に物事を考えること、プロの教えを乞うことや精神面について書かれているようだ。

「チームワークで夢を叶えよう!!」というメモ書きも貼られており、意外にも仲間想いなクッパの人間性が見て取れる…のか…???

次のページではパックンフラワーに関する記述がみられた。

これはエサやりのスケジュール。

こっちは飼育関連の買い物リストのようだ。

みんなが早い速度で歩いていたので流し撮りしかできなかったが、本棚の合間からテレサがこっちを除いている。3Dに見えるようにレイヤーを分けたディスプレイとなっていた。

武器の製造・研究をしていそうなエリア。

赤いボールと線でイラストが繋がれているのは、ユニットの配置場所を考えていたのだろう。

よく見るとコースのようになっているため、おそらく中央のイラストはレーストラックの見取り図だ。

飛行船の設計図のようなものもある。

イスにピーチ姫の写真が置かれている。

ストーカー気質を感じてちょっと怖い。女性が見たら本能的恐怖・不快感を感じかねない気がするぞ。

乱雑に置かれたボムへいやキラーなどの小型兵器群。

うっかり誘爆したら建物ごと吹き飛びそうなんだけど・・・

POWブロックでマリオたちを加害するための方法に関する記述やボムへいの設計・製造手順に関する解説が黒板に書かれている。

よく見ると微分の記号が見えるが、書かれている数式の内容は謎。

溶岩のようなものが置かれている部屋。冷静に考えてクッパ城のマグマって核兵器並みの維持コストが掛かってそうだよね。

人工的に溶岩を作り出しているのか、地下からマグマを掘り出しているのか、自然に噴出している物を利用しているのか。どういう方法でもバカみたいな手間が掛かりそう。

六角のメガネレンチを使っているようだ。エンジンオイルは1Lらしい。

ボム兵の製造工程が映像として流されている。

いや、機械の内部をガラス越しに覗いている設定なんだろうけど。

みんながそこそこ速いペースで歩いていたためじっくりと見る余裕が無かった。

立ち止まって後の人を先に行かせ、じっくりと見て行かなかったことを後悔している。

ライドそのものより世界観を意識した建物づくりのほうがよっぽど感動的でハイクオリティだったからなおさら。

砲弾に装填されたキラー。こんなにミッチミチだとかなり強い力で押し込まないと入らなさそう。

ここまで来るといよいよスタート前だ。

テレビ中継のセットが置かれている。もうスタート直前なので周囲を見ている余裕はあまりない。

VRヘッドセットを装着する前に、先にマリオの帽子を渡される。

先に帽子を装着させたうえで、VRヘッドセットはマシンに置いておくことで回転率を落とさない工夫をしているようだ。

色々な頭の形にワンタッチで合わせられるようなものとなっているが、ライドの感想としては「VRヘッドセットは要らなかった」というものなのだよ・・・

ライドの感想について

操作性が最悪で酔う。自分で操作する要素に対するフィードバックがイマイチでストレスばかり貯まる。

具体的にはまずハンドル。左右に切るのだが、ハンドルの操作と車体の動きが全くシンクロしない

何回もスピンするのだが、カウンターステアや復帰時のハンドル操作は乗っているマシンの動きと一切関係がない。

もっとひどいのがヘッドセットでのシューティングだ。

照準器が無いためとりあえず一発撃ってから偏差をしていく必要がある、。

この操作性が非常に悪く、手元・足元ではカードが意味不明な回転をする中で、微妙にみづらい視界の中から射撃をしないといけない。

全く楽しくない。

これなら普通にクッパ城の中をライドしながら対空砲火ごっこをするか、ただカートに乗ったほうがまだマシ。

射撃とハンドルの2つ。それぞれの要素が無茶苦茶に操作感が悪く、乗り物酔いの直接的な原因になっているだけ。

演出そのものや世界観作りは悪くないのに、なぜあんな操作感劣悪なクソゲーのためだけに窮屈なヘッドセットを付けさせられて視界を遮られるのか・・・

ひどい。

さて、フラフラになりながらライドから出てくるとピーチ城が見える。

面積としては広くはないが、夢が詰まったエリアを見下ろす。

USJの中でもスペースはかなり限られた方だが、巧みに空間を使って装飾している。

クリボーやコインを動かすための穴が見える。

地下から地上を見上げる。例のツタが絡みついている。

最後に入り口側から全体を見渡す。右奥のヨッシーのライド、待ち時間が長すぎたため見送ったが乗ってみたかったな…

リンゴの木。言われてみればあったようななかったような・・・

ウィザーディング·ワールド·オブ·ハリー·ポッター

次に行くのはハリーポッターの世界だ。

冒頭で紹介したレジの画像は、このエリアで撮影したものだ。安心と信頼のNEC。

何を書いてあるのかは読めないが、やけに古そうな電子システムである。

レジの画面にはクイックペイ、waon、paypay、alipay、PayPay、auPay、AEONPayなどの文字が並ぶ。

基本的にクレジットカードが使えるはずだが、商品・食品の値段は3000~5000円級のものが多い。

どう考えても外国人向けの物価設定であり、客単価向上のために余念がない。

さてエリアへと入っていく道中は植物や岩が独自のものとなっており、違和感なく夢の世界へと誘われるようになっている。

地図で見ると分かりやすい。

他のエリアの間の細いところを縫うように通っている。

エリアの入り口には石で造られたゲート。

こちらもディズニーランドほど広いわけではないスペースを器用に使って世界観を作り出しているのが注目点。

入り口には機関車が停まっている。

映画本編を見ていないので私は詳しい光景を知らないのだが、ホグワーツ特急と呼ぶらしい。

ハリーポッターWikiに解説が書かれており、1800年代前半に学校への生徒輸送のアシとして敷かれたものであるようだ。

特徴的な屋根の形で立ち並んだ街。

ホグズミード村をベースにしたようだ。映画本編を視聴してから行くことを強くオススメしたい。

私はその場のノリで適当に来てしまったが、どうリアルに作ってあるのか正確に評価できなくなってしまう。

建物のショーウィンドウの中の展示物は動くようになっている。

よく見ているとモーターやシャフトが見えるため、魔法の力というより小道具展示のようだ。

これはトイレ。

さて、脇のテラスへと入るとお城が誰にも邪魔されずに味わえる。

この場所はレストランのテラス席を兼ねているはずなのだが、公式アプリは左上からジャンルを切り替えないといけないので不便だ。また場所に関する説明写真も少ない。

素直にGoogleMapを参照する方が調べ物はやりやすいように感じた。

さてと、とあるユーザーさんが実際にテラス席で軽食を嗜んでいる様子を写真に収めてくれていた。

さらに画像を検索すると商品のメニュー表示もある。

ユニバの食事は全体的に高い。

2000円台中盤でこれだけ食べられれば充分に良いだろう。

この場所には柵が設置されているが、ここの塗装は腕の見せ所。世界観を再現するための工夫が見られた。

本当に錆びているわけではないだろうが、古めかしさを感じるような塗装。

もちろんリベット留めが為されている。

ちょっとペンキが剥がれた木造のガラス扉の奥に、錆びた配管が張り巡らされている。

どうしてこんな非合理的でゴチャゴチャな繋ぎ方をするんだ…

謎の半地下構造。

外からは出入りが出来ないし、中からは外のスペースが狭すぎて洗濯物も干せない。

サンタみたいな外国人の叔父様が英語と日本語を駆使しながら運命の杖との出逢いを演出してくれる、「オリバンダーの店」の壁面。大量の杖が収納されているが、ここは固定されているので取り出せないようだ。

杖はハリーポッター好きにはたまらないものとなっているはずだが、これ一回のために棒1本買うと考えるとかなり高価。

お城を近くから見上げるが、非常に立派なものだ。

ローマの上水道のような橋も架かっている。

適当に立ち入ったショップにて、本が生き物のような状態になっていた。

メイドインアビスになんかこういうのあったな…

ユニバーサル・ワンダーランド

成人男性には最も程遠いであろう、ピンクや水色などの女の子カラーで包まれたエリア。

連れの都合でちょっとだけ立ち入ったが、写真はほとんど撮っていない。

おそらく造花で彩られているアーチ。

こういうところの壁を放置していると、おそらく雨の水染みで黒ずんでいくことだろう。こまめに清掃しているのかもしれない。

マイメロちゃんが手前側のガラスと奥側の白い壁にレイヤーを分けて印刷されている。こういう建物は都心部の方で見かける気がしないでもない。

旗は標準的なボルトとナットで留められている。

ワッシャーを挟みつつのダブルナット。ホームセンターで売っているような適当な銀色のステンレスで済ませるのではなく、ちゃんとねじ山にまで色を塗っているようだ。

取り付け部はほとんど見えないように工事されている。

木材をカットして接着剤で塗り重ねて塗装したような装飾パネル群を、壁にネジで打ち込んで留めているらしい。

フライング・ダービーというアトラクションをアップで見てみると、油圧で昇降させるためのシリンダーが見える。

エリアの随所に置かれる卵は手作業で針金によって括り付けられていた。

アミティ・ビレッジ

映画『ジョーズ』の舞台を再現したエリア。

このエリアの最大の見どころは吊り下げられた大きなサメだろう。

「ジョーズ・フォト」という体験型ショップのような扱いとなっており、ちゃんと並べばスタッフに写真を撮ってもらえる。

たぶん撮った写真は3000~5000円でオリジナルフォトフレームと共に買うことになるだろう。

ジョーズのライドの待機スペースと思われる空間。

「NEPTUNES FOLLY」という船名と共にペンキが並べられているが、「その色どこで使うん???」とツッコみたくなるものがある。

さてそこらへんの入れない建物の壁面に、営業時間や料金に関して書かれた看板が枯れかかった字で書かれている。

こんなところに気を留めている人は私しか見かけなかったが、さりげなく当時の世界観を感じられる素敵なポイントだ。

錆びかかった雨どいや微妙に日本で見かけない系の劣化した木材も良い味を出している。

切ってきた木材をそのまま打ち込んだような電柱。

個人的にはエリアごとに異なった造形をしているという点で注目ポイントだ。

「BIKE ROUTE」の下の「80」という数字が何を示しているのかは不明。

この辺りには休憩所のようなスペースがあり、中央の湖(?)を眺められる。

海底に敷設されたケーブル。

狭い敷地にコンセプトが異なる建造物が立ち並ぶUSJだが、意外なほどに湖越しに眺めると違和感はない。

右側にはかなり特徴的なジェットコースターが張り巡らせている。

エディオン印のゴミ箱。

ここの柱には如何にもなボックスがあり、内部を開けてみるとコンセントとなっていた。

誰も気にかけないようなフェンスの足元まで錆びや経年劣化を表現しているのが見て取れる。

ジュラシック・パーク

たったいま紹介したばかりのジェットコースターにて、約1~3分間隔で処刑が行われているエリア。

「ザ・フライング・ダイナソー」というJCB印のジェットコースターがひっきりなしに飛び交っており、通り過ぎるたびに「キャー」という悲鳴が聞こえてくる。

最初のうちはみんな「あれスゲエな..」と思わされるが、何分も滞在しているとうるさくなってくる。

律儀に輪留めで留められたSUV.

展示品化するにあたって全塗装を行ったんだろう。年代を感じさせない輝きを放っている。

ただ塗装表面が綺麗なだけでなく、窓枠のドアモールなども綺麗だ。

さて今回はここで昼食を摂る。

だいたい2000円~3000円くらいで食べられる、ローストビーフやロコモコ丼が魅力。

外国人観光客向けの価格設定となっており何を買おうにも高いUSJだが、このローストビーフ丼はその中ではかなりコストパフォーマンスが高かった。

というか量が少々多すぎるレベル。

ローストビーフの肉そのものはかなりの量であったし、ちゃんと野菜も摂取することができる。

店内には恐竜の標本が展示されており、奥には湖沿いのテラス席もある。

パークの喧騒から一時的に離れてじっくり休める良いレストランだった。リピートしたい。

売店は天井が高く開放感がある。

端の方では恐竜が実際に動いているぞ。

微妙に倒れた壁掛けの棚や、乱雑に置かれた木材。

さてエリアを散策しているとまたクルマを見つけた。

私が産まれる30年以上は前の車両に見えるが、やけにピカピカで状態が良い。

ドアは蝶番で留められており、おそらく窓も無いワイルド仕様。

気になった&周りに人が居なかったので足回りを覗いてみたが、しっかりと黒い防錆塗装が為されており裏側まで綺麗。

ダンパーの下側には水色のダストブーツが見えるが、裂けているようなこともない。

スプリングの板バネやドライブシャフトが見える。

流石にクモの巣は張られているが、全くサビが無くそこらへんの雪国の乗用車よりきれいな足回りであった。

さきほどは触れていなかったが、USJの湖も淡水なのだろう。ホイールナットやホイールのリムの部分は一部が錆びているようだ。

反時計周りに歩いていると、さっきのジェットコースターの発車地点が見られるところに来る。

ナナメ下を向いて吊り下げられる姿勢となっており、恐怖以前に「ぜったいポケットの中のスマホ落ちるやろ」と思わされる。

手荷物は事前に全部預けることになっているぞ。それでも靴が脱げたりピアスが吹っ飛んでいったりしそう。

「釣り禁止。見かけた場合は100ドルの罰金を払ってもらいます」という看板。

サンフランシスコ・エリア

名前だけ聞いても「どこ???」となる。

ニューヨークもあり、ハリウッドもあり、サンフランシスコもあるからだ。

さて、先ほどの釣り禁止の橋を渡ると、一気にレンガ張りの建物が立ち並ぶエリアとなる。

地面には路面電車の廃線跡があり、中華風な装飾が施された建物もある。「ザ・ドラゴンズ・パール」という飲食店らしい。

手前には「不準釣魚」と書かれた中国語の看板。

奥に書かれた「LOMBARDS LANDING」というところ、何かの施設となっているようだが調べてもあまり情報が出てこなかった。

どうやら「ロンバーズ・ランディング™」という、期間限定のコンセプトカフェのようなものらしい。

私が行った時期は名探偵コナンがテーマとなっていた。

食事しながらリアルタイムでミュージカルが展開されるレストランのような施設らしい。

たまたま写真を撮ったピザのお店の看板。

割といつでも食べられるものではあるが、やはり美味しそうだ。

ニューヨーク・エリア

隣のハリウッドエリアとの明確な境界線を把握していないので画像が曖昧になるだろうが、一応分けておく。

このエリアでは不定期にクロミ・ライブが行われている。

大人が聞いても感動できるような迫力ある演奏と可愛らしさが融合した最高のショーとなっているため、スケジュールが合えば数十秒でも良いので聞いてあげて欲しい。

さて、ここには懐かしの黄色いタクシーが停められている。

傍から見ている分には懐かしさがあって良いが、アホみたいに長いノーズや狭いフロントガラス、歪んだピラー形状などを見ていると絶対運転しづらいだろとツッコみたくなる。

斜め後ろの視界はもう絶望。レーンチェンジはお祈りである。

「HOSTPIRAL ZONE」というものが標識に書かれており、午前8時から午後7時まで荷物の積み下ろしを除く駐停車を禁止しているようだ。

ウォーターワールド

爆薬とスタントマンの肉体を豪快に使った大迫力のショーが魅力のウォーターワールド。

予定が合うならこれも絶対に見て行って欲しい。

元は90年代に制作された「海のマッドマックス」と称されるような映画だったようで、意外なことに原作映画の方の評判は悪いようだ。

会場への待機列のスペースでは生活感に溢れる雑貨類が置かれている。

ゲームで出てくる最低ランクの住居みたいにトタンをペッタペッタに貼りたくった壁面。

自転車や自動車のタイヤ、何かの機械の残骸を再利用してポンプのような装置を作っているようだ。

やってることが古代ローマの馬車レベル。相当厳しい世界なのだろう。

魚がワイルドに干されている。

実物を見る機会はあまりない双胴船。エンジンではなく帆で風を受けて進むようだ。

名探偵コナン4Dライブ・ショー ~星空の宝石(ジュエル)~

マリオカートに続き、連れの要望で見てきた。

結論から言うと作り話に振り過ぎである。

大抵のアクション映画は現実70%で幻想30%といった割合だが、この短編映画は現実が2.5%、空想が97.5%ほどの大部分を占めている。

私は作り話に変なツッコミを入れずに見るようにしているが、それでも「それはあり得ないだろ」と思わされるような場面が何度もあった。

ミキサーより速いレベルで回転する床にしがみついたり、ピンポイントでそこから飛び出したり。

あんな無茶苦茶なアクションでみんなは満足するのか…

なお映画内容としては映像を3Dモデルとモーショントラッキングで作成しつつ、適切なタイミングで役者さんがシアター内に実際に出てくるものとなっている。

怪盗キッドを演じている人もうっすら顔が見えるものとなっており、色々なスリルを感じながら楽しめるぞ。

なお最後の最後に水を浴びる場面があるのだが、個人的にはあの演出は無い方が良いと思った。

むっちゃくっちゃ遠くでドカンと爆発が起こり、その際に生じた水しぶきが降って来るという演出である。

しかし、これは大阪中央のビルの中央から大阪湾が爆発したレベルの距離感だ。高低差と相まって、何をどう考えても水しぶきが降ってくるようなことはありえない。

そんな無理のある状況で「せっかく投資して実装したから使ったろ」程度の理由で観客の女の子たちに水をぶっかける

名探偵コナンというコンテンツだからか、観客には若い女の人が多かったと記憶している。

彼女らは化粧に何十分も掛けたり、晴れの日を狙って来ていることだろう。

そんな人たちに向かって水をバシャバシャ掛けたら化粧が崩れるだろ・・・

ミニオン・パーク

閉演前の暗くなった時間帯に少しだけ訪れた。

誰かが近づくと映像が流れ出すドア。どこかにセンサーが設置されているはずなのだが見つけられなかった。

画面1個を埋め込んでいるだけだが、実際に奥に空間が広がっているように感じられる。

上を見上げる人というのは少ないものだが、ミニオン・パークではその価値がある。

窓からぶら下がって来るミニオンたちは見かけたら写真に収めておきたいところ。

店舗のショーウィンドウの展示品。私はミニオンズのことを詳しく知らないが、「99% OFF」と書かれている。

「LAVA GUN(おそらく溶岩銃)」と思われる物品が置かれていた。

まとめ

ビジネスとして施設を作って維持・管理している人たちのことを考えながら回ると、普通に脳死で攻略本の再現を狙うより逆に楽しみが爆増するように思えた。

幻想に踊らされず、ある程度は自分で物事を観察できる人こそ行ってみて欲しい。

最後に例の地球儀を。

パークの象徴っぽく見えるものだが、位置的には端っこの方に置かれていた。

こういう地球儀においては、竹島や北方領土、小さな離島の扱いが密かな注目点となっているらしい。

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