『ワイ就活生、お祈りメールに怒りの「4ね」返信』という地獄のようなタイトルのネット掲示板ページに、アホみたいなお煽りメールの文面が載っていた。
ちなみにこのチャンネルさんの動画、アニメーションが異様に凝ってて見ていて飽きない。
神がかった編集スキルが毎秒光っているので、「ネット掲示板の民度は終わってる」みたいな決め付けで否定するのではなく、新種のバラエティに触れる気持ちで見てみて欲しい。
パターン1
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて慎重に企業情報を検討した結果、残念ながら貴社は「不合格」とさせて頂きました。
尚、選考会欠席に関するお問い合わせはご遠慮下さいますよう宜しくお願い致します。
末筆ではございますが、貴社の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
敬具
いや草。
パターン2
なんと2パターンもあった。
先日は、不採用通知を頂きありがとうございました。
これまでの貴社の経営状況と面接の結果を総合的に審査いたしました結果、大変喜ばしいことに私の意向に添う結果となりました。
説明会でお伺いしました「信頼と誠実」を重視している貴社の面接におきまして、度重なる圧迫や不躾な態度を拝見致しました結果、このような判断をさせて頂きましたことを申し添えます。
なお、貴社情報につきましては、私で責任を持って公開させていただきますのでご了承下さい。
末筆ながら、貴社の益々の不祥事とご衰退をお祈り申し上げます。
これも素直に草。
相手も大概な会社だし、こんな会社に就職することもこんな会社を放置することも悪である。
口コミサイトに事実を書いて、ゆゆうたのように未来の被害者を減らし、より良い世の中の実現に向けた一手を打っていって欲しい。
稚拙な暴言パターン
逆お祈りメールだかお煽りメール関連だと、この事例もある。
幾つか見つけたので、いんたーねっつ迷言集の充実のために書き残しておく。
こちらこそお断りですwwwww
ていうかこのメール送ってるのって、面接のときのあのハ◯??
お前顔面すっげーぶ***でかわいそうだねwwwww
「ESの書類ごときで何が分かるんだ」という意見はごもっともだが、こういうのを見せつけられるとねえ・・・
こんにちわ。この度はお祈りメールをくれて4ね、
こちらからお断りしようと思っていたところ、お前の方からメールくれて手間が省けました。
こないだの面接について、ちょっと思うところがあるので言わせてね。
①質問が低レベル②面接官が*細工 やる気をそがれました。
3人いて全員*細工ってどういうことやねんwwwwwwあほかw
③オフィスが臭い
以上3点、もっとちゃんとしとかないと、新入社員きてくれないよ?
がんばれよ、もっと。
とまあ厳しいこと言ったけど、貴社のご発展祈ります。
さようなら4ね
冒頭からのこんにち「わ」で草。この人を落とした人事は有能。
それにしても大学に通っておいてこのレベルって、4年間も何をしてたんだろう・・・
知的な能力どころか基礎的な文章力も身につかないクセに、高い学費を払って人生のうちの全盛期の4年間をドブに捨てる。
人によっては数百万単位の奨学金を背負う。
それでいて高い給料を貰える仕事に就けないのなら、大学に行く意味ってなんなのだろうか。
内定辞退メールの正解
清々しいほどのおふざけ文を見せつけられたので、ココは逆に転職サービスの公式サイトにあるブログ記事を見てみよう。
これが正解というか、世間で言うところの逆お祈りメールの正解定型文らしい。
件名:内定辞退のご連絡【◯◯(氏名)】
本文:株式会社☓☓
人事部 採用ご担当 △△様お世話になっております。この度、貴社より内定通知をいただきました◯◯(氏名)です。
先ほどお電話いたしましたが、ご不在とのことでしたので、メールにて失礼いたします。この度は、内定のご連絡、誠にありがとうございました。
このようなありがたいお知らせをいただきながら、大変恐縮ではございますが、内定を辞退させていただきたく思い、ご連絡をさしあげました。慎重に検討を重ねましたが、今回貴社の内定を辞退する決断をしました。
選考では、応募書類に目を通していただいたり、ご多用のなか面接を対応していただいたりと、大変貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、ご期待に添えず大変心苦しく感じております。
本来、直接お伺いし、お詫びの旨をお伝えするべきところですが、メールでのご連絡となってしまったこと、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。
面接をご担当してくださった△△様をはじめ、採用に関わってくださった皆様に、心から感謝しております。
末筆ながら、貴社の益々のご発展心よりお祈り申し上げます。
(署名)
・氏名
・メールアドレス
・住所
・電話番号
こんな連絡は「〇〇大学の□△です。内定辞退します。電話番号:000-0000-000」で済むのに、なぜこんなに長文なのだろう。
こういう文章を書くのにかかる時間は、なにも産み出さない。
労働ですら無い完全な無駄なのだ。
英語なら”I’m so sorry, I’ve decided to decline the offer.”で済むはずなのに、伝令一個行うだけでこんなアホみたいな時間掛けてるから労働生産性が低いんじゃないのか・・・
チャットサービスで手早く連絡を行っているような会社を選びたいものだ。
なお私は先日、町内会の住民さん宛てに今月4回めの回覧板を回した。
まとめ
ちなみに、”今後の${UI:In様の}ご活躍をお祈り申し上げます。”という文面でメールが来た人が居たらしい。
宛名に “【氏名(姓)】様へ”という文字列が入ったものもあったらしい。
前者のほうが、適切に電子化が出来ているという点で効率的に業務をやっている会社に思える。
シバターっていうYouTuberさんが、案件メールの本文に”〇〇様のご連絡をお待ちしております”と書いてあったことに苦言を呈していたツイートもあったなあ…