NISAの資産の60%を米国株にしたいんだけど、どんな比率でS&P500とオルカンを買えばいいんだろう…
とずっと思っていた。
chatGPTに考えてもらったので表を貼り付けておく
希望の米国株構成比と現在のファンド保有額を入力すると、何をいくら買えばいいか教えてくれるツール
米国株比率 調整シミュレーター
このツールについて
本ツールは、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(楽天VXUS)を保有している投資家が、目標とする米国株比率を実現するために、どのファンドをどれだけ買い増せば良いかを計算するものである。
入力欄には、それぞれのファンドの現在の保有額と、目指したい米国株の割合(%)を入力する。
計算ボタンを押すと、以下のいずれかの結果が表示される。
- 目標比率を下回っている場合:S&P500を何円分買い足せば良いかが表示される
- 目標比率を既に達成している場合:その旨が表示される
- 目標比率をさらに下げたい場合:楽天VXUS(米国株を含まないファンド)を何円分買えば目標に近づくかが表示される
米国株の比率は、以下のように定義している:
- オルカン:60%が米国株としてカウントされる
- S&P500:100%が米国株
- 楽天VXUS:0%(米国株を含まない)
米国株への投資比率を上げたい人にも、下げたい人にも対応できる柔軟なシミュレーターである。
e-maxis スリムのオルカンとS&P500の2つのみ(最小が60%)
米国株比率(目標) | オルカン比率 | S&P500比率 |
---|---|---|
10%〜50% | オルカンのみ購入 | 不要(60%未満はオルカンで実現可能) |
60% | 100% | 0% |
65% | 87.5% | 12.5% |
70% | 75.0% | 25.0% |
75% | 62.5% | 37.5% |
80% | 50.0% | 50.0% |
85% | 37.5% | 62.5% |
90% | 25.0% | 75.0% |
95% | 12.5% | 87.5% |
100% | 0% | 100% |
オルカンの公式サイトの目論見書には、国ごとの構成比率が表示されている。

これによると e maxis スリムのオルカンの約65%が米国株である。
65%以下にはできないわけだ。
米国を除くオールカントリーを用いる場合
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドというものがある。
これを用いれば米国の構成比率をもっと下げることができそうだ。
以下は、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの国ごとの構成比である。
2024年7月末時点の月次レポートを参考にした。
国・地域 | 構成比率 |
---|---|
日本 | 16.1% |
英国 | 9.9% |
カナダ | 7.2% |
中国 | 6.7% |
インド | 6.6% |
フランス | 6.2% |
スイス | 5.7% |
台湾 | 5.5% |
オーストラリア | 4.9% |
ドイツ | 4.9% |
その他 | 26.4% |
さて、この米国を除くオルカンを含めて表の残りを作成していこう。
米国株比率(目標) | オルカン比率 | S&P500比率 | 楽天VXUS比率 |
---|---|---|---|
10% | 0% | 10% | 90% |
15% | 0% | 15% | 85% |
20% | 0% | 20% | 80% |
25% | 0% | 25% | 75% |
30% | 0% | 30% | 70% |
35% | 0% | 35% | 65% |
40% | 0% | 40% | 60% |
45% | 0% | 45% | 55% |
50% | 0% | 50% | 50% |
55% | 0% | 55% | 45% |
60% | 0% | 60% | 40% |
65% | 0% | 65% | 35% |
70% | 0% | 70% | 30% |
75% | 0% | 75% | 25% |
80% | 0% | 80% | 20% |
85% | 0% | 85% | 15% |
90% | 0% | 90% | 10% |
95% | 0% | 95% | 5% |
100% | 0% | 100% | 0% |
オマケ:このツールと早見表を作るまでのchatGPTとのやり取りとプロンプトの実例
↓↓ここから先はchatGPTが全文を記述している↓↓
米国株比率シミュレーター開発の舞台裏:ChatGPTとのやり取りでここまで作れた!
この記事では、「米国株比率を調整するためのツール」を作るまでのやり取りを、ChatGPTとの実際の会話をもとに記録しています。WordPressブログに自作ツールを埋め込みたい方、またはChatGPTを活用して効率的に開発や記事制作をしたい方にとって、参考になれば幸いです。
🔰 きっかけ:米国株比率を調整したい!
投資をしていると、「資産のうち、米国株を何%にしたい」といった目標を持つ人が多い。しかし、
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(楽天VXUS)
といったファンドを組み合わせて運用していると、「じゃあどれをどれくらい買えば希望の米国株比率になるのか?」が分かりづらい。
🧠 最初の相談:「米国株40%にするには?」
まずはシンプルに、ChatGPTにこう尋ねた:
今の時期に株を買い増そうと思うのですが、Emaxis slimのオルカンとs&p500を組み合わせ、資産の40%がアメリカの株になるように買っていきたいです。オルカンにも米国株が含まれるようですが、どのような比率にすれば実現できますか?
ここで返ってきた答えが、「オルカンには米国株が60%含まれているため、それ以下の米国株比率にしたいならS&P500を加えてはならない」というロジックだった。
なるほど。
📊 表を作ってみる:目標米国株比率に応じた買い方
次にこう依頼:
希望する米国株構成割合ごとに、どの割合でオルカンとsp500を買えばいいか求めてくれるものが欲しいです。とりあえずは表で、10%から70%程度で出力してみてくれませんか?
しかし、オルカンに60%の米国株が含まれるため、それより下の比率はオルカンだけでも達成可能、S&P500を混ぜると逆に比率が上がってしまうという結果に。
ここで楽天VXUS(米国を除くファンド)を使うことで、「米国株比率を自由に調整できる世界」に突入。
💡 3ファンドを組み合わせて理想比率を作る
次のリクエスト:
上記の表においては、50%以下はまとめて「オルカンの米国株構成比率が〇〇%であるためオルカンのみを購入すればいい」といった表記にしておいてください。60%から先を、5%刻みで100%まで出力してみてください。
さらに:
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドについて教えてください このファンドの国ごとの配分が見つかりません
と質問して、ファンド構成や公式データにもアクセス。
🛠 ツール化してブログに埋め込みたい!
ここで本題。
この3つのファンドの保有額と、理想とする米国株の割合を選択すると、どのファンドをあと何円買い足せばいいか計算してくれるツールは作れますか?wordpressブログに埋め込みたいのですが
と投げかけたところ、HTML + JavaScript 形式で動く計算ツールを作ってくれた。
その後、
wordpressの記事内のカスタムhtmlに埋め込むので、見出しにはh3を用いて、カスタムhtml内に収まるように作ってください
といった細かい要望にも対応。
🔁 さらなる改善:「米国株比率を下げたい場合は?」
「目標比率は既に達成されています」という出力のときに、さらに米国株比率を下げたい人向けに、楽天VXUSを買い増す提案ができないか?と追加要望。
米国株構成割合を下げるためには何をいくら買えばいいか教えてくれる機能が欲しいです。
このリクエストにも即座に対応され、最終的には「米国株を増やす・減らす」の両方に対応したツールが完成。
✅ 実際にできたツール
このツールは以下の記事に埋め込まれている:
👉(ここにブログリンクを貼る)
HTML形式で出力されるので、「カスタムHTML」ブロックに貼るだけで実装完了。初心者でも導入しやすい。
🎥 YouTubeコミュニティでも紹介
さらにこんなお願いも:
このツールを「作ったよ!」というお知らせをyoutubeのコミュニティ投稿に投稿したいです。紹介文を考えてみてくれませんか
という依頼に対して、複数パターンの紹介文を提案してくれた。
✍️ 解説文・表・アイキャッチもすべて生成
- ツールの直前に載せる解説文(〜である調)
- 国別構成比率のHTML表
- 比率早見表(0〜100%)の完全HTML
- アイキャッチ画像も自動生成
まるで記事の編集部が隣にいるかのように、次々と素材が整っていった。
💡 まとめ:プロンプトは会話でOK!
今回のやり取りで伝えたいのは、「難しいプロンプトを書かなくても、会話するようにChatGPTに聞けば、ちゃんと形になっていく」ということだ。
例えば今回のように、
- 「〇〇をしたいのですが可能ですか?」
- 「〜を加えて再出力してもらえますか?」
- 「ブログに貼りたいのでHTML形式でください」
といった「お願いベース」の会話を重ねるだけで、ツールが1つ完成した。
ブログ運営者や副業クリエイターにとって、ChatGPTは最高の相棒になり得る。
ぜひこの記事を参考に、自分でもアイデアを形にしてみてほしい。