約5~7万円に迫る本体価格の高さがネックだが、遠赤外線と温風のハイブリッドでダイキンのセラムヒート。
正直高すぎるので自分が買うことはまずないと思っていたのだが、家電量販店のデモ機の周りだけ別世界のように暖かかったので一気に欲しくなってしまった。
私が住んでいるのは冬に凍りそうなほど寒くなる木造の安い家。
エアコンでは冷え切らない。四六時中ブーンとコンプレッサーを回しながら暖かい空気を作ったところで、私の居住空間は暖かくならないのだ。
というか半袖で過ごすような真夏の日中でも一階に居たら寒いレベル。
エアコンを置き換えられるような、それでいて火傷しそうなほどは熱くならない超高性能な暖房器具を欲していた。
そこで出会ったハイブリッドセラムヒート。
これをPCデスクの下に置いておけば、寒さから逃れるためにパソコンデスクに座るというモチベーションすら生み出せる。
夜間は電熱毛布を、日中はこの機械を、出先ではモバイルバッテリーと電熱ベストを用意してやれば、この冬の寒さも割となんとかなりそうだ。
開封する
そこそこ大きいけれど、重いというほどではないサイズ感で到着。
引っ張り出すのは面倒くさいけど過剰包装ではない絶妙な塩梅でギッチギチに詰められていた。環境にもゴミ捨てのコストにも配慮した設計。
謎のテープを剥がすのが面倒くさかったが、角っこを折り返すというひと手間が有難い。
「さすが高い製品だな」と思わされるポイントである。
というわけで着弾。さっそく配線して使っていく。
使い方はむちゃくちゃシンプル。
基本的にこのダイヤルを回すだけ。
使ってみてどうか?→初日からむちゃくちゃ暖かい。冬が怖くない
最高だ。
もう冬の寒さが怖くない。
この製品のメリット
単純にむっちゃ暖かい。じわーっと空間に広がる暖かさが最高
暖房器具としての性能が高すぎる。
ただ温風を大電力で生成するのではなく、空間全体に熱をもわ~っと広げてくれるような温かみがある。
これが良いのだ。
エアコンの置き換えになる
これまでは真冬でもエアコンを四六時中付けっぱなしにしていたが、これがあればもう冬場はエアコンが要らなさそうだ。
割とすぐに暖まることができる
オンにしてから1分も経てば寒さが和らぐ。
切り忘れても火事になりづらい安全装置・人感センサー付き
過信は禁物だが、オンにしたまま離れても勝手に止まってくれる機能付き。
うっかりで自宅を燃やすこともないだろう。
換気や灯油の補給が要らない
一酸化炭素中毒の恐れがないし、電気だけで動くため維持が非常にラク。
ある程度の稼ぎがある人なら、いちいち灯油を買いに行ったり、ちまちま仕事を遮って換気するコストを排除できるというポイントだけで買って良いレベル。
この製品の弱点
まず最初に要望をひとつ。
一人暮らしでも気軽に買って使えるようなサイズ&価格帯のエントリーモデルの追加を望みたい。
デカい
石油ファンヒーターたちと比べてもデカい。
実物を確認しないで買うなら、必ずサイズを確認しよう。
高すぎる
本体価格5~7万円は高すぎる。
気になっていても買えない人は多いだろう。
たぶん電気代は掛かる
稼働中は基本的に1000W~1300W級の電力を食い続ける。
他の方法と比べたらエコではあるのだが、別に電気代が安いというわけではないだろう。
空間全体は暖まらない
元々そういう製品ではないからどうでもヨシ!
最弱のさらに下が欲しい
微妙な寒さの際に最弱で使っているが、もう少しだけ利きと消費電力を抑えてくれても良かったのでは。
温風機能が要らない説→普通のセラムヒートで充分だったのでは?
下側から温風が出てくる機能も助かるが、この機構でデカく・高くなるくらいなら普通のセラムヒートでも良かったかも…
机の下に置くと温度調整がやりづらい
スタンディングデスクの下に置いているが、下げていると屈まないと温度調整ダイヤルに手が届かない。
スマホアプリ連携やリモコンがあっても良かった気がするが、それはそれで「そのぶん安くしてくれ」という結果になりそうだ。