まさかシーマンを2024年末の書店のビジネス書コーナーで見るとは思わなかった。
堀江貴文氏の名前にも惹かれてノリで買ってしまった『弱者の兵法』。
個人的にはあんまり中身が無かった印象でスッと読み終えてしまったのだが、せっかく読んだのに何も書き残さないのは勿体ないのでメモをしておく。
え!?そうだったの!?というエピソードが約200ページの中に数件だけ含まれていたので、ためになったところは書き出していこう。
全体的に初心者向けのユルい・薄目な本である。家のスペースを節約したい私は、すぐに売ってしまうだろう。
慣れている人なら30分も掛からずに読み終わっちゃうかもしれない。
こんな人にオススメ
「意外な成功事例を頭に入れておきたい」
「アップル社関連のエピソードを分かりやすく見たい」
「ゆるく、ためになりそうな本を読みたい人」
「読みやすい自己啓発系のビジネス書を探している人」
「表紙のシーマンやホリエモンの文字に惹かれた人」
本の内容について
例によって書評より読書を優先するので、簡易的に内容を書き留める。
人生をゲームに例えていた。
熱中して成果を出しやすい条件が出てきた。
自転車・自動車に対して「ズルすんな」という歩行者は居ないだろう。
いまのAIも同じようなものである。
辺境から革命が起きることもある。
キーワード「フィクション」
野球での「うさぎ飛び」や「結婚するべきである」という価値観、今の国家の形態など、様々なものがフィクションで構成されている。
「出口を隠す」というアプローチでお金を稼ぐ人たちがいる。
解約が面倒くさいウォーターサーバーなどのサービスや、スーパー銭湯でたまに見られる後払い決済の鍵など。
クレーンゲームはプレイヤーが操作するタイプであっても、アームの握力をランダムで変えている。
ホリエモンが事あるごとに番組に出演しては語っているが、スティーブ・ジョブズがスマホを売り出すために、PCを携帯電話に擬態させた。
弱点を発想でひっくり返した事例
シーマンでは、音声認識の質が低いせいでユーザーの声を認識できないものを「あなたの言葉が難しすぎるんだ」「もっと分かりやすく喋ってくれ」と反応させた。無愛想な応対が逆にシーマンのキャラを引き立てた。
シェアを落とし続けていた、取り出しづらくて使い勝手が悪いとある老舗のケチャップメーカーが、「ウチのケチャップは健康的だから出づらいんだよ」というCMを打っただけで大逆転
ディズニーランドは、一時的なトラブルでライドの乗り物が止まった際に「オバケがイタズラしちゃったぞ」という放送を流すことで誤魔化している。
ウルトラマンは予算の都合で3分制限になった。
アラン・ケイ氏は「未来を予測する最速の方法は、自らそれを発明してしまうことだ」と言い残した。