YouTuberにも色々な形が存在する。みんなが批判するのが大好きな私のような「個人」を主としたものから、誰が中の人なのか全くわからないようなものまで。
今回は、「10 places to visit 」というような動画チャンネルの、アイデアを紹介する。
ちなみに、この後に作成する記事にて、原稿をコピペして映像素材を選ぶだけで、動画を作る方法を紹介する。
また、この記事はまとめ直した後、電子書籍としてkindleにアップロードする予定である。
- ストア哲学(stoicism)
- 自己啓発(self improvement)
- メンタルヘルス(MENTAL HEALTH)
- 人間力(CHARISMA)
- お金に関する話(INVESTING・personal finance)
- 仕事探し・キャリア(GETTING A JOB)
- 超高級ゴージャス品(LUXURY)
- ダイエット(LOSING WEIGHT)
- コミュニケーション・恋愛(DATING・FRIENDSHIPS)
- webサービス・ソフトウェアの使い方説明
- ハイテク・アイデアガジェット紹介
- テクノロジー系
- スマホ紹介
- 地理系
- 旅行ガイド
- ピアノの楽譜
- 歴史解説
- 土木解説
- 地政学・地理的な雑学
- 360°ビデオ
- スポーツ(選手紹介)
- 恐怖・心霊映像
- まとめ
ストア哲学(stoicism)
Philosophies for LifeというYouTubeチャンネルがある。
動画の内容は、広義的には自己啓発になるのだろう。有意義な人生の生き方について説かれている。
ホワイトボードに簡易的なアニメーションを貼り付けているようだ。
PowerPointにアニメーションを付けて、人間の声でナレーションを付けたようなレベルだが、効果的に動画を形つくっている。
自己啓発(self improvement)
こちらのBRAINY DOSEというYouTubeチャンネルをみてみよう、
動画を開いてみると、映像はフリー素材の継ぎ接ぎであるし、音声も原稿読み上げのナレーションである。しかし、「避けるべき人の特徴9選」といった内容になっている。
これなら作るのも、ネタ集めも容易である。
メンタルヘルス(MENTAL HEALTH)
こちらのPsych hubというチャンネルを見てみよう。
ADHDやパニック障害のような、精神病に関連する事柄が述べられている。
動画の内部は、アニメーションとしての動きが与えられたイラスト素材だ。BGMやナレーションでドラマチックな中身を演出している。
人間力(CHARISMA)
「カリスマ」と言われても、日本人の私にはなんのことだか理解出来ない。
というわけで動画内容を見てみよう。「3秒で自信満々に見える方法」だとか「お金持ちそうに見える方法」だとか、「なぜ寡黙だと知的に見えるのか」だとか。ひとことで言うなら「人間力」だろうか。
お金に関する話(INVESTING・personal finance)
YouTubeビジネスのど定番だ。
もう定番のスタイルである。
ナレーションに、簡易的なアニメーション。実際にイラストを描いているかのように、手が動いているのが特徴である。
また、こちらの「Practical Wisdom – Interesting Ideas」というチャンネルも参考になるだろう。
また、「実際にこうすればお金が稼げるよ」と、胡散臭いサムネイルで紹介していくチャンネルも多々ある。私も自分のブログで情報収集を進めていますが、8割は騙しサムネのような内容である。
しかし、Amazon KDPによる出版やPrint on demandサービスに関するかなり深掘りした内容まで、探せば色々出てくる。
「この人の手法を実践してみた」というスタイルもある。
ただ実践するだけでなく「やってみた風景」をレポートして動画にすることでもお金を稼ごうという魂胆だ。私のブログのようなものである。
仕事探し・キャリア(GETTING A JOB)
こちらのチャンネルでは、「キャリアの組み立て方」や「家で仕事をするコツ」だの、「年収が高い仕事top10」だの、「お仕事」に関連するノウハウを発信している。
動画の内容は言うまでもなく、また簡易的なアニメーションだ。
超高級ゴージャス品(LUXURY)
サムネイル画像の羅列から、どんなものか想像してみて欲しい。
次元が違うお金持ちたちの光景が描かれている。
金で装飾されたヨット、いくらするのだろうか…
ランキング形式で、ヨットの内外装の動画や買った人の動画を、ナレーションとともに流している。
こういう世界を紹介すればいいのだ。
ダイエット(LOSING WEIGHT)
「健康」というのも根強いジャンルだ。
こちらのチャンネルは映像が簡易的で、静止画をズームインしているだけである。
また、知識だけでなく、「見ながらできる筋トレ動画」にも強い需要がある。
しかし、今回の規格の趣旨から外れており、現実的になれるものでもないので、軽く紹介する程度にとどめておく。
また、このような独創的・奇抜・人によってはショッキングなサムネイルで注意を惹きつけているチャンネルもある。
「枕の下にニンニクを敷いて眠ろう!」という動画で3000再生だ。凄まじいものである。
しかも、動画内容は実質的には静止画スライドショーだ。
ただし、「繰り返すの多いコンテンツ」の厳罰化を受け、あまりにも単調な動画では収益化審査が通らない可能性もある。特に人口音声をナレーションに用いる場合は注意が必要だ。
コミュニケーション・恋愛(DATING・FRIENDSHIPS)
人間関係や恋愛の小ネタも大事な話だ。
「女性が好きな人にだけ見せる12のサイン」というのは、あまりにもありきたりながら息の長いネタになるだろう。
友情に関する動画もある。
webサービス・ソフトウェアの使い方説明
Microsoft OfficeやAdobeの映像・音声編集に関するノウハウをまとめたチャンネルがある。
カッコいい声のオジサンが、実際に手元を動かしながら、ソフトの使い方を教えてくれる。
自分も高校生のころ、Unityで海外の人のチュートリアル動画を見ながらゲームを作っていた。
chatGPTの普及で新しいサービスは爆発的に増えていくため、アフィリエイトと併せて狙っていけそうだ。
ハイテク・アイデアガジェット紹介
こういうサムネイルの動画は、見たことがあるだろう?
商品の紹介動画でも流しながら、背景で概要説明を行う。
「優れたガジェットTop10」みたいなタイトルで、だ。
当然ながら概要欄にアフィリエイトを貼ることができるし、ネタさえ仕入れられればいい具合に作っていけるだろう。
Amazonプライムデーに向かって、オトクな商品を紹介することも可能だ。
問題になるのは素材集めだが、YouTube内やAmazonレビュー、各種SNSや公式サイトなどを漁ってみるのが良いだろう。
なおこのチャンネルでは、「商品画像を切り抜いて、適当な白文字を適当な画像に貼り付けた」みたいな画像をズームアウトして誤魔化している。
道具の使用状況に応じたフリー素材を使って、うまく作っていこう。
テクノロジー系
ガジェットとも少し被るが、近未来技術の紹介だ。
レベルの高い科学の知識と織り交ぜれば、競合を一気に減らすことも夢ではない。
スマホ紹介
これまたマイナーなジャンルであるが、いまどきYouTubeをやるなら、ニッチであればあるほど良い。
他にも電動スクーターやゲーミングスマホ、ゲーミングデスクなど、再生回数こそ振るわないがアイデアは参考になる。
また、VRヘッドセットを紹介するものもある。
地理系
これも根強いジャンルだ。
こちらのチャンネルでは、「低民度な都市10選」だとか、「もっとも安く土地が買える地域10選」といったネタを紹介している。
ちなみにこの「Top 5 〇〇s」というスタイルは、YouTubeではド定番のタイトルの付け方だ。
「死ぬまでに行くべき場所5選」「すき家の美味いメニュートップ5」「超可愛い猫チャンネル3選」みたいなフォーマットは世界で通用するということだ。
ありきたりにならないような工夫は必要である。
日本では土木系のゆっくり解説も存在するが、「繰り返しの多いコンテンツ」による収益化剥奪リスクや、日本国内にしか出せないという拡張性の観点から、今回は特に触れない。
旅行ガイド
先程もチラっと触れたが、「ドバイに行ったらするべき26のこと」や「インドネシアの旅行ガイド2023年版」といった動画が並ぶ。
スクロールしていくと、世界の名だたる都市が並び、世界旅行気分である。
動画の内部は、観光地で流し撮りしてきた映像に、市販のマイクで簡易的にナレーションをつけたものだ。
また、「平均給与が高い国ランキング」だの「FIRE後の生活にうってつけな物価が安い国ランキング」だの、逆に「生活費が高い国ランキング」だの「最も幸せな国」だの、経済やお金にちなんだネタを主体とするチャンネルもある。
ピアノの楽譜
今度は教育系のジャンルだ。
「FADED」という、NCSの例の曲にイナゴする形で、2000万再生を獲得した実績がある。
ちなみに「Synthesia」というサービスを用いれば、この動画はまるまる作成が可能であるらしい。
チャンネル全体でNCSイナゴをしても、K-POPや演歌、童謡に絞っても良いし、もちろん洋楽の人気ランキングをその都度参照しても良い。
単調ながらやり方は豊富だ。しかし、「繰り返すの多いコンテンツ」に該当してしまうリスクがあるので、付加価値や「人間アピール」を工夫するべきだろう。
歴史解説
これまた、日本ではゆっくり解説が猛威を振るっているジャンルだが、もちろん世界にも存在する。
「砂漠に捨てられた4400機の航空機の謎」や「ニューヨークにかつて存在したスカイツリー」だの「ニューヨークの町並みは誰がデザインしたのか?」だの、「エッフェル塔の頂上に隠された秘密の場所」だの。
地理や歴史にちなんだ話がなされている。
こちらの動画の内容も、人間のナレーション付き画像スライドショーである。
土木解説
また似通った内容にはなるが、こちらは土木系の超技術に絞った内容だ。
ノルウェーの海底トンネルやリニアモーターカー、芸術的な外観の大型建造物など、サムネイルを眺めているだけで感動するような建造物が並ぶ。
地政学・地理的な雑学
また被ったかもしれないが、リサーチの都合上仕方のないことだ。
「なぜ中東では延々と争いが続いているのか」「モンドルの人口密度が過剰に偏っているのはなぜか」「テキサスがなぜアメリカの中で最もパワフルになったのか」「なぜイランも、ロシアに乗じてウクライナに攻撃を仕掛けたのか。」
こういった話をしているようだ。
このチャンネルの特徴は、フリー素材や静止画を用いる一方で、視覚的なアニメーションというか、図解を入れていることだ。
アクセントとして入れることで、全体の印象を大きく変えていくことも可能ということだ。
360°ビデオ
さきほどVRヘッドセットについて話したが、今回は360°動画だ。
サメに食われたり、サメに襲われたり、海洋恐怖症へと誘われたり。
クモやタコなどの巨大生物に襲われたり、自然災害に襲われたり。
これは簡単には作れないアニメーションになっているが、360°動画を撮影できる環境さえあれば、アイデアで色々と切り開くこともできるかもしれない。
だが私は、外飼いの猫にカメラを括り付けるか、クルマやバイクに取り付けるか、観光地を歩くことくらいしか浮かばなかった…
スポーツ(選手紹介)
「NBA」というテーマで、バスケットボールの選手について紹介しているチャンネルがある。
動画内容は、試合の中継や選手の関連映像の継ぎ接ぎに、ナレーションを組み合わせたものとなっている。
私は自分のYouTubeチャンネルに、モータースポーツのクラッシュシーンまとめを投稿しようとしたことがあるが、権利の問題に引っかかった。
特にスポーツの中継映像というのは、テレビ局が権利を持っている場合が多い。
もし挑戦する場合は、この問題を解決できるだけのアイデアを持って挑もう。
恐怖・心霊映像
こちらのチャンネルでは、「火星で撮られた心霊写真5選」や「実際に撮影されたUFO5選」といった内容の動画を投稿している。
他にも「世界が終わっていたかもしれない出来事」や「ディズニーの闇」「正体不明のクリーチャー」などなど、程よく恐怖心を煽ってくれる。
2000万再生されていた火星の動画では、たったの静止画数枚を、探査機映像や著作権フリーの宇宙探査系映像で引き伸ばしつつ、ナレーションも無い字幕のみで流していた。
前述したとおり、「繰り返すの多いコンテンツ」に引っかかりやすいので、編集スタイルについては気を遣いたいものだ。
まとめ
4時間近い執筆時間を要したが、なんとか形にすることが出来た。
勘のいい読者さんなら気づいただろうが、私が紹介した動画はどれも、「ナレーション・簡易的なアニメーション・著作権フリー素材の寄せ集め」で構成されている。
そして、似たようなネタはYouTubeに限らず、webメディアや書籍・雑誌などでそこらじゅうに転がっているのだ。