どの書店に行っても、副業や起業関連のコーナーに行くと必ず目に入るのが『起業0年目の教科書』である。
単純明快かつクリーンなカラーリングで「起業0年目の教科書」なんて言われたら、起業に関心がある人は全員が手に取るだろう。
こんな人にオススメ
起業を志す人はとりあえず買って読んでおいて良い。
自分のスキルを(特にココナラなどのネットサービスで)売っていきたい人にもオススメ。
また一般人であっても周りの人を出し抜いて一線を画する成果を上げたいと思っているなら買って読んで色々と取り入れていくと人生が変わっていきそうだ。
読書メモ
例によって偉そうな書評より本を読みまくることを優先するため、読書中に書き留めたメモだけ残しておく。
今回から色々な媒体で語られている共通項を探し出すために、見たことある記述を見かけたら一言コメントを足しておくことに決めた。
いきなり退職する必要は全くない。休日や仕事終わりに片手間で取り掛かりながら手ごたえを試しつつ育てていけばいいのだ
この本では「自分のことを深堀することで発掘してきたスキルをココナラなどのプラットフォームに出品する」というのを起業の第一ステージとしているようだ。
また起業0年目の目標の1つとして、人生を掛けて作り込んだ3000円の商品を10件売るというものを掲げている。
もし買って貰えたら、なぜ自分を選んでくれたのか聞くと良い。
事あるごとに「なぜ?」と顧客に聞いていくことで、相手のニーズや自分の強みをより深く理解できる。
レスポンスの早さは起業直後から勝負できるポイントである。
176~186ページに、仕事の受注において重要なイケてるプロフィールの作り方が書いてある。必要に応じて参照。具体例やプロフィール文のテンプレートなども載っているのでかなり役に立ちそうだ。
なにか投稿する際は、ちゃんと成約に繋がるためのルートを用意しておかないと「良い投稿だな」と思われるだけで終わる。
特に起業初期は撤退コストの安さにも目を向けるべし。
スキルよりもコミュニケーション能力を磨くべきである
↑他の本でも書いてあった。本当に本当に大事そうな話だ。
対面でのコミュニケーションにおいて、言語が占める割合は7%のみ。55%がジェスチャー。
そもそも完璧な情報伝達を行うこと自体に無理があると心得て、入念に確認していくこと。
商品や広告などを見るたびに、「この商品は誰が買っているんだろう」「その顧客はどういう生活をしているのだろう」「自分がセールスの代行をすることになったら、どのように行動すればいいのだろう」と考えてみる。
↑このトレーニングは、自分の価値観では絶対に買わないような商品に対して行うことで効果が高まる。
初期のうちは思うような成果が上がらずに報酬を受け取れないというトラブルに遭うこともある。
202ページのエピソードを参考に、報酬関連で揉めないよう先人の意見を聞いて適宜取り入れよう。
↑報酬関連の揉め事は起業の本で稀に見る
著者の方はお客さん候補でも一部の人間を避けている。以下は一例である。
- 基礎的な礼儀すらなっていない人
- タダで色々と要求してくる人
- 緊急の連絡を頻繁に入れてくる人
↑客でも選べとは稀に言われている
半年分の生活費は現金で用意しておくことを推奨する。
人によっては口座を分けた上にキャッシュカードも破壊しろとの教え。
私の場合は約15~18万円なので、約100万円は現金を保有しておくべきらしい。
↑よく言われている
収入が安定しない起業初期においては、毎月の支出を1円単位で正確に記録することが非常に重要である。特に毎月出続ける固定費については真っ先に見直すべきである。
食べるものの決め方一つとっても、即断即決のトレーニングをしておくべきである。迷うような場面でも無意識に正解を決めている場合が多い。
↑どこかの本に書いてあった
作業時間は自分の予想の3倍で見繕っておくと間違いない。
↑メンタリストDaiGoも配信で言っていた
今日やるべきことを3つ書き出せ。
↑与沢翼氏も著書で取り上げたセンターピンというワードが登場。
ちゃんと仕事に集中できる環境を構築すべし。
オンオフの切り替えやリフレッシュを覚えて、長期の戦闘でも過剰消耗やパフォーマンス低下が起きないように努めるべし。