労働生産性が高く、集中して仕事を終わらせて休みをたっぷり取る。
日本とは正反対な働き方をするドイツの人たち。
筆者が彼らと共に働いた経験を基に、その秘訣を教えてくれる。
日本でダラダラ仕事をしている自分を変えたいと思っている人にはうってつけの一冊だ。
どんな人にオススメか
ある程度ライフスタイルや働き方に自由が効く。そのうえで最も効率の良い働き方を探りたい。
「ドイツ」という国に対して好奇心や憧れがある。
ドイツ車について関心がある。
- 朝からみっちり集中し、夕方にはもう仕事が終わっている
- 終業前にみんなが片づけを始め、定時には誰も残っていない
- みんなで大量の休暇を取るのが当たり前。でも仕事は回る
- 労働生産性が非常に高い
こんなのライフスタイルを個人・組織、その両方において取り入れたい
読書メモ
例によって書評より読書を優先するため、簡易的なメモに留める。気になったポイントがあったら本書を手に取ってみよう。
午前中はもっともクリエイティビティが問われる活動に使うべき
ランチ後の散歩と空気の入れ替えが活きている
物ごとに置き場所を決めて、使ったら戻す。物は増やさず、もし増えたら捨てる。これを繰り返しているだけ。
物の住所は使用頻度ごとに設定
一年の初めに休日を決めてしまう。
具体的にはまず休暇日を埋め、次に仕事やプライベート、自己投資などの計画を書き込んでいく。
ドイツ人たちの間には「労働というのは罰である」という宗教観があるようだ。
5時起きがしたいなら15分ずつ前倒ししていこう
早起きの目的は中長期でセットする。ダイエットだったり趣味の大会だったりtoeicの点数だったり。
また起きた直後にやる行動を決めておくのも良い。私の場合はベッドメイクとなりそうだ。
無駄な会議の潰し方が書いてあった気がする(私は会社員ではないので軽く流してしまった)
ポモドーロタイマーが出てきた。休憩時間は意識してスマホやデスクから離れるのが良いだろう。
それと同時に20-20-20ルールという眼を休ませるアプローチを取っても良い。
頭の中がゴチャついてきたら休憩を入れる。
定期的に振り返り、「今の仕事は長期目標にどう貢献しているか?」「今の仕事は自分の価値観にマッチしているか?」「今の自分に満足しているか?」「未来の自分はどうあるべきか?」などを問いかけるべし。
もし望む通りの答え出なかったなら、「もし失敗しても構わないならば、自分は何を変化させるか」考えるとよい。(141ページ)
ドイツ人にはメモを取るタイミングがあるらしい。
おもに帰宅直前と出社直後である。
帰宅直前には明日行うべきタスクを書こう。
朝の仕事始めにはタスクへの優先度付けを行おう。このステップは緊急度や重要度,所要時間などを加味する。
日本の上司は「チームリーダー」的だが、ドイツの上司は「お世話係」的である。
人がミスってトラブルを起こした時の日本では「個人のミスを叱責しながら尻ぬぐいする」ようなイメージだが、ドイツでは「仕組みやシステムを改善する機会である」と考える傾向にある。