下回り用制振スプレーを使って50プリウスのドアをデッドニングしてみた

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静振材や吸音材を買ったサイト

デッドニング・防音工房というサイトで買い揃えた。

でもAmazonベーシックの制振材やホムセンの吸音材でもダメってことは無いと思う…

50プリウスのドアをデッドニングする

練習と実験のため、運転席から最も遠い左リアのドアからデッドニング作業を始めて行く。

内張りの取り外し

アームレストに内張り剥がしを突っ込むと簡単に取れる。

そのまま同様にスイッチパネルを取ると、ネジが2つ見える。8mmの六角とプラスだ。

またドアハンドルの奥側にもプラスねじがある。

この3つを取ったら下から引っ張り上げるだけ。

これはリアドア。

ブチルゴムの簡単な取り外し方:ブチルゴムに付けて一気に引っ張る

ブチルゴムを取るためにパーツクリーナーで地道に溶かしていくのが一般的らしいが、自分はブチルゴムの塊にブチルゴムをくっつけさせ、一気に引っ張って取っていった。

これだけでも95%くらいは除去できる。

5~8分程度でこのまま制振材を貼っても問題ないレベルまで改善した。

余談になるが、このタイミングでお気持ち程度に1枚だけ貼られた制振シートを拝むことが出来る。効果はほぼ無いだろう。

フロントドアの取り外し

フロントドアはサービスホールまわりが少々厄介だ。

白いプラスチックカバーで穴が塞がれている。フロントだけ静粛性を考慮したのか・・・?

これは一見すると溶着されているように見えるが、クリップの組み合わせなので取れる。

この白いカバー、完全に取り去ろうと思うとドアノブからグリスまみれのロッドを取り外す必要がある。

少々面倒だが、このまま脇に避けながら作業したほうがリスクが小さいと思う。

開口部自体は小さいが、頑張ればフロント側にも届く。

スピーカーはリベットで留められているのと近々交換する予定があるため、制振材は後回しにしておく。

(今思ったが、このまま裏から貼っちゃえばよかったやん…)

リアドアのデッドニング

制振材貼り付け

制振材を適当な大きさに切り取って貼っていくだけ。

しっかりと押し付けて行きたいが、薄っぺらい外板なのでローラーでグリグリするわけにはいかない。

みんなはヘラやしゃもじを用いているようだが、私はGoProのカメラケースを使うことにした。

グリグリと力を掛けて行く。幸いにも良い感じに抑えつけられて傷も無い。

適当に切っては貼り付けていく。

思いのほか中央が弱かったので貼り足しているが、まだ不十分な気がする。

サービスホールの開口部を繋ぐ補強バーについて

エムアンドエムデザインで使われていた、制振用のバーが欲しいと思った。

しかし4本で2万円… さすがに予算オーバーなので見送ることに…

先人たちの中には汎用のステーを強引に留めるスタイルもあるようだ。まぁ50プリウスはフレームの強度を司る金属が無茶苦茶硬いので、細かいことは考えないことにしよう…

穴あきのアルミプレートのようなものも使われることがあるらしい。

こっちはローコストで、穴さえあければ取り付け用のネジも付属するようだ。

自己責任でE-140 制振・防錆スプレー吹き付け

制振材を充分に貼れていないと感じたため、制振効果のあるアンダーコートスプレーを吹いてみることにした。

制振効果の弱かった面を埋め尽くすように吹く。

奥や下の方にも入念に。可動部には吹かないように書かれていたが、実験のため自己責任でばらまいてみる。

この上から吸音・遮音効果のあるスポンジを貼るのだが、果たしてうまくくっ付くのだろうか。

公式サイトの宣伝動画には、これを吹き付けた上から貼ると効果が最大化されると書いてあった。どっちが先なんだろう…

何はともかく、一通り硬化するとあからさまに振動が減った。

バンッという高めの音が響いていたのが、「ドンっ」というズッシリと来るような音に変化した。とてつもない効果だ。

エプトシーラー防音シートの貼り付け

雨が上から降り注ぐような場所なので、主に防水性能に優れているエプトシーラーの防音シートを制振材の上から貼ることにした。

軽量でしっかり粘着するため非常に扱いやすい。

手が届きにくい端っこの方は、剥離紙を一部だけ剥がしておくという定番の戦法が使える。取り回しがラクチンなのでかなり奥の方まで貼れるぞ。

自己責任にはなるが、この上からさらに追加でさっきの制振スプレーを吹いてしまった。

スポンジ内部に浸透してしまったが、奥の方には浸透しきらないはずだ。吉と出るか凶と出るか。

リアドア内張りのデッドニング 

こちらもリベットを剥がしての張り替え&大規模塗装を行う予定があったため、制振材だけ貼り付けておくことにした。

※後から気づいたが、高比重遮音シートにも制振効果があり、ドアの内張り自体もそこまで振動しないため制振材を貼る意味はほぼ無い

普通の制振材の上から高比重遮音シートも貼っておくだけ。

スピーカーまわりは特に入念に。

スッと片手で持ち上がった内張りが、これを貼った後はズシっと重くなった。

これに加えてさっきの制振スプレーを全体的に塗っておいた。画像ではスピーカー周辺のみたが、真っ黒になるまで吹きつけている。

ドアのサービスホール塞ぎ

意外と面倒くさかったのがサービスホール塞ぎだ。

これは絶対に型紙を用意したほうが良い

通常の制振材でとりあえずサービスホールを塞いでから、隙間にノイサスデッドニング用高比重遮音材を貼り付けて行った。

この高比重遮音シート、見かけ以上に重い。

遮音材の重さは防音性の高さに直結する。これは効果がありそうだ。

みっちり埋め尽くすくらい貼りたかったが、穴やクリップを避けるのが面倒であったのと、もともと制振の必要が無いフィーリングだったのでサボった。単純に疲れたし、リアドアだし…

高比重遮音シートを貼り付ける

もともとドアの内側パネルが響くような感じは無かったため、防振シートよりはこちらの高比重遮音シートを優先的に貼りまくった。

本当は型紙を取って、一旦配線を抜き取ってから一面を埋めるべき。

でも面倒くさかったのでこのように貼りまくった。サービスホールはプラスチックパネルで塞がれているが、ここが防音上の弱点になりそうなので重点的に塞いでいる。

リアは防音シートが切れたため中途半端なところで終わっているが、またスピーカー交換や塗装のためにバラすつもりだし…

リアドアのスピーカー交換+デッドニング

これは後の機会で。

元に戻す

逆の手順で元に戻していくだけ。

リアドアの内張りがなんか戻らないときは、高端部の上端のこのパーツがちゃんと挟まっているか確かめよう。金具が挟まる穴があるぞ。

ドアの内張りに高比重遮音シートを何枚も貼ったのでかなり重くなってしまった。

先にドアノブを引っ掛け、上側を引っ掛けてから、パワーウィンドウスイッチの穴からピンの位置を合わせつつぶっ叩いて戻していくだけ。

しれっと内張りの裏側が下回り用制振材で真っ黒になっている。右端の突起部分が塗り切れておらず、白っぽくなっているぞ。

内張りを張り替え&塗装する

これが50プリウスの内張り。2kgくらいはあるような重さ。

溶着されているため、分解するならビスで留め直す必要がある。

これから先のことはまた後日。

…で、効果あったの??

施工してみての感想だが、タイヤハウスからのロードノイズが大きく感じるようになった

残念ながら、あんまり静かになったという感じがしない

既に高級スピーカーを注文済みだ。交換してから様子をみつつ、次はスタッドレスを夏タイヤに交換し、タイヤハウス周りやバルクヘッドのデッドニングを入れてみることにする。

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