キャデラック・エスカレードがベースであるカヴァルケードシリーズに、ついに新車両のXLが追加された。
現代仕様の迫力と高級感に溢れるスタイリングが魅力の一台だ。
価格とカスタム費用について(本体166万+カスタム約30万ドル)
購入する際の新車価格は166万ドルだ。
カスタム・フルチューンを行った前後の所持金を比較したところ、30万ドルほど消費していた。
あれこれ付けまくっても40万ドルくらいに収まるだろうから、カスタム代込みで200万ドルあれば良いだろう。
なおイマニ・テックは付けられない。
カスタム項目について
細かいところで違いを出すために充分な数のカスタム項目を持つが、正直センスがよろしくないというか、「純正が結局一番良い」になりがちというか…
まずサブカラーとメインカラーの塗り分けがひどい。上半分がサブカラーとなっているのだが、マイバッハじゃないんだから…
いま流行り(?)のフェンダーアーチのプラスチックを付けられるが、どう考えてもあっていないというか…
フロントバンパーは悪くない。
トヨタのモデリスタエアロのように、車体を下側まで伸ばして迫力を出すことが出来る。
リアバンパーはなぜかカーボン・ブラックアウトが可能。なぜ?
カーボンフェンダーを装着可能だが、酷すぎるの一言。
まぁキャデラック・エスカレードって黒色のイメージが強いから、ボディーカラーを黒くすれば違和感は減るのかも。
私も黒色にしようと思ったのだが、撮影の都合から真っ白にしている。これはこれでアリ。
グリルも豊富なカスタム項目を持っており、カラーを任意で入れられるぞ。
17個もあるけど、まともな選択肢が2~3つ(純正含む)しかなかったと記憶している。
グリル内部にボディーカラーが入るだけで随分と印象が変わるものだ。
ただの黒色ではなく、それでいて目立たない色に上品に抑えたクローム・クラシックグリルがオススメ。
ボンネットもかなりゴツく出来る。
ゴテゴテしていてフロントフェイスのデザインとの相性も良い。これキャデラックのほうにも社外品であればいいのに。
こちらもかなりアグレッシブだ。
大きな大きなエアスクープが付いてくるものもある。
現代的な薄いヘッドライトだが、なんかBMWのXMみたい?
白・黒のストライプを入れることが可能。
そのうちの片方はカヴァルケードの文字がサイドに入る。
ダズル迷彩。
マルチカラー迷彩。なにがしたいのか意味が分からない、センスの欠片も無いような酷いペイントである。
これはテック迷彩。本当に意味不明だ。ベース車はデザインバランスがしっかりと取れているのに、なぜこのカヴァルケードXLのカスタムはハズレが多いのだ…
ルーフボックスを装着することも可能。
私はイメージに合わないように感じたので装着していないが、選択肢があるのは素直にうれしい。
私は控えめなルーフレールを付けておいた。
サイドスカートには乗り降りのためのステップを装着できる。
ルーフスポイラーはこの形状のものしか選べない。
いやセンス悪すぎでしょForzaHorizonかよ…
純正のスポイラーを微妙に延長する選択肢はない。
ホイールを適当に選んだらあからさまにダサかったので秒速でガレージに戻った。
外観について
実は私は大柄なクルマが嫌いだし、ゴテゴテさせまくったようなデザインセンスのクルマも嫌いだし、オフロードを想定されてないのに意味もなく最低地上高を上げるようなクルマの存在意義が良く分かっていない。
でもこのカヴァルケードはカッコ良いと思う。
カヨペリコ周回をやっていない私にとって200万ドルは安くないが、買ってよかった。
見た目で気になっているなら、買っても絶対に損しないぞ。
運転フィールについて
性能的には特段と速いわけではない。
しかし走行フィールが最高だ。
ハンドリングに変なクセがない。
重さでどアンダーになることもなく、急にリアが流れるようなことも無いので非常に乗りやすい。
速さだけならオプレッサーMk2やその他のスーパーカーがあるが、市街地のちょっとした移動が楽しくなるようなクルマだった。