それは、「走り屋を探す」という企画で、深夜の豊田市の山奥へと入って行ったときのことだ。
それは矢作ダムの隣のウネウネ道。センターラインこそあるが、この周りだけは全く民家が無く、明かりも無い。
また、隣がダムであるため、その暗闇の中で見通しだけは良いのだ。
風が吹いて、葉っぱの音や虫のせせらぎが入り混じる。そんな中を、車で30~48km/hくらいでダラダラ走ることになるのだ。
突然急になるカーブと落下物に警戒していると、ヤツは現れたのだ。
そう。シカだ。
いつ来ても2,3匹は居るシカだ。
深夜の豊田市ではクルマよりも多く見るシカである。
それはダム沿いの道を、中腹まで進んだところで現れた。
暗くてよく見えないが、茂みの中から、こちらをじっと見てくるシカに気づいた。
…目が無い!?
ちょうどカメラを回して居なかったため動画には映っていないのだが、明らかにおかしい。
まあ光の加減による見間違いかな・・・
自分にとってのシカなんて、庭に入ってくる野良猫のようなものだし…