【ヴェゼルe:HEV】絶妙に手頃で長旅も近場も快適な傑作コスパSUV #256台目【試乗インプレッション】

絶妙に影が薄い印象のある現行ヴェゼルのハイブリッドに乗ってみた。

街乗りから高速道路、そして事故多発エリアとして知られる六甲山の峠道まで、じっくりと走らせての評価である。

結論から言えば、パワートレインは期待を大きく超える出来だ。しかし乗り心地とボディの落ち着きには、はっきりとした弱点がある。

「安くて燃費が良くて、そこそこ走る人気SUV」というイメージの裏側にある、ヴェゼルの本当の実力を掘り下げていこう。

—外観

ヴェゼルはコンパクトなサイズ感に、背の高いSUVらしいシルエットを組み合わせたスタイルだ。

シンプルかつ優美で、悪く言えば見どころがなく地味で目立たないとも捉えられるが、変にギラギラしていないので価格帯を跳び越す上品さがある。

ゆったりとした雰囲気をまとった見た目であり、街に溶け込む穏やかなデザインといえる。

—内装

内装の質感は、価格を踏まえればほぼ不満はない。

今回のPLAYグレードでは、オシャレな色合いのレザーが配されている。

ソフトパッドと呼べるほどの柔らかな触感はさすがに無く、価格相応に抑えるところは抑えている印象だ。

それでも見た目の質感は相当良くなっており、個人的には好印象である。

特に良いのがシートだ。

程よいクッション性とホールド性、そしてしっかり感を併せ持っており、衝撃や振動をカットして快適性の実現に一役買っている。

長距離の旅に持ち込んでも疲れづらいだろう。

メーターの動きは滑らかでグラフィックも良く、エアコンの温度を変えるとリングの色が光るなど、光の演出も気が利いている。

一方で、静粛性には不満が残る。

時速50キロ程度の街乗りでもロードノイズが気になり、走行ノイズが普通に室内へ入ってくる。

目に見えない部分の遮音コストは削っているのでは、と感じてしまうレベルだ。

中国EVやマツダ車など、300万円台でも十分に静かなクルマは存在する。その中では不利な勝負である。

—取り回し

コンパクトなサイズのおかげで運転はしやすく、乗ってすぐにクルマに馴染める。

車幅も細めで、ハンドルも軽い力でスッと切れるため、狭い道でもストレスは少ない。

ただし、サイドミラーは視野角の確保を優先しているのか、映る景色がやや歪んでいる。

距離感が掴みづらく、ときどき小さなストレスを感じることがあった。

運転支援についても触れておきたい。

レーンキープアシストが付いてくるのは良いのだが、ハンドルアシストが強めに介入するタイプに留まる。

最近のライバルは完全自動運転相当のレーンキープを持っているため、多少の古さを感じてしまうところである。

—パワートレイン

このクルマ最大の美点は、間違いなくパワートレインだ。

料金所からの加速とエンジンフィールは、期待の遥か上を行く良さを持っている。

特に素晴らしいのが、野太いエンジンサウンドとブン回り感である。

奥底から「ぶうぉーん」と響いてきて、豪快に回ってくれる。

高回転までエンジンが唸っても、それは減点ではなく、むしろ気分が昂るポイントになる。

かつてのVTEC車のような魅力を、このハイブリッドも確かに持っているのだ。

「ただのハイブリッドで、加速もエコカーらしく遅いのでは」という予想は、いい意味で裏切られた。

峠道の登りでも、バッテリー残量が少ない状況でエンジンがしっかりと力を発揮し、力強く登っていく。

時速50キロ以下でアクセルを踏み込むと、トルクステアで左右に振られたり、ホイールスピンを起こしそうになるほどのパワーがある。

危ないくらいであり、モーター駆動ならではの魅力がよく表れている。

峠道を重視するなら、雪道を走らなくても4WDを選んでいいと思えるレベルだ。

ちなみにヴェゼルの4WDは、トヨタのE-Fourのような後輪をモーターで駆動する方式ではない。

プロペラシャフトを介して、エンジン側の駆動力を物理的に後輪へ伝えるタイプである。

燃費も優秀だ。

高速道路を雨の中そこそこのペースで走っても、リッター20キロ前後をマークした。

エンジンをタイヤに直結できる走行モードを持つため、高速域での駆動ロスが少ないことが効いているのだろう。

パドルで回生ブレーキの強さを選べるのも便利で、六甲山の下りでもフットブレーキに頼りきらずに済む。

—乗り心地

乗り心地は全体的にコンフォート寄りのセッティングだ。

快適ではあるのだが、市街地をゆったり走っていると、段差を越えた後に車体がふわふわと上下に揺れ続けてしまう。

個人的には、ダルすぎるくらいだと感じた。

その一方で、市街地の細かい段差ではドタドタと叩きつけるような入力も入ってくる。

足をパタパタと動かして衝撃に対応しようとしているのは伝わってくる。

しかし努力はしていても、成果が出ていない、という印象だ。

ちょっとした継ぎ目程度でも、体感できるほどの衝撃が体に入ってきてしまう。

乗り物としてダメというわけではない。

だが最近のクルマの平均点が大きく上がっていることを考えると、これは明らかな減点ポイントであり、自分の感覚では「乗り心地は悪い」と判断せざるを得ない。

スポーティなRSグレードで足回りが多少引き締まっているなら、そちらの方がちょうど良いバランスになる可能性はある。

—ハンドリング

ハンドリングは、良い面と悪い面がはっきり分かれる。

まず弱点は、背の高さからくる腰高な挙動だ。

高速道路では、加速性能には全く不満がなく、直線での直進安定性も悪くない。

しかし旋回中やレーンチェンジ中に継ぎ目を越えると、途端に車体が不安定になる。

段差を越えなくても、高速巡航中に少し乱暴にハンドルを切るだけで、グラっとした腰高な動きが顔を出す。

ZR-Vも動きが特別良いわけではないが、ヴェゼルはそれ以上に気になる。

加速性能ばかりが突出していて、クルマ全体のバランスが取れていないのだ。

ところが、六甲山の峠道では印象が変わる。

旋回のバランス自体は結構良く、フロントからスルスルとニュートラルにコーナーへ入っていく感覚が気持ちいい。

もちろんボディの傾きは大きく、急な横移動にはどうしても弱い。

突然ロール方向に変則的な入力を与えると、グラっとくる。

しかし一旦姿勢をフラットに整え、ロール方向への急な動きを抑え込むように運転すると、そのネガは隠すことができる。

そしてスムーズに一方向へジワーっと荷重を掛けていくと、世界が一変する。

小柄なボディと軽さが効いて、コーナリングの許容負荷がとんでもなく高いのだ。

あの穏やかな見た目や、ゆったりした走りの雰囲気からは想像できないほどの限界性能を見せてくれる。

雨の峠道でも怖さは感じなかった。

—まとめ

旋回の切れ込みとエンジンフィールは、間違いなく素晴らしい。

一方で、ふわふわした乗り心地、細かな突き上げ、ロードノイズ、そして腰高な挙動といった弱点も明確に存在する。

最上位のe:HEV PLAYでも360万円ほどで買えてしまうのは素晴らしい。

ただ、商品性としてはやや物足りなく、「お金なら出すから、もっと良いクルマが欲しい」というのが正直な感想だ。

それでも、程よいスポーツ感を楽しみながら、燃費良く快適に、近場の街乗りからたまの長距離旅行までこなしたい。そして車両価格もそこそこに抑えたい。

そんな人にとって、ヴェゼルはとても良い選択肢になるはずだ。

個人的には、フロンクスと同じく「SUV嫌いが嫌うSUV」という分類に入れたいところである。

しかしハンドリングやグラつきをそこまで気にしないのであれば、ヴェゼルは快適なカーライフを約束してくれる一台だろう。

マルバツ評価

〇:燃費と楽しみを両立するパワートレインや、長旅でもゆったり乗れる足回り、絶妙なコスパの良さ

×:内装の質感や急ハンドル時のグラつきなど、安かろう悪かろう感がある

自分の試乗レポート

時短のため記事本文はAIに書かせている。

運転中に音声で書き留めたメモ↓

コンパクトなサイズで運転はしやすく、スッと車になれる

内装の質感は価格踏まえると、まぁほぼ不満ないって感じ。 

playグレードということでオシャレな色合いのレザーが配されるが、ソフトパッドと呼べるほどの触感は流石に無い。
価格相応に抑えるところは抑えているようにも見えるが、見た目の質感が相当よくなるので個人的には好印象。

またシートが良い。程よいクッション性とホールド性、しっかり感を持っており、衝撃・振動のカットや快適性の実現に一味買っている。長距離の旅に持ち込んでも疲れづらそうだ。

50キロ位で街乗りしていても、ちょっとロードノイズは気になる。
普通に走行ノイズが入ってきており、目に見えないところの遮音コストは削ってるのかなあと思ってしまう。

中国EVやマツダ車など300万円台でも普通に静かなクルマは居るので不利な勝負だ。

良いレーンキープが付いてくるのは良いんだが、そのレーンキープ自体も現行モデルは完全自動運転レベルだが、ヴェゼルは強めなハンドルアシストに留まる。
最上位のehevのplayでも360万円で買えてしまうのは素晴らしいが、安かろう悪かろうというか、商品性がちょっと弱いのでは?
「お金なら出すからもっと良いクルマが欲しい」と自分は感じた。

サイドミラーは視野角の確保を優先しているのか、ちょっと視界が歪んでて感覚が掴みづらいなというストレスを受けることがある。

乗り心地は全体的にコンフォート優先な感じ。

快適ではあるんだけど、市街地ゆったり走ってると、段差越えた後に車体がふわふわって上下に動いちゃう。

これがちょっと快適性としてはどうなんだろうなぁって思う。
個人的にはダルすぎるくらいだと思う。

また市街地の細かい段差でもドタドタって叩き付けを入れてきちゃう。

最近のクルマの平均値が爆上がりしていることを考えると、乗り心地に対しては別に高級感がないかなぁと思う。パワートレインは悪くないんだけどね。

RSになって多少引き締まるんだとするなら、それでちょうどよくなる可能性はある。

ある程度パタパタって足を動かして衝撃に対応しようとしてくれてはいるんだけど、努力はしていても成果が出てないって感じ。

ちょっとの継ぎ目程度でも、体感できるくらいの衝撃は体に入ってきちゃう。

俺の感覚だと乗り心地は悪いなぁ。乗り物としてダメじゃないんだけど、最近の車の出来の良さを考えると、ちょっとこれは明らかな減点ポイントになるなぁって俺は考える。

メーターの動きがなめらかでグラフィックが良かったり、エアコンの温度を変えるとリングの色が光ったり、光の表現はいい感じ。

ーー高速道路へーー

料金所からの加速とエンジンフィールは、期待の遥か上行く良さを持っている。

特に野太いエンジンのサウンド、ブン回り感が素晴らしい。
奥底からぶうぉーんと響いてきて豪快にブン回ってくれるので、高回転までエンジンが唸っても、それは減点ではなく気分昂りポイントになる。

昔のVTEC車のような魅力をこの車も持っている。

ただのハイブリッドで、加速もエコカーらしく遅いのかなと思ったら、その期待は裏切られる形。

加速性能には全く不満がないが、段差を超えたときに一気に不安定になる。
腰高で衝撃に対する対応が弱い。

スピードは気持ちよく乗り続けるし、スピード上げた先の直線だけの直進感は悪くないんだけど、旋回中に段差超えたら途端に不安定になるのがネック。
レーンチェンジ中に継ぎ目を越えると怖いなと感じる。

段差を越えずとも、高速巡航中にちょっとでも乱暴にハンドルを切ると一気に腰高な動きが出ちゃう。

これは背の高さが悪さしている。
Z RVも別に動きが良いわけではないけど、こっちはダメだな。
加速性能だけって感じで車のバランスは取れてない。

高速道路を上り雨のなかでそこそこ走ってもリッター20くらいは出る。

日産と違って、エンジンをタイヤに直結できることによって駆動ロスが無いということが効いてか燃費は悪く無い。

パドルによる回生セレクタも便利。

ーー六甲山の山登りへーー

旋回のバランスは結構良くて、前からスルスルとニュートラルな感じで入っていってくれて気持ちいい。

ただボディの傾きは大きいし、背の高さが出る。

急なヨコ移動に対してはどうしても弱い。

一旦フラットな姿勢にして、ロール方向への急な動きを抑え込んでやると、ネガを隠すことができる、

しかし、突然ロール方向に変則的な入力を与えるとグラっと来てしまう。

50キロ以下でベタ踏みすると、トルクステアで左右に振られたり、ホイールスピンを起こしそうな位のパワーがある。
危ないくらい。モーター駆動の魅力が出ている。
峠道重視なら雪道なんて走らなくても四駆選んでいいかなというレベル。

トヨタみたいなefourではなく、ちゃんとエンジンからの駆動力をシャフトを伸ばして後輪に物理で繋げるタイプである。

さて急な横移動を抑えて、スムーズに一方向にだけジワーッと負荷を掛けていくと世界が一変。

今度は素晴らしい動きするようになる。小柄なサイズとクルマ自体の軽いが効いて、限界性能というか、コーナリングの許容負荷がトンデモナク高い。
あの見た目やゆったりした走りの雰囲気からは想像もできないほど高い限界性能を魅せてくれるようになる。

エンジンにも結構な力があって、バッテリーが切れるような状況でもしっかり登っていく。

車幅も細いし、ハンドルも軽い力で切れてスムーズに曲がって行って旋回も得意。
回生ブレーキもついていて、事故多発な六甲山の下りもつらくない。

雨が降っても怖くない。

個人的にはちょっとゆったりしてるのが好きになれないけど、でも快適でゆったり乗れてほどよくスポーティーに刺激が楽しめる。

旋回の切れ込みやエンジンフィールは素晴らしい。

程良いスポーツ感を楽しみながら、ゆったりと燃費良く、近場の街乗りからたまの長距離旅行まで快適にこなしたい。
本体もそこそこ安く抑えたい。そんな人にヴェゼルはすごくいいと思う。

俺はフロンクスと同じ「SUV嫌いが嫌うSUV」的な分類に入れたいけど、あんまりハンドリングだとか、グラつきとか気にしないなら、快適なカーライフが過ごせると思う。

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