【カローラスポーツ】スポーツの名は伊達じゃないが存在価値が薄い #251台目【試乗インプレッション】

GRカローラのベースではあるが、カローラファミリーの中で最も影が薄い一台でもあるスポーツ。

トヨタに対して「品揃えばかり多く、陽炎のようにな車種がある」という意見があるが、その一例にあたるものだろう。

しかしただのハッチバックかと思いきや、硬派な足回りは独自の走りの世界を醸し出している。

カローラスポーツ:伊達にスポーツを名乗らぬ硬派な乗り味

GR”じゃない”ほうのカローラ。

カローラファミリーの中で、おそらく最も影が薄いのがこのカローラスポーツだ。

街で見かけることも少なく、世間的には「ハッチバックのカローラ」程度の認識だろう。

しかし乗ってみると、その名に偽りはなかった。

他のカローラとはまるで別物の、驚くほど硬派で鋭い乗り味が待っていたのである。

ただしその鋭さゆえに、このクルマの存在価値そのものが揺らいでいるようにも見える。

—外観

フロントは、もはや説明不要のカローラフェイスである。

中間グレードではグリル周辺がピアノブラックで塗装され、ホイールも中くらいのサイズとデザインに収まる。

キリっとしたヘッドライトは最上位グレード限定だ。

前から見る限りは普通のカローラだが、後ろに回ると印象が変わる。

リアエンドが立体的に大きく盛り上がり、後方へボコっと張り出しているのだ。

ここは贅沢な造形で、なかなかの迫力がある。

とはいえ全体としては普通のカローラの域を出ていない。

名前は「スポーツ」でも、外観からその魅力を世間に訴求できているとは言い難い。

街で見かけないのも仕方ないだろう。

—内装

車内は定番のカローラだが、質感は十分に高い。

パネル類は最低でもピアノブラック、目に付くダッシュボードやドアにはレザー調素材やキルティング、柔らかい素材が使われている。

高級感とまでは言えないが、座っていて安っぽさを感じることはほぼない。

この価格帯で、レーンキープ付きのクルーズコントロール、ブレーキホールド、大きめのナビ、一部液晶化されたメーターが揃うのは素直に嬉しい。

レーンキープはなかなかアテになり、現行の新車と比べても実用上劣ることはないレベルである。

操作系も超シンプルだ。

ストレートシフトの周りにはブレーキホールドと電動パーキングブレーキ、ドライブモードとEVモードのスイッチがある程度で、迷うところがない。

ちなみに、ナビ画面の表示設定からメーターの表示をタコメーターに切り替えることもできる。

カローラは廉価グレードが安っぽい一方、上位グレードで一気に質感が上がるクルマだ。

買うならグレードをケチらないのがオススメである。

—取り回し

全長4375mm、最小回転半径5.1mと、サイズ自体は扱いやすい部類である。

前後に短いボディは、ツーリングやセダンに比べて取り回しで有利だ。

ただしボディが横方向にモッコリ膨らんでいるように感じられ、車幅感覚には微妙に影響がある。

ハンドルの操舵力は軽く、街中での扱いに苦労することはない。

握り込むと、もちっと沈み込むような独特の感触があるのも印象的だ。

—パワートレイン

現行モデルは1.8Lハイブリッドのみとなる。

エンジンは98PS、モーターは95PSを発揮し、車重は1360kgに収まっている。

登場初期には1.2Lターボと6速MTの組み合わせもあったが、いまはハイブリッドに一本化された。

カローラはハイブリッド車の中でも軽く、スポーツは前後に短いぶんさらに軽い。

そこへパワフルなモーターが組み合わされるため、出足は非常に良い。

ゆったり走る程度ならEVモードでも十分こなせるし、回生ブレーキでもしっかりエネルギーを回収できる。

料金所ダッシュでは、モーターアシストと軽さが効いて驚くほど力強く加速する。

雨や段差があればホイールスピンを起こしそうなほどで、初心者にベタ踏みはさせたくない。

ただし120km/hあたりから上は加速が伸び悩み、空気の壁を相手に必死に加速する感覚になる。

また排気量が小さいせいか、少し踏み込むとエンジンが一気にうるさく唸るのも気になるところだ。

—乗り心地

ここがカローラスポーツ最大の特徴であり、最大の弱点でもある。

街中では静かでなめらか、軽やかな動きはカローラシリーズらしい。

しかし他のカローラと比べると、明らかに動きを抑え込み、スピードレンジを上げたセッティングになっている。

かつてのオーリスと同じく、まさに欧州車志向のアシだ。

マンホールを踏むとゴツゴツくる。

タイヤが極端に薄いわけでもないのに、である。

ダンパーをしっかり縮めて使う動き自体はカローラ譲りで、速度を上げるにつれて乗り心地は良くなっていく。

直進性は前後に短いボディとは思えないほど高く、シャシー性能は同格のドイツ車にも劣らない。

問題は、路面の陥没や片側だけのうねりに落ちたときだ。

ダンパーが受け止めきれず、ドンっという大きな衝撃がそのまま車体に叩きつけられる。

パワーの限られたハイブリッドで、このシャシースピードは明らかに過剰だ。

日本で乗るなら、他のカローラの快適なアシでまったく不足はないはずである。

—ハンドリング

コンフォート志向の他のカローラとは真逆で、ダルさにつながる要素を徹底的に削ぎ落としたハンドリングである。

ハンドルを振ったときのシャープさは、GR86より鋭く感じるほどだ。

あちらは限界を引き出しやすいよう穏やかな動き出しにしているのに対し、こちらは最初から切れ味を前面に出している。

負荷をどこまで上げていっても、奥深くでしっかり踏ん張る。

強めのブレーキを掛けてもノーズダイブがまったく起きないのも驚きだ。

GRカローラのエンジンを積んで詰めたのかと思うほどの足回りである。

ただしGRカローラを知っている身からすると、さすがに動き出しの重さや、わずかな応答遅れは気になる。

それでも、ここまで露骨に鋭い乗り味のクルマは最近では逆に珍しい。

—総評

カローラスポーツは、走りの実力は確かに高い。

しかしそのキャラクターは、いまとなっては行き場を失っているように見える。

スポーツ性ではGRカローラにかなわない。

GRヤリスRSのように「見た目は本格派、中身は乗りやすくエコ」を目指すには、外観が普通のカローラすぎる。

ヤリスの一つ上のエコカーとして売るには、アシが硬すぎる。

かといってアシをマイルドにすれば、「スポーツ」を名乗る意味がなくなってしまう。

「トヨタはラインナップばかり多く、陽炎のような車種がある」という指摘が、まさに突き刺さる一台だと言える。

それでも、現行カローラで最初に登場したボディタイプはこのカローラスポーツだった。

激変した新世代カローラの走りを世界に示し、GRカローラの礎にもなった。

影は薄くとも、偉大なクルマなのである。

マルバツ評価

〇:刺激的な乗り味と経済性の両立

×:スポーツカーとして売るには見かけが平凡でGRカローラに負け、一般車として売るには乗り味が硬派すぎて地味。存在価値が危うい。

自分の試乗レポート

時短のため記事本文はAIに書かせている。

運転中に音声で書き留めたメモ↓

カローラスポーツ:伊達にスポーツを名乗らぬ硬派な乗り味

GR”じゃない”カローラ

硬派な切れ味

揺らぐ存在価値

カローラシリーズの例にもれず、乗り心地やむちゃくちゃなめらかで軽やか。

質感も十分に高い。

ハンドルは握り込んだらもちっとするような沈み込みの感触がある。

明らかに欧州車志向

街中は静かでなめらか。

車が軽いのも効いている。

確かにこれは運転する楽しみを付加価値にしているというのも納得。

ハンドルを振ると力が軽いけど車がしっかりしてるなとむちゃくちゃ強く感じる。

乗り心地はカローラにしてはちょっと動きを抑えてスピードレンジを上げている印象がある。

ちょっとゴツゴツする。

快適さがむちゃくちゃ目立った他のカローラとは方向性が違う。

欧州車思考の何か揺れを抑え込むようなもの。

マンホールを踏むとちょっとゴツゴツする。

そんなに分厚いホイールでもないのに。

足回りを軽やかにダンパーをしっかり縮めて使っていく動きはこっちも順当に受け継いでいて、スピードを上げていくとだんだん乗り心地ら良くなっていく。

街中だと当たり前ながら、GRカローラよりもこっちの方がいいって言う評価になるね

前後に短い分、車がより軽いぶん、ハイブリッドシステムの動作もさらに余裕があるって感じ。

GRカローラと比べたらさすがに鈍重で穏やかと言わざるを得ないが、こっちもこっちでシャキシャキしていていい感じの動き

料金所ダッシュをやってみる。

モーターシストと軽さのおかげか、なかなか出足が良い。

雨や段差があればホイールスピンも起こしそうだ。

しかし120キロから上は加速が伸び悩む。

ほどよくしっかりした足周りのおかげで安心感がある。

ちょっとそのゴツゴツしてるところは強い。

前後には短い車体だが、その直進性はむちゃくちゃ高い。

加速性能がちょっと弱いのと、あとそのスピードを上げても路面の穴でドカドカ来ちゃうというのは弱点。

また排気量が小さいせいか、ちょっと踏んだらエンジンが一気にうるさく喚いてしまう。

路面が陥没しているところに落ちると、ダンパー部分で吸収できずに体にドカンときちゃう。

全体的にスポーツカー志向な動きが目立つ。

車のキャラクター性が謎。

欧州志向を考えるとパワーや外観が普通すぎる。

デザインは前から見ると普通だが、後ろに向かっては贅沢にもりあがる。

しかし普通のカローラの域を出ておらず、名前だけスポーツだが世間へは魅力の訴求も満足にできていなさそう。見かけないのも仕方なし。

これはコンフォートカローラとは別もの。

急ブレーキをかけても、前のめりには全くならないのがすごいところ。

モーターが効いて低速からの出足は素晴らしい。過激さの演出ためにガンガンにアシスト入れてるのかも。

ハンドリングはGRカローラを知っているため流石に敵わず、ちょっと重たいのと、ちょっとの応答遅れが個人的には気になる。

でも負荷を掛けて行っても、とんでもなく奥深くまで負荷を掛けてもなお踏ん張る。

過激でシャキシャキさせられている乗り味。

ダルさに繋がるような要素はバンバンに削って行こうとしている。

右側だけ路面のうねりの凹んでところにドカンと落ちるような場面の乗り心地はつらい。

ダンパーがあまり働かず、そのままドンっと車体に叩き付けが上がってきちゃう。

そして衝撃を結構食らう。

この価格帯でレーンキープ、ブレーキホールド、ハイブリッド、ナビシステム、液晶メーターなどが付くため見かけ上も嬉しく、走行性能も高いけど、色々と辛い。

乗り心地はハードすぎるがTHSなのでパワーが無くスピードが出せず、他のコンフォートカローラのアシでもなんの不足も無い中で無駄に硬い。

スポーツ性ではGRカローラに叶うことは無い。

GRヤリスRSのような、見た目だけ本格で乗りやすくてエコな方向を目指すには見た目が平凡カローラすぎる。

ヤリスの一個上の立ち位置を担わせるにはアシが硬すぎる。

アシだけマイルドにするのが良さそうに見えるが、そうするとスポーツの名がよく分からなくなる。

存在価値が揺らいでいるというか、「ラインナップばかり多くて陽炎みたいな車種もある」っていうトヨタへの指摘がぶっ刺さってる車種だと思う。

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