変態高機動SUVだったカローラクロスにGRスポーツが追加された、
本グレードのみエンジンは2リッターに格上げされている。
外観・デザイン
新車価格が400万円であることを踏まえるとなかなかの質感の高さ。

ボディカラーが赤色だったこともありい鮮烈に光り輝いている。
一般人がアシとして使うには派手過ぎるレベル。

フロントグリルは良くも悪くもGRのバケモノスポーツカーの影響を受けており無駄に開口部を広げた様なデザイン。
サーキットでも冷えるようにする必要性はないため、GRヤリス/GRカローラ以上に子にも身が分かれそうである。

—内装

ダッシュボードには、レザー風の素材や加飾が各所に配置されている。
実際に柔らかいソフトパッドとなっているのは助手席側の一部だが、見た目にはそれなりの上質感がある。高級感があると断言するには迷うものの、プレミアム感を出そうと頑張っていることは伝わってくる。
専用ステアリングホイールも触り心地が良く、スポーツシートやパドルシフト、GRロゴなども装備される。
ただし、GR SPORTになったことで内装が劇的に特別になったかと聞かれると微妙である。
ドアを閉めても周囲からボディカラーが大きく見えるほか、ドアミラーの付け根付近には折り目のように見える部分もある。約390万円の車として見ると、細部の仕上げには気になるところが残る。
運転支援は現代水準で、レーンキープはハンドル操作がほとんど不要に感じるほど強力だ。
一方、クルーズコントロールの開始ボタンは奥まった位置にあり、使用するたびに指を曲げて押す必要がある。設定速度を下げるボタンに、現在速度でクルーズコントロールを開始する機能を割り当ててほしいところだ。
—取り回し
ボディは少しもっこりして見えるものの、極端に大きい車ではない。
高い着座位置と全周囲カメラのおかげで周囲を確認しやすく、小回りもギリギリ悪くない。日常的な運転で強い扱いづらさを感じる場面は少ない。

ただし、全幅は1,825mmあるため、個人的にはこのサイズを「コンパクトSUV」と呼ぶことには少々無理を感じる。
狭い道路に入ると車内からは大きく感じるが、対向車とのすれ違いでは意外なほど苦労しない。視点が高く、物理的には極端に幅広くないことが効いているようだ。

パワーステアリングもタイヤの抵抗感を濃厚に伝えるタイプではなく、軽やかさを優先している。タイヤを路面に押し付けながら曲げるというより、車体を身軽に動かすための設定である。
—パワートレイン
GR SPORTには専用の2.0Lハイブリッドが搭載される。
市街地ではモーター主体で走る時間が長く、大きく重い車を動かしている感覚はあまりない。アクセルを踏み込めば、モーターとエンジンがしっかり働き、十分な底力で加速していく。
絶対的に「速い」と呼べるほどではない。

しかし従来のカローラクロスにあった「カローラのSUVであり、エコカーだからこの程度だろう」という加速感から、「意外としっかり加速する」と思える水準まで引き上げられている。
現行プリウスほど露骨な変化ではないが、排気量が2.0Lになった恩恵は確実にある。
上り坂を巡航している場面においてはエンジンの唸りが控えめとなる。
停車中にエンジンが始動しても、音や振動が小さく、車中泊のような使い方でも快適である。
Sモードとマニュアルレンジ、パドルシフトも装備されるが、変速感はやや曖昧だ。回転数と加速感がグワングワンと変化するため、本格的な有段変速機の操作感を期待する装備ではない。
—乗り心地
GR SPORTなので硬い乗り心地を想像するが、サスペンションにはしっかりとストロークがある。
通常の道路では、ベースとなったカローラクロスの乗り心地の良さをある程度引き継いでいる。スポーツ系グレードとしてはかなりマイルドで、ファミリーカーとして使っても大きな問題はないだろう。
ただし、快適とまでは言いづらい。
時速30~40km程度でマンホールが連続する道路を走ると、タイヤを路面へ叩きつけるような衝撃と、そこから落下するような上下動を感じる。
荒れた路面でもサスペンションやタイヤは動いており、衝撃吸収自体は行われている。しかし19インチタイヤと引き締められた足回りの影響は隠せない。
高速道路では、車体が上下へ大きく動くことで少しフワついた印象も出る。
挙動の収束が悪いわけではない。むしろスポーツカーのように減衰を効かせ、動きを素早く抑えようとしている。ただし、そもそも車高が高いため、車体と乗員が移動する距離が大きい。
安定しているのに、人体にはフラフラ、フワフワと感じられるという乗り味である。
インターネットのコメント欄に「フラつく」と書かれそうなので、商業的にこういう動きはあまり良いとは思えない。
—ハンドリング
カローラクロス GR SPORTの最大の特徴は、とにかく身軽なハンドリングである。
後輪も積極的に使いながら旋回する感覚があり、ハンドルを切るだけで車体がヒュンと旋回方向へ飛んでいく。

ドライバーが細かくコントロールするというより、ハンドル操作を与えれば車側が「あとはやっておきます」と最適な旋回姿勢を作ってくれる。
この手のスポーツグレードとしてはロール量が大きく、背の高さによって傾きも強く感じる。しかし一定までロールすると姿勢が安定し、そのまま強い横Gを発生させながら旋回していく。
高速道路のジャンクションのような路面状態の良いカーブでは、身軽な車体、スポーツカー水準のタイヤグリップ、4輪を接地させる足回りが組み合わさり、とんでもない勢いでイン側へ吸い込まれる。
車内の荷物が手当たり次第に外側へ飛んでいくほどである。
本領を発揮するのは狭い峠道だ。
窮屈なカーブへ速いペースで進入してもタイヤは苦しくならず、ハンドルを切れば車体が左右へヒラヒラと舞う。強い横Gが発生するカーブが、リズムゲームのような速さで次々と過ぎていく。
荒れた路面での乗り心地や高速道路での上下動には弱点があるものの、狭い峠道での楽しさは強烈だ。見た目だけのGR SPORTではなく、カローラクロスの実用性を残したまま、旋回性能を大幅に高めた一台である。
マルバツ評価
〇:もっこりした外観からは想像も付かぬ俊敏さ
×:外側の華やかさの割に内装の特別感が控えめ

自分の試乗レポート
時短のため記事本文はAIに書かせている。
運転中に音声で書き留めたメモ↓
赤色とGR装飾が入った外観はインパクトがある。
「鮮烈」という言葉が似合う。
このキラキラ感&プレミアム感こそGRスポーツだよなぁと思わされる。
ちょっともっこりしているけれど、デカすぎないサイズとアドビューカメラや、高い視点、ギリ悪くない小回りでそんなに乗りづらくない。
でも個人的にはこのサイズ感で「コンパクトカー」を名乗るのは無理があると思う。
パワステは軽やかさを優先。
タイヤを撫でるような抵抗感ではなく身軽さを出している。
乗り心地は硬いかと思うけど、しっかりストロークがあるから元のカローラの良さを引き継いでいると言える。
信号待ちの間に内装を見るが、ダッシュボードにあちこちにソフトパッドっぽい素材が貼られる。
触り心地がソフトなのは助手席ダッシュボードだけだが、レザーっぽい見た目の質感の素材が各所に貼られてそこそこの上質感は出る。高級感があるかと言われると迷うが。
ステアリングホイールも触り心地が良いもの。
プレミアム感を出そうと頑張ってるのがわかる。
しかしGRスポーツだから何かが特別になったかと言われると迷う。
内装に気になるところを述べるなら、ドアの周りで思い切りボディカラーが見えている。
またミラーの付け根のあたりで折り目みたいものがある。
乗り心地は全く悪いとは思わないけど、気になる場面がある。
30~40km/h程度でマンホールが多いところを走っている時は、さすがにドタドタって言う叩きつけと墜落の衝撃を感じることにはなる。
スポーツ系の車の中でかなりマイルドな方だと思うから、これくらいならファミリーカー分類でもそんなに問題ないとは思うが、快適とは言い難い。
特に問題なく耐えられるという程度。
パワートレインはモーター主体で走ってくれてる。
車体は大きく重たいはずなのだが、重たい車という印象はあまりない。
ハンドリング特性はとにかく身軽。
後ろ側のタイヤも使って旋回する感じがある。
ヒラヒラと舞っていける感じ。
「人間に翼を」という言葉が似合うような旋回。
ヒュンヒュンと車が旋回方向に吹っ飛んでいく感じがする。
人間がコントロールすると言うよりも、ハンドルさえ切れば、車が「あとは勝手にやっておきます」という感じ。
人間が与えたハンドル操作に対して、一体感を伴ってロールしつつ1番良い旋回姿勢を作る。
この手のスポーツ車としてはロールは大きいほうだし、車自体の背の高さが余計にロールを大きく感じさせるが、傾け切ると安定して飛んでいく。
ーー
Sモード+マニュアルレンジとパドルシフトがついているが、タコメーターは出るのかわからないし、変速フィールはグワングワンしたようなもの。
これはそこまで期待できるモードじゃない。
2リッターエンジン化と言うよりモーターの制御っぽいけど、加速性能は充分。
踏み込んだら結構な底力で加速していってくれる。
さすがに「速い」とは言いづらいが、これまで「所詮カローラのSUVバージョンだし、エコカーなんだからこんなもんだよね」という加速感だったのが「モーターもエンジンもしっかりパワフルに頑張るから結構加速していくじゃん」というレベルになっている。
上がった排気量がワンランク上の走りをもたらしてくれている。
現行のプリウスほどあからさまには変わっていないが、確実に排気量アップの恩恵を受けられている。
高速道路を走ってるとフワついてしまう動きを感じやすい。
これは乗り物の安定性が悪いと言うよりも、わざとこういう動きにしているという印象がある。
地を這うように走るSUVが多い中で、カローラクロスのGRスポーツは結構上下に動くなぁという印象。
スポーツカーらしく減衰をぎっちり締めてシャキシャキさせようとする動きはある。
しかしそもそもの背丈が高いせいか、車体が上下に大きく動いてしまう。
挙動自体が安定していてもクルマと人体の移動距離が大きくなりがちで、フラフラフワフワした印象ををもたらしちゃってる感じがどうしてもあるなぁ。
上下にもそうだし、旋回方向も動く幅が大きい。
抑え込みが悪いわけではないが。
ジャンクションみたいな条件の良いカーブにおいては、むちゃくちゃすごい動きを見せる。
具体的には身軽な車体とスポーツカー水準のタイヤグリップ、クラウンスポーツのように四輪を接地させてシャキっと引き締めた横Gに抗う姿勢。
このあたりがマッチして、とんでもない力でインに向かって吸い込まれていく。
車内の荷物は手当たり次第にアウト側へと投げ飛ばされてしまう。
これはもう、ジムカーナやサーキットじゃないと使えないわって思うレベル。
GR86でコレなら分かるが、カローラクロスだぞ・・・
でも、しゃきっと動きを抑えて、4輪でノードさせてって言う動きが変わらないから、乗りやすくもある
荒れた路面の乗り心地は辛いところもあるが、でも足回り,タイヤホイールをしっかり動かしてくれるから衝撃吸収はちゃんと行っている。
ちなみに狭い道に入っても、車内に座れば広く感じるわりに、いざ対向車が表れるとすれ違いではほとんど苦労しない。視点が高いのと、物理的にはそこまで太くないおかげか。いざとなればアラウンドビューカメラも出せる。
排気量が上がったことで、上り坂を巡航してる場面なんかで、エンジンがモワーとは唸りづらくなった。
ちょっと静かにエンジンを回せるようになる。
車中泊みたいな運用をしてる時も、エンジンがいま回ってるのか分からないレベル。振動も音もそんなに来ない。
この恩恵は2.4リッターのアウトランダーに乗ればもっと深く理解できるものだが。
この車が本領を発揮するのは狭い峠道。
いっぱいいっぱいのペースで走っても、とんでもない勢いで右カーブに突っ込んでもタイヤが苦しくならない。
ハンドル切れば身軽さでもって、ヒュンて曲がっていっちゃう。
ひらひらと、左右へ舞って吹き飛んで行けるような速さ。
窮屈なカーブが結構強い横Gの中でリズムゲームのように爆速で過ぎていく。
峠が楽しくてしょうがない。
ーー
現代水準のレーンキープが付いており、ハンドル操作はほぼ不要なレベル。
BMWと同じ設計の「クルコンスタート」ボタンの下に「ハンドルアシストONOFFボタン」が来る設計。
クルコンを使っていないときは、ハンドルアシストボタンで車線逸脱アラートを消せるようだ。
ただクルコンの開始は奥まった位置にあるボタンからしか行うことができないのが不満。
クルコンを使いたいと思うたびに指をゆがめないといけない。
なぜ「クルコン設定車速-1km/hボタン」に「現在の車速でクルコン開始」機能を割り当てていないのか。これが意味不明。