【1シリーズ(F40)Mスポ】感動の走りと内外装でトップクラスの当たり車 #181台目【試乗インプレッション】

400万円台中盤という手が届く価格でありながら、BMWのプレミアム感をそのすべてにおいて感じられる仕立てと走行性能を持つ1シリーズのMスポーツ。

私が乗ってきた中でもトップのコスト・リターンを誇る最高のコンパクトカーをもう一度試してきた。

乗り心地や車内の世界観、走行性能などすべてが価格帯に対して頭二つほど抜けており、数あるドイツ車の中でも屈指の当たり車である。

外観・デザイン

好みが多少は分かれるだろうが、全体的にスポーティーさ、先進性、特別感や高級感などを感じられる。

先代とは異なりFF+横置きエンジンのコンパクトカーとなってパワートレインの個性を失ったが、そのぶんで使い勝手を獲得している。

内装

実走行インプレッション

取り回し

コンパクトカーサイズっぽく見えるが、実際の感覚としては直進安定性を意識したミドルサイズである。

車幅もそこそこ膨らんでいる。

軽自動車のようにスイスイと行けるわけではないが困ることもない。

パワートレイン

最上位グレードのM135iは306馬力/450Nmに4WDまで持っているが、ベースモデルの118iは140馬力/220NmのFFである。

車重こそ1390kgでありトルク型エンジンでもあるが、さすがに速いとは言えない。

乗り心地

高速安定性重視の硬めのセットだが、アシのストロークによって快適性との両立が為されている。

バスっと揺れが収まるため安心感の次元が違う。

微妙にうねっているような路面で上下に動きすぎではあるが、マンホールなどの段差でもそんなにひどい叩きつけは無い。

まさに魔法のような足回りであり、この価格帯ではピカイチの完成度である。

ハンドリング

「なんだこれは」と思わされるような旋回フィールを魅せる。

FFではあるが強靭なタイヤグリップでどこまでも曲がって行くような感触がある。

サーキットに持ち込みたいと思うような能力。

ノータイムで応答するクイックさを持ち、ハンドルを切れ込んでいけば「これ大丈夫か?」と思うほどの勢いでインへと飛び込んでいく。

名古屋の都心環状の90度カーブを自分だけ倍速で抜けて行けるような高速性能だ。

道に沿ってハンドルを切るだけで人間の想定の上を行く性能が発揮される。

タイヤマネジメントとか荷重コントロールとか要らない。

さすがに旋回の中盤以降で加速も与えるとFFっぽい動きが出て来るが、実用上不満が出ることはないのではないかと思うほど。

マルバツ評価

〇:内外装、走行性能共にピカイチ。極上のドイツ体験。

×:特にないが、FFになってしまったこと、M135iでも2リッターであること、先代のようなスポーティーな外観とは違う方向に行ったことか。

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