吉野家のまぜそば、7割が麺とニンニクのタレが混ざっただけの物体。

吉野家から登場した「牛玉スタミナまぜそば」が気になっていたので食べてみた。

全体的な印象としては「ローコストで用意した有り合わせの材料を一つの皿に放り込んだだけ」といったところ。

料理というより、流れ作業でトッピングを重ねただけの物体に思える。

お肉自体は牛丼で使われているものなので外さないが、価格のわりに少々量が少ないと感じる。

麺は硬すぎて噛み切りづらく、食事のテンポが悪くなっているレベル。

調理がマニュアル通り行われなかったのか、ボリューム不足をかみ砕く時間で強引に補っているのか…

天かすとネギと卵は雰囲気要素。

控えめに付けられた魚介系のスープだけが、まぜそばというよりつけ麺感を出している。

どうせならこのタレを全面的に強調して、魚介系のあっさり感が味わえるようにすれば良かったのに。

ニンニクを混ぜると味が全部持っていかれる。

ガツンと来るニンニクの香り、舌先に染み渡る辛いソース。

ローコストな素材を混ぜ合わせて食感を作り、麺でボリュームを誤魔化し、ニンニクのタレをぶっかけて味を濃くして飽きさせないようにしてしまおうという魂胆が見えるようだ。

分量自体は少ないわけではないが、その7~8割は麺にタレを絡めただけの物体。

それでこの値段は少し高い。

せめて肉を増やすかドリンクの一本でもつけてるか、600円台に収めて欲しかったところ。

ニンニクの別皿だけでロットしており別の料理のようだ。

物価高の影響でローコストな麺を導入したという意見を聞いたが、これでローコストなのはお店だけだろう。

普通の牛丼を頼むか、麺に特化した店に行く方が良い

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