何の役にも立たない、色を塗ることしかできない鈍重なティッシュ箱であるジャーニー2。
本体価格は59万ドルほど。個人車両としては安いが、この59万ドルの出費は何ももたらさない。
典型的なゴミ車両であるジャーニー2、せっかく買ったのでレビューしていく。
外観
典型的なオンボロだったジャーニーとは異なり、外観がピカピカとなっている。

ネオンや鮮やかなボディペイントにより完全にグラセフプレイヤーの乗り物として見られるようになった。


左の乗り降り用のドアは開けることが可能。

ちなみに車内は汚いままだ。ベース車のモデルをそのまま使ってモデリングコストを削減したためと思われる。

カスタム
外観においてはボディカラーとボディーペイントとホイールとネオンライトくらいしか触れるところがない。
ボディカラーについては3か所選ぶことが可能だ。
下の画像においては黄色いところと白いところ、黒いサイドのラインの3つである。

塗られる面積も元々の車両の体積も大きいため、好きな色を塗ると気分も少しはアガるだろう。
任意のホイールを選べるが、タイヤの外径が小さい上に一部が車体に隠れてしまう。

純正ホイールはあまりにもダサいため、変更できるだけありがたい。

ただ塗り分けるだけでなくボディペイントも適用可能。
この手のキャンピングカーにはぜひ付けたい”Enjoy the Journey”だが、第二次世界大戦時代の軍用車両の下地塗料のような微妙な青色になっているせいで使い道がない。せめて真っ白にしといてくれよ…

かなり鮮やかな絵柄もある。

白い粉を取り扱っていそなデザイン。

芸術が爆発したようなカラフルさ。

海の波を彷彿とさせる柄。

逆にサンセットを思わせる色合い。

走行フィール
フルチューンするとそこそこなエンジンパワーを発揮してくれるようになるが、鈍重であることに変わりはない。
直線で長いこと踏み続ければ、トラックのようにスピードが乗って80マイルくらいは出るようになる。トップスピード自体は劣悪というほど遅くないのだ。

旋回時にはスカスカな足回りが大きくロールする。
全開走行をしていると、わずかな路面のうねりでも車体が大きく揺れて横転しそうになる。
タイヤグリップで粘りつつ、ニュートラル寄りの旋回フィールでゆっくりと曲がっていくため運転性自体は悪くない。

なおサイドブレーキをしばらく引き続けるとサイドターンも可能となる。再加速が遅いし車体も大柄なので走りのテンポは悪いが…

車体サイズがそこそこデカいため、車両の横をすり抜けるような走り方は少々やりづらい。

ちなみにダックスに電話すると借りることができるらしい。
まとめ
ボロクソに言うほど遅いわけでもないが、移動手段として選ぶ価値はない。
私のような時間も金も有り余ってコレクションを楽しむ自動車愛好家はこういう変なクルマを買っても楽しめる。
同じくキャンピングカーが好きな人は買っても良いかもしれない。
余談になるが、試乗中に強盗に遭遇したためクルマで踏み潰した。

道交法を破りながら暴走運転しつつマグレで事故って轢き逃げするが、数千ドルを盗んだコンビニ強盗は地の果てまで追い回して塗料に赤を上塗りする。お金はお店に返す。

これぞロスサントスの暮らしである。