名立たるスーパーカーたちが並ぶラグジュアリーオートの2ドアページにおいて、291万ドルで最高額の車両として君臨しているのがベネファクターのLM87である。
今週のサルベージヤードの強奪対象車両として登場したことでタダで試運転をする機会に恵まれたため、サクっと乗って運転フィールをレビューする。
外観について
今週のサルベージヤード強盗をプレイした人ならみんなが貨物船から手に入れたLM87だ。
ルマンのレーシングカーを彷彿とさせる外観にはマニアとしての血が騒ぐ。
ベース車はザウバーのC9。雰囲気がそのまま再現されているぞ。
せっかくなので海外勢たちのカスタムも見てみよう。
走行フィールについて
こういう系のレーシングカーはターンイン時のオーバーステア傾向が過剰に激しい傾向にあり、ちょっとでも油断するとすぐに制御を失ってスピンしがちだ。
でもLM87は違う。
走り出しこそホイールスピンが激しいため、速度が乗るまではワンテンポ出遅れてしまう。これは仕方ない。
しかし一旦スピードに乗ると世界が変わる。
驚異的なダウンフォースにより車体は路面に押し付けられ、高い安定性でぬるぬると地面を撫でていく。
急旋回をしながらアクセルを緩めると大抵の車種はテールが流れ出すが、この車両は別。
僅かにオーバーステア傾向があるようには感じるが挙動が大きく乱れることは無く、吸い込まれるようにインへと引っ張られていく。
ブレーキの効きは驚異的に強く、タイヤがロックする感じもなくゴリゴリと車速を削る。
不安定な動きは徹底的に抑え込まれ、パワースライドやテールスライドの予兆があってもすぐに収束する。
ターンイン時にわずかにリアが流れそうになる挙動を、ゼロカウンタードリフトでも繰り出すかのように活かす。
レーシングゲームにおいて最も良いタイムが出る動きが再現されている。
まとめ
あんまりこの手のレーシングカーに興味が無かった私には「なんか高いクルマあるなあ」程度にしか思っていなかったが、実際に乗ると本格的に挙動がチューニングされていて驚いた。
このブログ記事シリーズの進む具合とゲーム内のお財布と相談しつつ、どこかのタイミングで買おうと決意した。