【180度違う】イメージ&ユーザー民度と現実が乖離しすぎな高級ミニバン【アルファード】

試乗インプレッション

カーシェア遊びがライフワークである私は、主に「dカーシェア」という、5つのカーシェアを1つのアプリで管理できるサービスを用いて、色々なクルマに乗ってきている。

Invalid Link

dカーシェア内の、「careco」と「カリテコ」の2サービスにおいて、アルファードは貸し出されている。

新車価格ゆえ利用料は他車より高いが、得られる感動はそれを遥かに上回るほど大きい。

私がアルファードに乗って感激した点を、まとめていくとしよう。

スポンサーリンク

スペックについて

恒例のスペック紹介だ。

箇条書きでまとめていく。

  • エンジンは2.5L直4自然吸気。182馬力で、最大トルクは235Nm.
  • グレードはおそらく、新車価格349万円の、2.5X
  • 前輪駆動
  • CVT
  • 横幅4945mm,横幅1850mm,全高1935mm
  • 車重1920kg
  • 最小旋回半径5.6m

外観のデザインについて

個人的にはこのゴテゴテメッキ、なにをどうやっても好きになれない。

「下品なシャンデリア」と評されるオラオラ系の見た目が、民度の低いユーザー層と、悪い商品イメージを生み出している。

センチュリーやレクサスLSにも近い世界観を持った、トヨタのモノづくりの良さの象徴のような美しいクルマなのに、この下品な顔つきのせいで台無しだ。運転してみて、感動するほど良い車ではあったのだが、中身があれだけよくても、クルマ自体をそこまで好きになれなかったのは、この外観のせいだ。

レクサスブランドで、同程度の価格帯で、見た目が大人しいバージョンでも作って売り出して欲しい。

それとも、ヴェルファイアと比較してのアルファードのほうが、大人しいバージョンなのか?

「アルファード メッキ 隠す」と調べても、良いものが出て来ない。

グリルは大きすぎるし、メッキも使いすぎだ。デザインと言えるかも分からないゴテゴテについて言うのは、もうやめにする。

そんなもの吹き飛ばすくらいの中身の良さがあるんだから。

車内について

むちゃくちゃ広い。

家の自室よりも広く感じる。

とっても背が高く、ヨコ方向にも前後方向にも広く、軽自動車をも上回るスペース効率だ。

仕事場として欲しい。動くVIPルームだ。

内装には世代の古さを感じずにいられない。

2023年もこの内装で売り続けるのは、さすがに苦しいだろう。

トヨタがもうすぐモデルチェンジを入れてくるのも納得だ。

実走インプレッション

まずなにより、むちゃくちゃ視点が高い。

ベンツのGクラスくらい高い。

また、4900ミリオーバーということで、前後方向への長さを感じずにはいられない。だが、箱型のボディー形状や、悪くない小回り性能ゆえ、視覚的にかなりデカい割には、運転自体はしやすかった。

心理的に分類するなら、本当にメルセデスのGクラスと、同じ世界にあるクルマだ。

エンジン

感動した。レクサス級に静かというか、なんならレクサスと、全く同じエンジンを流用しているだろう?

始動した瞬間からあからさまに静かで、これまでに運転してきたクルマの中で、いちばん滑らかに回っていくエンジンだった。CVTとの組み合わせもベストで、車重とパワーの比率的に、遅さが出るんじゃないかと思ったのだが、全くそんなことはない。これっぽっちもトルク不足を感じる場面は無く、重たくて大きい車体をスイスイと進ませる。魔法のようなエンジンであった。

また、ベタ踏みしていくと直4として元気に唸るが、ちょっと「速い」と感じるほどの最大パワーだった。

乗り心地について

これもまた、過去最高級に良い。

段差の揺れの波の位相を、時間軸をずらしてから入れてくるような、魔法のようなショックアブソーバーが入っている。

強い衝撃が入ってきても、ワンテンポ送らせてから優雅に持ち上げ、ふわっと着地させる。

センチュリーを開発した際のノウハウを、そのまま活かしているかのような乗り心地で、「魔法」という言葉で称したくなるほどだ。

スピードを出していっても、不安定な動きをしっかり抑え込む。

「二列目の人のためのクルマ」として、最高の足回りだと言える。

ステアフィールについて

個人的に、グランエースのような、ゆったりとした、大型船のようなフィーリングだと予想していたのだが、全然違った。

むしろ交差点の右折でも感じられるほど、与えた入力に対してクイックだ。

また、ロールについても初期から収束してくれる。

現代のトヨタ車らしくボディー剛性もしっかりとあって、高速域でも安定感抜群だ。

クイックなステアはキャラクターにマッチしていない気はするが、快適性も走行安定性も持っていて、とても良いクルマに仕上がっていると思う。

まとめ

時間がない中で執筆した記事であったため、細かい点について知りたい方は、元動画を参照してほしい。

断言できるのだが、この造り込みはレクサスの領域にある

見た目だけじゃなく、その中身までもが、高級ミニバンだ。

また、驚異のリセールにより、資産としての価値も高くある。

ネットでただ悪く言うだけでなく、実際に運転して、モノづくりとしてのアルファードを味わってみて欲しい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました