洋服ブランド立ち上げから7日間で、どれだけの売り上げを出せるか?【Jensen Tung編】

ビジネス・起業・副業

まずは、下の動画を見て欲しい。

これは、ユーチューバーのJensen Tung氏が、ゼロからアパレルブランドを作るというチャレンジを、動画にして記したものだ。

この記事では、動画の内容を要約しながら、私の解釈も適宜加えつつ、洋服ビジネスの可能性を探っていく。

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1日め:アイデア出し

とあるビリオネアも言っていたが、「商品からではなく、買ってくれるお客さんからビジネスを始めるべき」なのだ。

アイデアは色々考えられるが、Tung氏は、ドリフト文化を題材にすることにしたようだ。

動画内ではワイルドスピードの劇中映像も流され、それがTOKYO Driftであったため、私にはもうTung氏が、某Z33の、ドリフトキングに見えてきてしまった。

とにかく彼は、「DRIFT CLUB」というブランド名に決めたようだ。

市場もあり、ニーズもあり、マネするための先駆者も無数に居る。

作りたいものが明確。素晴らしいアイデアだと思う。

2日め:デザイン&商品化

おそらく30分~2時間に渡るパソコン作業の末、彼は次のようなデザインを作り上げた。

ドリフトするAE86。最高ではないか。

2日めから早速、商品発売と洒落込むことになる。

そこで必要になるのが、プリントサービスだ。

色々とあるようだが、彼はPRINTFULというサービスを選んだようだ。

市場の競争のおかげで、どのサービスを選んでも大きな差は産まれないと思われるが、画像のようなカスタム機能を使うことで、誰でもラクに、オリジナルの服を作成可能だ。

どうやら裏側のMサイズだのLサイズだの書いてあるところまで、編集してブランド名を入れられるようだ。芸が細かい。

ここで小話が入る。

Tung氏は、サンプルを買うことを躊躇というか、「ゼロ円から始める」という企画のために、断念したようだ。そこで運営に「動画で紹介するからサンプルを送ってもらえないか」と問い合わせ、なんと無料で服を手に入れてしまった。

3日め:試着

勘の良い読者さんは気づいただろうが、動画内での日付の区切りは、現実世界の経過日数というよりは、やっていることベースでの区切りとなる。

この日は、届いたサンプルの紹介だ。パーカーとTシャツなどを、複数素材で合計7着、手に入れたらしい。

どうやらTung氏は、「選択肢を迂闊に増やさない」という原則にのっとって、3つの商品のみでスタートすることにしたようだ。

私も近日、PRINTFULを使ってなにか売り始める際に参考になると思うので、使った素材とそのフィーリングについても、わざわざ書き残していくことにする。

パーカーは2種類用意したようだ。

1種類目は、COTTON HERITAGE M2580というらしい。

とても肌触りが良く、上質感もあったようだ。

2種類目のパーカーは、HANES P170という。

M2580ほど分厚くなく、絵柄ともカラーがいい具合にマッチして、なかなかに良いフィーリングとなるようだ。

また、Tはシャツについても、2タイプオーダーしていた様子。

そのなかの1種類目は、BELLA + CANVAS 3001だ。

ちょっと薄いようだが、肌触りは良好とのこと。

2種類目のTシャツは、COTTON HERITAGE MC1086だ。

こちらもいい素材ではあったようなのだが、上下方向に高すぎることがひとつの懸念点となりそうだ。

4日め:webサイト立ち上げ

彼は、彼自身がモデルとして出演した上で、撮影した画像をプロモーションに用いるようだ。

wixというサービスを用いて、ブランドを宣伝するサイトを立ち上げた。

商品ラインナップは、Tシャツとパーカーの合計3種類。

シンプルイズベストだ。

ページを作っていく光景については、以下の動画で解説されているらしい。

気が向くか、必要が出てきたら、要約記事を作っていこうと思う。

How to Create an Online Store | e-Commerce Tutorial

ここでまさかの、商品の原価と、利益率まで教えてもらえた。

このパーカーについては、売値が49.99ドル、原価が27.90ドル、差額=利益が22.09ドルで、利益率は44%となるようだ。

同じくTシャツについても、売値が29.99ドル、原価が20.90ドル、差額=利益が9.09ドルで、利益率は30%となるようだ。

35ドル以上購入すると、アメリカ・アメリカ・イギリスに限って、送料が無料になるオプションも付けたらしい。

5,6日め:宣伝動画を作ってアピールしていく

彼は、広告は打たずに、お金をかけずに商品を紹介することをポリシーにしているらしい。

見かけがワイスピのドリキンに似ていることをフルに活かして、ドリフト動画にリアクションを入れるという渾身のネタ動画を炸裂させて、TikTokに動画を投稿していったようだ。

そして6日目は、彼自身のTikTokで、宣伝動画を打ち出すことにしたらしい。

だが残念ながら、この日1日の売り上げは、0円であったらしい。

現実は甘くないようだ。だがそれもそのはず、別の方の動画では、最初のレビューを獲得するまでに、ショップを開設してから300日を要している事例もある。

先は長いし、数ヶ月や1年どころか、1000日もの時を、ビジネスの成長には必要とするということだ。

最終日・結果発表

運命の7日目であるが、どうやら売り上げが上がったらしい!

合計113ドル。丸1日バイトしたときと同じだけの売上高となったわけだ。

だが、これは利益ではない。

最終的に「利益」として残ったのは、たったの35ドルだった。

あれだけ努力したのに、約4000円にしかならなかったわけだ。

だが私は、たったの1週間で、ほんの数着の商品で、初の売り上げを上げることが出来た!!

と捉える。

たいへん興味深い話であった。もう少しリサーチをつづけよう。

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