【20ヴェルファイアHV】大人数の快適な移動という本質が光るまだまだ現役な高級志向ミニバン #243台目【試乗インプレッション】

もう2世代前だが、まだシンプルな顔つきや広大で優雅な車内空間、手ごろになった本体価格などで未だにたくさん見かける20ヴェルファイア。

今回はそのハイブリッドモデルに試乗してみる。

—外観

20系のヴェルファイアは、この頃からすでにスプリットヘッドライトを採用していた。

アルファードよりは個性的で野性的だが、次の30系ほどゴッテゴテしておらず、シンプルな範囲に収まっている。昔ながらのデザインバランスの良さがあるのだ。

この派手過ぎないが個性ある顔つきが絶妙。

ちょうどいい個性が所有欲を満たしてくれるし飽きが来ない。

テールは同じに思われがちだが、こちらもヴェルファイアはスプリットになる。基本的なリアデザインは共通ながら、ハイブリッドはクリアテール+LEDでより上品な仕上がりだ。

試乗個体のボディカラーは黒。傷まみれになるという意見も聞くが、私は特に気にならなかった。そもそもみんな、2000年代の型落ちアッパーミドル車に対して神経質になりすぎではないだろうか。

ただし、ボディカラーによっては塗料剥がれが発生する点は、あまりにも有名だ。買うつもりなら「知らない」なんて許されない。

—内装

車内空間は基本的にアルファードと同じだが、個人的にはヴェルファイアの木目のほうが高級感があると感じる。

インテリアは神殿のように張り出しており、車体サイズに見合ったボリュームが車内でもしっかり表現されている。良いデザインだ。

木材やメタル、レザー調のパネルを駆使した内装は、古いながらも高級感があり「なんだ、全然イケるじゃん」となる。

エアコン吹き出し口がスマホホルダーを付けるのにちょうどいい位置にあるのも、地味にありがたい。一方でシガーソケットの配置は不自由だし、シフトレバー横の穴がカップホルダーにならないのは気になるところだ。

メーターはメタル素材で外周が装飾され、針自体もロレックスの腕時計のようでカッコいい。ハイブリッドモデルは左側がタコメーターではなくシステムインジケーターになり、減速時にどれだけブレーキを踏めば無駄なく回生回収できるかを見られる。

静粛性も充分に高いと言える。

ただし——私の個体は布がカビまみれだった。カーペットはカビ、布シートは謎のシミだらけ。乗ってから2日ほど咳が止まらなくなったのは、関係がないとは思えない。中古で買うなら注意しないと、カビまみれの空間で移動するハメになるだろう。

—取り回し

取り回しは、正直そこそこ悪い。

現行と比べれば微妙にコンパクトとはいえ、普通に特大車だ。狭いところでは幅も前後も不便さを感じる。

さらに現行と違ってアラウンドビューモニターがないため、その点でも不便。大柄なボディを目視と勘で取り回すことになる。

—パワートレイン

ハイブリッドシステムは、エンジン始動時の振動がちょっと気になる程度で、あとは全然まともに走る。燃費がエコカーほど伸びないくらいだ。

基本動作は2000年代の古臭さが拭えないが、すぐに慣れる。そして驚くのが、その制御の完成度だ。

停止中や発進は基本モーター。走行中もアクセルを抜けばすぐエンジンを切り、モーター+EVだけでも意外と粘る。加速時にはCVT+モーターでギャンギャンとアシストし、減速時は回生ブレーキでしっかり回収する。渋滞や信号待ちでは基本的にエンジンが止まっており、車内で数十分の仮眠・休憩をしても、大半の時間エンジンは動かない。

年式が古く図体がデカくても、そのハイブリッドの動作は現行モデルとほとんど変わらないのである。

レギュラーガソリンで良いのも嬉しい。燃費の絶対値は普通に悪いが、エコカー感覚で運用できる。特に渋滞や車中泊のような40km/h以下のダラダラしたペースでは、ハイブリッドの燃費性が冴えに冴えわたる。

THSの耐久性・信頼性はお墨付きだが、この年代で買うならバッテリーをはじめ諸々のリスクは拭えないだろう。

それでも私は、「走行のほぼ全てが田んぼか高速道路かバイパスの巡行」というユーザーでもない限り、ハイブリッドをオススメする。ロマン全振りの3.5 V6も悪くないが、20系は加速とサウンドがちょっと良くなる程度。そのくらいならHVで経済性を取ればいいのではないだろうか。30系ならエンジン性能が爆裂に良いんだけどね。

アクセルレスポンスは必要充分。踏み込むとモーターアシストとCVT制御が効いて、グワンとしっかり押し出してくれる。おかげで結構良い加速性能を感じられ、ほとんど不満はない。

—乗り心地

乗り心地は、ほどよく快適だ。

大きな感動はないが、ショック抜けでも起こしていない限り、ガッカリすることもない。数時間乗ったが、乗り心地が悪いと思うような動きは皆無だった。

リアサスはこの世代がトーションビームだが、少なくとも運転手にとってはほぼ気にならない。

試乗個体は12万km走行だったが、何も問題はなかった。ブレーキやサスペンションがまともに動作しているあたり、整備がしっかりされていたのだろう。……内装の布のカビだけは取ってほしかったが。

—ハンドリング

ハンドルは、要求回転量が気持ち多めだ。

次以降の世代はレスポンスが良くなるため、運転する楽しみやシャシー性能を求めるなら30系以降にしよう。

加速性能は必要にして充分の域に留まる。実用上、これ以上を要求される場面はまずないだろう。強いて言うなら120km/h以降の加速がクッソ遅い。空気の壁を切り裂ききれないのか、一気に伸び悩む。奥まで踏み込んでもエンジン回転数ばかり上がり、肝心の加速がついてこない感覚だ。3.5 V6はもっと気持ちよく伸びてくれるのだが。

スピードを上げると風切り音が大きくなり、ハンドルが謎の振動や外力を受けて、クルマが勝手に右へ左へ曲がっていこうとする。個体差もあるのかもしれない。クルーズコントロールの上限も110km/h程度なので、新東名のような120km/h制限の3レーンでも、真ん中を110km/hで流す程度に抑えておくのが良いだろう。

ハンドルを左右に振ると変な慣性が残るのか、ボヨンボヨンと振り子のように不安定に傾く。少なくともシャシーはシャキシャキしていない。カーブでペースを上げようとすると、ハンドルの応答性も気持ちダルい。

とはいえ、ある程度は車全体で一体感を伴って曲がってくれる。穏やかに流せばロールが気持ちよく収まり、レーンの中で荷重をコントロールする楽しみもある。急ハンドルを切るとバインバインになる、落ち着きのあまりない足回りではあるが。

マルバツ評価

〇:まだまだ現役で楽しめる。HVシステムがまとも。2026年に乗っても全要素が期待値以上。

×:クルマ自体が単純に古く、車体も大きい。走行特性にはダルンダルンさが目立つ。

自分の試乗レポート

時短のため記事本文はAIに書かせている。

運転中に音声で書き留めたメモ↓

〇デザイン
この頃からヴェルファイアはスプリットヘッドライトだった。
アルファードよりは個性的で野性的だが、この次の30世代ほどゴッテゴッテしていない、シンプルな範囲に収まっているため昔ながらのデザインバランスの良さがある。

「30ヴェルファイアの顔は派手過ぎて無理」という人でも、20くらいならアリなのではないだろうか?

同じに思われがちなテールだが、こちらについてもヴェルファイアはスプリットになる。
基本的なリアデザインは同じだが、ヴェルファイアのハイブリッドほうはクリアテール+LEDでより上品。

ボディカラーは黒。
傷まみれになるという意見を聞くが、私は特に気にならなかった。
そもそもみんな、2000年代の型落ちアッパーミドル車に対して神経質になりすぎなのでは…
しかしボディカラーによっては塗料剥がれが発生している点はあまりにも有名。

〇内装

車内の空間は基本的には同じだが、個人的にはヴェルファイアの木目のほうが高級感があると感じる。

内装は神殿みたいに張り出しており、車体サイズに見合ったボリュームが車内でも表現される良いデザイン。

木材やメタル、レザーっぽく見えるパネルなどを駆使したインテリアは古いながらも高級感が出ており「なんだ全然イケるじゃん」となる。

エアコン吹き出し口がスマホホルダーを付けるのにちょうどいい位置にあるのも地味にありがたい。
シガーソケットやらの配置は不自由だし、シフトレバー横の穴がカップホルダーにならないのは気になるが。

ただ私の個体は布がカビまみれになっていた。
カーペットはカビまみれ、布シートは謎のシミだらけ。
乗ってから2日ほど咳が止まらなくなったことと関係がないとは思えない…
中古で買うなら注意しないと、カビまみれの空間で移動するハメになるだろう。

メーターはメタル素材で外周が装飾され、針自体もロレックスの腕時計みたいでカッコいい。

ハイブリッドモデルは左側がタコメーターではなくシステムインディケーターになる。
減速時にどのくらいブレーキを踏めば無駄なく回生で回収できるか見られる。

静粛性も充分に高いと言えるだろう。

〇実走行

取り回しはそこそこ悪い。

現行と比べたら微妙にコンパクトとはいえ、普通に特大車なので狭いところでのは幅も前後も不便。
現行よりもちょっと小さいが、現行とは違ってアラウンドビューモニタがないため不便。

ハイブリッドシステムはエンジン始動時の振動がちょっと気になり、エコカーと比べたら燃費が伸び悩む程度で、全然まともに走る。

基本動作は2000年代の古臭さが拭えないが、すぐに慣れる。

「基本的に停止中や発進はモーター」
「走行中にもアクセルを抜けばすぐエンジンを切る」
「モーター+EVだけでも意外と粘ってくれる」
「加速時にはCVT+モーターでギャンギャンアシストする」
「減速時も回生ブレーキで回収できるので無駄にならない」
「渋滞、信号待ち中は基本的にエンジンが動かない」
「車内で数十分とか仮眠・休憩してても大半の時間エンジンは止まってる」

などなど、年式が古くて図体がデカくても、そのハイブリッドシステムの動作は現行モデルとほとんど変わらない。

レギュラーガソリンで良いのも嬉しい。燃費の数値は普通に悪いが、エコカー感覚で運用できる。

燃費性能自体は伸び悩むが、渋滞や車中泊みたいな40km/h以下のダラダラしたペースではハイブリッドシステムの燃費性が冴えに冴えわたりまくるのである。

THSの耐久性や信頼性はお墨付きだが、この年代で買うならバッテリーやら諸々のリスクは拭えないだろう。

でも私は、「走行時間のほぼ全て、田んぼか高速道路かバイパスを巡行してるだけ」みたいなユーザーでもない限りハイブリッドがオススメ。

ロマン全振りな3.5のV6も悪くないが、20世代は加速とサウンドがちょっと良くなる程度なので、そのくらいならHVで経済性を取ればいいのでは…
30世代ならエンジン性能が爆裂に良いんだけどね…

アクセルレスポンスは必要充分で、アクセルを踏み込むとモーターアシストとCVT制御が効いて、グワンとしっかり押し出してくれるようになる。

そのおかげで結構良い加速性能を感じられる。ほとんど不満はない。

乗り心地はほどよく快適。
大きな感動は無いが、ショック抜けでも起こしていない限りガッカリすることもない。

数時間乗ったが、乗り心地が悪いと思うような動きは皆無だった。
リアサスがこの世代はトーションビームだが、少なくとも運転手にとってはほぼ気にならない。

12万km走っていた個体だが、なにも問題は無かったように思う。

ブレーキやサスペンションがまともに動作しているあたり、整備がちゃんとされていたのだろう。
内装の布のカビ取りをして欲しいんだが…

ハンドルは要求回転量が気持ち多め。

次以降の世代はレスポンスが良くなるため、運転する楽しみやシャシー性能を考えるなら30以降にしよう。

加速性能は必要にして充分というところに留まる。これ以上の加速性能が要求される場面、実用上はないだろう。

強いて言うなら120km/h以降の加速がクッソ遅い。
空気の壁を切り裂ききれないのか、一気に伸び悩む。
3.5のV6はもっと気持ちよく加速して行ってくれるのだが…

奥まで踏み込んでも、エンジンの回転数ばかり上がり、肝心の加速力がついてこないという感じにもなる。

スピードを上げると、風切り音が大きくなるのと、ハンドルが謎の振動や外力を受けて、クルマが勝手に右左に曲がっていこうとするような状態になる。個体差の問題もあるのかもしれない。

クルコンの上限スピードも110km/h程度。
新東名のような120km/h制限の3レーンの高速道路でも、真ん中のレーンを110km/hくらいで流す程度に抑えておくのが良いだろう。

ハンドルを左右に振ると、変な慣性力が残るのか、ボヨンボヨンと振り子のように不安定な傾き方をする。
少なくともシャシーはシャキシャキしていない。

カーブでペースを上げようとすると、ハンドルの応答性も気持ちダルい。

しかしある程度は車全体で一体感を伴って曲がっていってくれる。

穏やかに流せば、ロールが気持ちよく収まり、レーンの中で荷重のコントロールが出来たりもするため、運転を楽しめる領域はある。

急ハンドルを切るとバインバインになるような、落ち着きのあまりない足回りではあるが。

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