プリウスの中でもっとも豪華な顔を持つグレード、それが今回紹介するプリウスPHVのZグレードだ。
完成度の高いハイブリッドをベースに、電気の力を前面へ押し出した一台である。
軽EV並みの大きくて重たいバッテリーを積むわけだが、走りと使い勝手はどうだ・・・?
—外観

PHVは19インチの特大ホイールを履くのが最大の主張である。

リアには専用のバッジもさりげなく付く。
フェンダーやバンパー周りはキラキラとしたブラックで彩られ、上位グレードであるぞと密かに輝かせる。

とはいえCX-60のような寂しさは無く、街ですれ違った程度では気づかれないレベルに仕上がっている、というのが正直なところである。
—内装
あからさまに特別だったりはしない。

シートはふかふかで、ベンチレーション機能も付く。
アンビエントライティングも備わり、雰囲気作りは十分だ。
しかし質感については、正直「そこそこ」という印象止まりである。

特にシフトパネルとシフトノブ周りは樹脂の質感がそのまま出ており、そこだけ一気に安っぽく見えてしまうのが惜しい。

調べてみたところ交換用パーツがあるらしいのでぜひ検討したい

二列目を倒してもほぼフラットのまま。バッテリー容量自体は軽EV並みだがあまり荷室を圧迫していな印象。
—取り回し
残念ながら、取り回しの良さはあまり褒められない。
視界性能が悪く、足元がほとんど見えないのだ。
アラウンドビューカメラがあってようやく実用になる、というレベルである。
車体サイズ自体は小さいはずなのに、狭い場所や窮屈な場所では途端に扱いにくくなってしまう。

—パワートレイン
PHVの本領は、モーターだけで実用域の走行を完結できてしまう点にある。
街中を電気の力だけで走っているときの「クリーンで優しい乗り物に乗っている」という感覚は、非常に気持ちが良い。
ハイブリッドモードに切り替えると気持ち重たさを感じるが、街乗りであれば基本的にモーターが主役を張ってくれる。
1.8リッターのハイブリッドが車重1360kgに収まるのに対し、PHVのZグレードは1570kg。実に200kg以上重くなってしまっている計算だ。
大きなバッテリーを積んでいる代償ではあるが、ハンドルを切ったりアクセルを踏んだりする動作からは、廉価グレードよりも確かな重さが伝わってくる。
とはいえベースとなるハイブリッドプリウスの完成度が高いため、それを順当に受け継いでいるという印象だ。街中では「電気のパワーが増したプリウス」という乗り味になる。
多少重くはなるものの、その分走りに上質感が増しているとも言える。モーターだけでも十分に力強いため、動力性能に不満を感じる場面はほぼない。
個人的に不満なのは、タコメーターが表示されないことだ。先代PHVのGRグレードでは表示できていただけに、少し残念である。
加速性能自体はしっかり高い。現行プリウスらしいフィーリングの範囲ではあるが、気持ちよく速度が伸び続けていく。
ただし車重の影響や、速度域が上がるとモーターアシストの恩恵が薄れることもあり、システム出力の数値ほどの加速感は正直無い。「とにかく速い車だ」という過度な期待は持たない方が良いだろう。
純粋な速さを求めるなら、後述するハンドリングの理由も含めて、通常のハイブリッドの方がおすすめである。ちなみに四駆を選ぶと、さらに60kg重くなる。
EV航続距離はカタログ上「モーターだけで100km走行可能」とされている。バッテリー容量は約18kWhと、日産サクラ(20kWh)に匹敵するサイズ。
1kWhあたり7km走れれば126kmになる計算だが、PHVは満充電にしても実際は80%程度で充電が止まり、残量10〜15%程度でEVモードが強制解除される車種が多い。上下でおよそ30%ほどは差し引かれると考えると、現実的な航続距離は88kmほどというのが妥当な見立てである。
バッテリー容量が大きいということは、車中泊時のエアコン使用可能時間が伸びるというメリットにも直結する。先代は8.8kWhしかなかったため、今回はほぼ倍近いサイズの電池を手に入れたことになる。
とはいえ刺激という面では通常のハイブリッドの方が強い。先代のようなGRスポーツ狙いでもない限り、車重の軽いハイブリッドを選んでも十分満足できるはずだ。
一世代前と比べると、あらゆる質感が劇的に進化しており、価格の高さにも納得できるフィーリングの良さがある。
—乗り心地
車重が重くなった分、乗り心地の質そのものは良い。足回りがあまり動くタイプではないが、不快な突き上げはほとんど感じられない。
車自体が安定志向のため、その安定感の中でペースを上げていく楽しさがある、という表現がしっくりくる。
ただし19インチという大径ホイールに起因してか、叩きつけるような衝撃は多少ある。マンホールなどの段差を超えた際には、車の安定志向とも相まって、ややゴツゴツとした動きが出てしまう。
ストローク量があまり無いというか、衝撃吸収の余地が少なく、その分の衝撃がボディに伝わってきてしまう印象だ。叩きつけ自体はそこまで硬いものではないため、極端に乗り心地が悪いとまでは感じない。
19インチは正直過剰なのではないかとも思う。「上位グレードを買った」という満足感や、ギラギラした大径ホイールへの強いこだわりが無いのであれば、17インチ程度に抑えておいた方が賢明かもしれない。社外ホイールに交換する際は覚えておこう。
パッと見て上位グレードだと分かる大きなホイールだが、乗り心地やランニングコストの面ではあまり恩恵が無いのが実情だ。
高負荷な走行時には、段差を超えた後に車が暴れやすくなる一面もある。路面が荒れた場所では、ややドカドカとした乗り心地になってしまう。
ハリアーなどに乗っていて「ゴツゴツする」と感じるタイプの人には、このサイズのホイールを履いたPHVはあまりおすすめできない。
—ハンドリング

ハンドリングは非常にスムーズだ。FFらしいほのかなアンダーステアを感じさせつつも、切った分だけ素直に切り込んでいく感覚がある。
段差を超えても大きく暴れることはなく、サーキットであっても穏やかに性能を使い切れるだろう。外側にしっかりと荷重を乗せたシンプルな旋回姿勢のまま、ハンドルを切った量に応じて自然とインへ向かっていくのだ。
乗りやすさと、タイヤおよび車の性能を使い切る走りの楽しさが両立している。まさに自由自在という言葉がふさわしい。
これまでのプリウスと比べても、ハンドリングは確実に良くなっている。最初はミサイルのように鋭い印象を受けるが、慣れてくると戦闘機を乗りこなしているような感覚で走らせられる。
そんな一台に仕上がったプラグインハイブリッドだ。
先代のようなGRスポーツの設定も無いため、PHVであることに強いこだわりが無いのであれば、通常のハイブリッドを選んでも十分満足できるはずだ。
マルバツ評価
〇:PHVの使い勝手が現行プリウスに乗った。電池容量も約18kWhと軽EV並み。
X:重量アップにより60プリウス最大の武器である走りの切れ味は損なわれている。コスパも悪化。先代のようなGRスポーツも無いため、PHVが必須でないなら普通にハイブリッドを買えば充分
自分の試乗レポート
時短のため記事本文はAIに書かせている。
運転中に音声で書き留めたメモ↓
プリウス
ーー外観ーー
PHVは19インチの特大ギラギラホイールを履く。
あとリアにちょっとバッチが付く。フェンダーやバンパーまわりがキラキラブラックで塗られている。
露骨な上位グレード誘導といえる。
CX-60みたいな寂しい外観ではなく、街ですれ違った程度なら分からないレベルであるが。
ーー内装ーー
車内はシートがふかふか。
ベンチレーション付き。
アンビエントライティングも付く。しかし質感はそこそこって感じかな
シフトパネルとシフトノブくらい、もっと上質さを出して欲しかった。
ここが樹脂だから一気に安っぽくなる。
ーーーーー実走行へーー
モーターだけで実用域を全部賄える。
車自体の作りがいいから、走らせればプレミアム感は味わえる。
特に街中を電気だけで走ってるときの「クリーンな優しい乗り物に乗っている」という感覚はすごく気持ちがいい。
ハイブリッドモードにすると気持ち重たいかなとは感じるが、街乗りなら基本的にモーターを使ってくれる。
1.8リッターのハイブリッドが1360kgに収まるのに対し、PHVのZグレードは1570kg。
200kg以上重くなってしまう。バッテリーが大きくて、その分重いわけだけど、ハンドルを切ったりアクセル踏んだりの動きとしては、やはり少しだけ廉価グレードよりも重さを感じる。
元のハイブリッドプリウスの完成度が高いから、それを順当に受け継いでるって感じ。
街中だと「ただ電気のパワーが増したプリウス」って感じの乗り味になる。
ちょっと重たいわけだが、むしろ走り心地に上質感が出ていてプラスだという考え方もありそう。
モーターで充分まかなえるから、動力性能にも不満はほぼない。
個人的にはタコメーターが出ないのが不満。
先代のPHVのGRなら出せた。
加速性能はちゃんと高い。
現行プリウスのイメージの域は出ないが、かなり気持ちよくヒュンと伸び続ける。
車重があったり、スピードが上がるとモーターアシストの恩恵が薄れたりするせいか、システム出力ほどの加速は感じない。あまり「速い車だ」という過剰な期待は持たない方が良いだろう。
速さ優先なら後述するハンドリングの理由と合わせて普通のハイブリッドがオススメ。
ちなみに四駆にすると60kg重くなるぞ。ハンドリングはスムーズ。
FFらしいほのかなアンダーステアがありつつも、切ったら切っただけスムーズに切り込んでいく。
段差を超えてもそんなに暴れないし、サーキットでも穏やかに使い切れるだろう。
外側に荷重を乗せたシンプルな旋回姿勢のまま、ハンドルを切った分だけインに向かっていくのだ。
乗りやすさとタイヤを使い切って車の性能を使い切って走る楽しさもありつつな感じ。
まさに自由自在。
これまでのプリウスよりもさらにハンドリングとしては良くなっている。
最初はミサイルっぽいけど、慣れたら戦闘機を乗りこなしてるような気分で運用することができる。
そんなプラグインハイブリッドになっている。
少々重たい分、乗り心地の質は良い。
乗り心地としてはあまりアシが動かない系だが、不快な衝撃はほとんど入って来ない。
モーターがパワフルだから、エンジンをかけなくても街乗りは十二分に問題なくこなせちゃう。
カタログには「モーターだけで100km走れます」と書いているが、約18kWhという日産サクラ(20kWh)ばりのバッテリーサイズなのでウソではなさそう。
1kWhで7kmも走れれば126kmであるが、PHVは表記上100%まで充電しても80%程度で打ち止めになる車種いが多く、同じく10~15%まで減ると表記残量が0%になってEVモードが強制解除される仕様となっている車種が多い。
上と下で30%くらいは普通に引かれるが、そのあたりを考えて計算した航続距離は88kmくらい?当然ながらバッテリー容量が大きければ車中泊運用時のエアコン使用可能時間も伸びる。
先代は8.8kWhしかなかったため、倍近いサイズの電池を手に入れていることになる。
でもハイブリッドのほうが刺激が強いから、先代みたいにGRスポーツ目当てでもない限りは車重が軽いハイブリッドでいい。
一つ前の世代よりも明らかにすべての質感が劇的に進化してて、値段が高くても納得するフィーリングの良さがある。
車中が重たいのもほとんど気にならない。
むしろ安定してるから安定してる中でペース上げていくのが楽しいって言う感じの世界。
取り回しは残念ながら良くはない。
視界性能が悪いから全然足元が見えない。
アラウンドビューカメラがあるからようやくって感じ。
サイズ的には小さいのに狭いところ窮屈なところに入るとちょっと詰んじゃう。乗り心地としてはホイールのサイズが大きいから、それに起因していそうな叩き付けが少しある。
マンホールに落ちた時は、車が安定志向気味であることと相まって、ちょっとゴツゴツ系な動きは出る。
あんまりストロークがないというか、衝撃吸収がなくて、ボディーに衝撃が来ちゃう。
叩きつけはそこまで硬いじゃないから、そんなに乗り心地が悪いとは感じない。
でも19インチは過剰なのでは?
「上位グレード買ったぜ(ドヤ)」「ギンギラギンでデカいのが好み」
みたいな価値感もなくホイールを変えるのであれば、17インチくらいに抑えておいた方がいいんじゃないかな…パッと見で高いグレードだとわかる、過剰にでかいホイール。
乗り心地とランニングコストにおいてはあんまり恩恵がない。高負荷走行時も、段差を超えた後に暴れやすくなっちゃう一面がある。
段差による高低差や、路面が荒れたところでは、ちょっとドカドカ気味な乗り心地になってしまう。
ハリアーあたりに乗ってゴツゴツしていると感じるタイプなら、このサイズのホイールを履いたPHVはあまりお勧めできない。
〇:PHVの使い勝手が現行プリウスに乗っかった
X:重量アップにより60プリウス最大の武器である走りの切れ味は損なわれている。コスパも悪化。先代のようなGRスポーツも無いため、PHVが必須でないなら普通にハイブリッドを買えば充分