【80スープラ】ラッパのような爽快ドッカンターボ!乗りやすいグランツーリスモ #226台目【試乗インプレッション】

日本車、トヨタ車の歴史に偉大な功績を刻んだ80スープラに乗る機会を得た。

伝説の2JZエンジンと純正の雰囲気が残る乗り味をしっかり書き残す。

外観・デザイン

新幹線のような伸びやかなノーズともっこりしたボディには贅沢感がある。

リア周りは大ぶりなスポイラーとサイドスカート、膨らんだフェンダーなど、筋肉質で力持ちな雰囲気がある。

ちなみにホイールはBBS製へ、サスペンションはteinの車高調へ交換されており、走行距離自体も16万kmあるため新車時の性能は出ていないかもしれない。

—内装

ドライバーを囲むように計器類や操作系が配置され使いやすい。

素材こそ樹脂が目立つが良い雰囲気が出ている。

価格帯は300~450万円程度であり高級車セグメントではないため特に不満はない。

シフトノブは若干左手前に寄っている印象があり、特に2速へ入れる際には左手首が捩れるように感じる。

また、クラッチペダルのストロークが深い割にシートのスライド量はそれほど大きくない。一番前まで動かしてもペダル操作に余裕が少なく、体格によっては運転姿勢を合わせにくい可能性がある。

二列目は、ちょうどルーフの内装がリアガラスへ切り替わる位置に頭が来る。頭上がガラスになることで指2~3本程度の空間が確保され、身長170cm程度であれば何とか頭を接触させずに座れる。ただし、長時間快適に過ごすための席ではない。

後席を倒せば荷室はそれなりに広く、スポーツカーとしては実用性も残されている。

—取り回し

80スープラはボディの側面が外側へ膨らんでおり、車幅感覚を掴みにくいと言われることがある。しかし、実際にはそれほど乗りにくいとは感じなかった。

確かにボンネットは低く、着座位置も低いが、少し走ればボディサイズには自然と馴染める。車幅も1810mmしかない。

むしろ現行の90スープラのほうが前後左右の膨らみが大きく、狭い駐車枠へ収めにくい印象がある。

80スープラは狭い駐車場でも一般的なスポーツカーと同程度に扱える。

最低地上高の低さで擦ったり、リアバンパーを輪留めにぶつけたりするほうが危険。

—パワートレイン

クラッチはペダルをかなり上げた位置からつながり始める。ミートポイントそのものは分かりやすいため、慣れるまでに時間はかからない。

つながり始めは穏やかだが、完全につながる部分は短く、途中からグッと明確な感触が来る。ストロークの長さと穏やかな初期特性によって扱いやすさを確保しながら、ミートゾーンを短くすることでスポーティーさを出している。

ただし、つながり始めたからといってクラッチを雑に離すと、発進時でも変速時でも大きなショックが出る。扱いやすいクラッチではあるが、適当な操作を許容するタイプではない。

低回転からエンジンに力があるため、右足でブレーキを踏んだままクラッチを上げ、車体が震え始めたところでブレーキを離せば、坂道発進やバック駐車も比較的容易に行える。

ターボ特性は、現代の基準で考えると明確なドッカンターボ寄りである。

低回転では穏やかに加速するが、ブースト圧が立ち上がると駆動輪へ唐突に大きなトルクが掛かる。晴れた料金所出口でも、2速3000回転付近から交通の流れに合わせて加速しただけでホイールスピンが発生した。

特に雨天や荒れた路面では、加速時のアクセル操作に注意が必要である。

トラクションコントロールランプが点滅している。ホイールスピン発生時のアクセル開度は中程度以下であった。

トラクションコントロールは、滑った瞬間に完全にアクセルを閉じてしまうタイプではない。出力を穏やかに抜きながら戻す制御を繰り返し、車体を落ち着かせながら加速を継続する。

そのため大事に至る可能性は高くないが、「ブースト圧の立ち上がり方を予測しながら踏む」というひと工夫が必要になる。

ブーストが掛かった際のサウンドは、直列6気筒の滑らかさよりも、ターボや吸気系のメカニカルな音が前面に出る。BMWやスカイライン系の官能的な直6サウンドというより、ラッパのような音色とヒュンヒュン回る機械音が印象的である。

加速力は十分に強烈だが、現代の高性能車に慣れていれば、恐怖を感じるほどではない。高速道路では4速の伸びが特に気持ちよく、一度ブーストが掛かればスイスイと速度を伸ばしていく。

6速1500回転付近からでもトルクで速度を乗せられるため、高速巡航も楽である。一方、120km/h付近では2300回転を超えるため、現代車ほど高速巡航に特化したギア比ではない。

—乗り心地

乗り心地は路面状況によって大きく変わる。

細かな凹凸であれば足回りのストロークを使って吸収するが、マンホールや大きな段差ではドガンと強い衝撃が入る。段差を越えた瞬間にはステアリングにもキックバックが伝わり、一瞬だけ舵角が大きく振られることもある。

ただし、直進安定性そのものが崩れるわけではない。

試乗車はTEIN製車高調と社外ホイールを装着し、走行距離も16万kmを超えていた。そのため、この乗り心地を純正状態の80スープラそのものとして評価することはできない。

1990年代のクルマでありながら、ボディ剛性が明確に不足している感覚はない。最新の高級スポーツカーほど強固ではないが、感覚的には十数年前のスポーツカーに近い。

リア周りもしっかりしており、強く加速してもボディ後方が捩れるような印象はなかった。

高速道路では風に振られにくく、足回りがバタつくこともない。ハイスピードツアラーとしての性能は今でも本物である。

—ハンドリング

ステアリングの切り始めは穏やかである。大径ステアリングと比較的ゆったりしたステアリング比によって、僅かな舵角の調整を大きな手の動きで細かく行える。

そのため、旋回を始める瞬間には独特の「間」がある。

しかし、車体がロールして旋回姿勢に入ると、FRらしいシャープさが現れる。手元の操作に対して過敏に向きを変えるのではなく、穏やかに荷重が移動した先で、前後のバランスの良さが表れるタイプである。

フロントに直列6気筒エンジンを搭載しているため、軽量スポーツカーのようにノーズが鋭く切れ込むわけではない。重量配分の整ったスポーツセダンから全長を削り、回頭性を高めたようなコーナリングである。

旋回負荷やステアリングを切る速度を高めると、次第にシャープさが増していく。ただし、挙動の変化はあくまで穏やかで、突然向きを変えるような怖さはない。

さらに負荷を掛けると、車重に対してタイヤのグリップが不足し始める感覚が現れる。アクセルを踏みながら旋回すると、フロントとリアがそれぞれ別の方向へ進もうとするFR特有の動きも顔を出す。

それでもリアタイヤが路面を蹴り、車体を前へ押し出そうとする感覚は明確である。ドッカンターボ的なトルク特性を持ちながら、旋回中にも一定の負荷を掛けられる懐の深さがある。

純正の大径ステアリングは公道では扱いやすいが、レースやドリフト用途では小径ステアリングへの交換を検討したくなる。用途によってはステアリングギア比も、もう少しクイックにしたくなるだろう。

80スープラの動きは、良い意味で想像通りである。このサイズと重量を持つFR車ならこう動くだろう、という感覚から大きく外れない。

強力なターボエンジンを搭載しているが、車体の動きには常に穏やかさが残されている。長距離クルーズから峠道、ドリフトや雪道まで、乗り手に合わせて異なる表情を見せられる懐の深いスポーツカーである。

マルバツ評価

〇:乗りやすさとパフォーマンスを両立する傑作グランツーリスモ

×:エンジン音は控えめで高速道路でのノイズは大きく、トルク特性はドカン気味で要注意

自分の試乗レポート

時短のため記事本文はAIに書かせている。

運転中に音声で書き留めたメモ↓

80スープラ

まずクラッチなんだけど、意外と上がり切ったところでつながり始める。

幸いにも乗り辛さは無いけど、結構ペダル上げないとクラッチがつながり始めない点は留意。

繋がりはじめのフィーリングは分かりやすいのですぐ慣れる。

セコいようだが、右足でブレーキを抑えた間まま、車体がブルブルと震え始めたあたりでクラッチを離せば坂道発進やバック駐車もこなせてしまう。

エンジンに力があるがゆえ。

クラッチはつながり始めの部分は穏やかだが、一旦つながり出すと瞬間的にグッと狭いところで明確に感触が来るようなスポーティーな感じ。

スポーティーさと扱いやすさを両立してる感じはあるが、雑に扱うとエンストしそうではある。

発進時でも走行中の変速時でも、穏やかに繋がり始めたなと思って適当にバッとクラッチを離すと変速ショックの元になる。

ストロークの長さ&繋がり始めの穏やかさとミートゾーンの短さがポイント。

取り回しについてだが「モッコリしているので車幅感覚が掴みづらい」と聞いていたが、個人的には特に気にならなかった。

確かに着座位置は低く、ボディも外側へと膨らんでいるが、200台以上乗り比べてしまったせいか、気になる間もなくスッと馴染んで慣れた。

というか90スープラのほうがよっぽどモッコリ膨らんでいて乗りづらい。

あっちはアラウンドビューカメラが付けられるが、それでも狭い駐車枠に収めるのが難しいレベルで乗りづらかった。

80スープラは狭い駐車場でも取り回しは普通だと思う。

最低地上高で擦ったり、輪留めと接触したりするリスクのほうが気になるレベル。

ーー

ちなみに二列目にも座ってみたが、ちょうど内装の天井が背面ガラスに移り変わるあたりに座ることになる。

上が内装ではなくてガラスになると指2~3本分の余裕ができるのだが、そのおかげで何とか頭の上が接触しないという感じ。身長170cm,体重72kg以下くらいならなら何とかなるんじゃないだろうか。

倒せば荷室はそこそこ広いと思う。

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エンジン特性は人によって意見が分かれるだろうが、私の感覚としては結構なドッカンターボタイプ。

マジモンのドッカンターボと比べると穏やかなのだろうが、駆動輪に唐突にドカンとトルクが掛かってホイールスピンを誘発するという「ベタ踏みクラッシュ要注意系」

ブースト圧が立ち上がるとドカンと加速し出すので、最初の合流加速は超注意。特に雨のガタガタ路面。

自分は晴れの日の料金所出口で、交通の流れに合わせた2速3000回転くらいの穏やかな加速でホイールスピンを起こした。

もしかしてタイヤがまだ新品&暖まって無かった?

ただホイールスピンが入ればトラクションコントロールがアクセルを抜いてくれるのでそれ以上制御不能になったりはしないと思う。

トラコンは「いったん滑ったら問答無用でアクセルをカットして0.7秒間一切加速させませーんww」というタイプでもなく、「滑った瞬間だけ抜くけどすぐに戻すね→ダダダダダダと加速に段付きが生じる」というタイプでもない。

アクセルを戻したり入れたりを1秒間に2周期くらい、穏やかに繰り返すタイプに見えた。

一旦ブースト圧が入るとかなり気持ちの良い音を立てるし、その音の雰囲気は映画やらYouTube動画やらで聞いた通り。

直6の気持ちのいい音なんだけど、90スープラ やbmw、スカイライン系の官能というよりはラッパ。

ヒュンヒュンとした回り方というか、過給機のメカニカルノイズが優先されるようなサウンド。

加速感は結構なものだが、あまり怯えるほど速いわけではない。

運転フィールにおいては全体的に重さでゆったりとしている一面がある。

直径が大きなステアリングとゆったりとした重さのあるボディで穏やかに動いていく。

特にカーブでハンドルを切っていると、ステアリングの直径が大きいため、僅かな舵角の調整を長い移動距離で行うことが可能となる。

そのゆったり感&「間」が、旋回方向も加速方向にも乗りやすさをもたらしている。

乗り心地は路面の荒れ具合次第。

多少なら足回りのストロークで対応してくれるが、マンホールレベルの衝撃ではドガドガンとなる。

テインの車高調と社外品のホイールが入っており16万km越えの個体なので純正の乗り味の評価にはならないだろう。

ちなみに段差を越えた際にはハンドルにも衝撃が来る。

一瞬だがステアリング舵角も30度くらいブレる。

直進安定性は下がらないが…

1990年代のクルマであるわけだが、まったくボディ剛性が弱い感じはない。

現代の700万円級のスポーツカーと比べるとたりないが、今から13年くらいの世代のスポーツカーの雰囲気。

後ろもしっかりとした剛性があり加速時にもねじれない。

個人的にシフトノブの配置がちょっと左手前に寄っている印象がある。

特に2速に入れる際に手首が捩れる印象を受けてしまう。

またクラッチのストロークが深い割にはシートスライド域が広くなく、一番前にしてもあまり余裕はない。

これ足が短い人だったらまずいのでは…

さて高速道路に戻るが、意外にも3速よりも4速の伸びのほうが気持ちよい。

ブースト圧が一旦上がればかなり気持ちのいい加速力でスイスイヒュンヒュンと伸びていく。

ハイスピードで走行しても全く風に振られたりアシがバタつくこともなく、ハイスピードツアラーとしての性能は本物だ。

自分の感覚だとエンジン音は小さい。

ロードノイズがでかいっていうのもあるが、エンジンはあまり聞こえてこないのである。

高速道路だとドカンターボ的なトルク特性はそんなにネガにならない。

むしろ6速1500回転程度からでも踏めばトルクで充分に速度が乗るのでラク。

ただ120km/h近く出すと2300回転を越えていくギア比なのは高速巡航時にどうなるかなとは思う。

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峠道へ

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ハンドリングは切り始めはゆったり&穏やかだが、旋回モードに入るとFRらしいクイックでガッチリしたシャープな旋回に移行していく。

ステアリング比やハンドル直径、フロントの直6エンジン、グランツーリスモ的な特性ゆえグイグイとっ過激に切れ込んでいくようなものではない。

手元のステア比で強引なクイックさを演出するものではなく、穏やかにロールした先で乗り物のバランスの良さが出て来るようなもの。

重量配分がフラットなスポーティーセダンの全長を削ったような雰囲気のあるコーナリング。

旋回の負荷やハンドルを切る速度を上げるとシャープさを魅せるようになるが、あくまで穏やかな挙動を維持してくれる。

さらに旋回の負荷を上げると重さにタイヤグリップが負けそうになる動きが出ることもある。

料金所のカーブで踏み込んでいくと前と後ろが別の方向に行こうとするFR特有の動きが顔を出すが、ちゃんと駆動輪を蹴りつけるような一面を持つ。

危ないので試さなかったが、ドッカンターボ的なトルク特性の中でもしっかり負荷は上げられそう。

たいへん安心安全であるが、レースカー,パフォーマンスカーとしてはどうなのだろうか。

ステアリング交換は必須で行うとして、ステアリングのギア比の変更をしても良いのではと思うレベルではある。

至ってイメージ通りの動きであり、FRに慣れ親しんだ人なら「このサイズ感のこの手のFR車ならこう動くよね」と納得できるような挙動。

大変乗りやすく、クルーズでもドリフトでも雪道でも懐の深さを見せてくれることだろう。

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