【ハイエース(ディーゼル)】エンジン1つで世界はここまで変わる #202台目【試乗インプレッション】

日本の文明を支える傑作貨物車であるハイエースだが、借りようと思うとディーゼルは貴重である。

そんなディーゼルモデルに試乗する機会を得たので、余裕のトルクとガソリンとの違いをしっかり確かめていく。

ガソリン版↓

外観・デザイン

ド定番のハイエース。

上位グレードなのでぱっと見の質感は高い。

現行型の1個前の型なので、年式の新しさの割には外観上の違いが少ない。

内装

全体としては実用性重視の設計ながら、近年モデルらしく質感の底上げは確実に感じられる。特にボディ剛性の向上は、ドアの開閉時の感触からも明確で、従来のハイエースとは一線を画す「しっかりした箱」としての印象が強い。

一方で細部の作り込みには課題も残る。オートエアコンの温度調整ダイヤルは操作感がチープであり、日常的に触れる部分としては惜しいポイント。

さらに引き出し式カップホルダーは建て付けが甘く、収納時の収まりの悪さや展開時の不安定さが目立つ。

使用時にはカップの底面がエアコンパネルと干渉するレイアウトなのも惜しい。

私はカップホルダーガチ勢を自称するほどカップホルダーにこだわりがあるため気になってしまった。

しかしハイエースは社外品が豊富なので自分好みに改良できるだろう。

静粛性については、デッドニング未施工の純正状態でも十分に許容範囲内。

ディーゼル特有の音は入ってくるものの、不快というよりは「機械感」として受け取れるレベルで、長距離移動にも対応できる快適性は確保されている。

しかし、これでアイドリングし続けたまま一晩中車中泊するのはちょっと辛いのではないかと思う。

特にエアコンのコンプレッサーがオンになるたびにブーっという振動が来るし、アイドリングの回転数も変動が多い印象。

あまりエンジンがうるさいとは感じないが、燃料代が安いディーゼルエンジンも排気量は2.7リッターと大きめ。

冬場はモバイル電源と電気毛布と断熱用具でしのげるが、冷房が必要な季節の車中泊はどうなんだろうか…


取り回し

ボディサイズからくる取り回しの難しさはあるものの、実際の運転では意外な扱いやすさも感じられる。

ハンドルの切れ角が大きく、小回り性能は数値以上に優秀。

狭い駐車場でも取り回しに困る場面は少ない。

ただしステアリング操作量はやや多めで、据え切りや低速域では「ダルさ」を感じやすい。

クイックな操作感を求めると違和感が出るが、商用車ベースの特性としては自然な範囲に収まっている。

また、段差通過時にはステアリングに入力が返ってきやすく、路面の影響を完全に遮断するタイプではない。

ただしそれが直進安定性を大きく損なうほどではなく、全体としては安定志向のセッティングにまとまっている。


パワートレイン

この車の最大の特徴は、ディーゼルターボエンジンによる圧倒的なトルク性能にある。

従来の「商用ディーゼル」のイメージを大きく超え、市街地レベルの軽いアクセル操作でもしっかりとした押し出し感を発揮する。

特に発進〜中速域では、ターボが効いた瞬間に「ヒュン」と前に出る加速フィールが印象的。

登坂路でも余裕を持って速度を維持・向上できる。山道でもストレスを感じる場面はほぼなく、「エンジンで世界が変わるのか・・・」という衝撃を与えて来る。

ドイツ車やマツダ車のような静粛性は流石に持ち合わせていないが、これを運転した人はディーゼルエンジンを好きになることだろう。

一方で、アクセルを強く踏み込んだ際には僅かにラグがあり、本来の加速力が立ち上がるまでに一瞬の待ちが発生する。

トランスミッションの変速制御が追い付いていない印象。マニュアルで乗ればこの不満は消えることになる。

Sモードのマニュアルシフトで予めギアを下げておいてもいいが。

高速域では120km/h付近までは問題なく巡航可能で、加速・安定性ともに不満は出にくい。

ただしそれ以上の速度域では空力と出力の制約が顕著になり、伸びは明確に鈍化する。

140km/hはベタ踏みを続けた末に何とかタッチできるという程度。それ以上の速度域が使えるとは思えない。

またアイドリング状態では暖房の立ち上がりが非常に遅い。

寒冷時は早めに走行を開始したほうがいいだろう。

これは「車内がデカいから暖房の効きが遅い」ではなくて、「そもそも暖かい風が出始めるまでに時間が掛かる」という意味である。


乗り心地

この世代で最も進化を感じるのが乗り心地。

従来の「商用バンらしい硬さ・跳ね」とは明確に決別し、ストロークをしっかり使って衝撃を吸収する方向へとチューニングされている。

段差通過時には一度深く沈み込み、そのストロークの中でショックをいなす動きが見られる。

「アルファードに近い乗り心地だ」と評するような声をネットで見たが、ハッキリ言おう。その感想は間違いではない

あのハイエースが、あの最強アルファードを話題に出せるくらいの乗り心地には改善したのだ。

もちろん完全に乗用車的な快適性に到達しているわけではなく、大きな段差では依然として「バイン」と跳ねる挙動は残る。

ただし従来モデルのような突き上げや破綻した動きではなく、「バタつく程度」に収まっている点は大きな進歩。

総じて「ハイエースだから仕方ない」という評価から、「基本的な乗り心地が良い車」へと評価軸が変わるレベルまで改善されている。


ハンドリング

ハンドリングは一貫して「商用車ベース+トラック的」な性格を維持している。ロールを積極的に使って曲がるというよりは、ステアリング操作に対して車体全体がゆったりと反応するタイプ。

コーナリングでは無理に攻めるよりも、減速して安定した姿勢で旋回し、立ち上がりでトルクを活かして加速するスタイルが適している。

直進安定性は高く、高速巡航時でも不安感は少ない。ただし段差通過時にはステアリングが軽く取られる場面があり、完全なフラット感を求めると物足りなさは残る。

この「衝撃を受けた際のハンドル暴れ」と「ゆったりとしたハンドルの応答性」という2つの弱点ゆえ、路面が荒れていたり段差・継ぎ目があるような場面では安全のために忍耐が必要。

スポーツ車のように、サスペンションをフルで押しつぶしたままタイヤグリップを存分に使って突っ切るというようなことは基本的にできない。

ただ段差は安全最優先で、ジャンプ台感覚で耐えて安全にクリアする。

スピードは程々で良いが、旋回方向への負荷はしっかり抑えた状態で無難に段差を越える。

そして道路状況が整ったらガッツリ踏む。

そういうペース配分で行けば安全を犠牲にせずに飛ばすことができるだろう。

この車体で法定速度の40km/hオーバーで走り続けているようなクルマを追いかけようとは思わないほうがいい。

限界性能自体は確実に向上しているものの、「攻められる車」ではなく「安定して走らせる車」という立ち位置は変わらない。ステアリング操作量の多さも含め、スポーティさよりも実用性・安心感を優先したセッティングといえる。

マルバツ評価

〇:極上の乗り心地とディーゼルエンジンにより別世界の乗り物へ

×:段差でのハンドル暴れとゆったりハンドル、古い装備は継続

自分の試乗レポート

時短のため記事本文はAIに書かせている。

運転中に音声で書き留めたメモ↓

エンジンでこんなにも世界が変わるのか…

ディーゼルエンジンのフィーリングは全体的にトラックみたいではあるけど、それ以上には余裕があるというか、エンジンがしっかりパワーを持ってるって言うところがある

ボディーの剛性が昔と明らかに変わってて、ドアの開け閉めだけでもがっちりしたなぁっていうのは感じ取れるようになってる

駐車場内だとハンドルこ要求回転量はちょっと多いけど、その分小回りは効くって言える。

エンジンのサイズの割に暖房熱の温まりが遅い。

ただ止まってアイドリングしてるだけでは、数分経っても全く暖かい風が出ない。

車内が広いというより、そもそもエアコンから暖かい風が出て来ない。

真冬はパパっと走り出すようにしたいところ。

乗り心地で不満を感じることがほとんどなくなってて、アルファードみたいな雰囲気で足周りが動いてくれるようになっている。

段差を超えても深く沈み込んで、その沈み込みのストロークのの過程で揺れを消していくようである。

相変わらず強い段差だとバインッと跳ね飛ばされちゃう動きは。

しかし昔は吹っ飛んでいたのが、今はちょっとバタつく程度に収まっている。

全体的に乗り心地がむちゃくちゃ良くなってる。

以前は「まぁハイエースだし」だったのがむしろ「乗り心地が良いクルマ」に分類できるレベル。

ただ吹っ飛ぶような動きが無いわけではなく、アルファード系の乗り味だが本家とは比べ物にならない。

段差で飛ばされる動きは減ったけどなくなってはいない。

アルファードみたいな過剰な期待は禁物。

でも期待を遥かに上回るものになっている。

古いモデルとは比べ物にならないほど良い。

エンジンもトルクがフルにあって、市街地でちょっと踏んだ位ならディーゼルターボでヒュンと押し出すような加速をしてくれる。

アクセルを強く踏んで抜くと、プシュンと言う音が鳴って楽しい。

上り坂でも軽く踏むだけで、プシュって音が鳴りつつ太いトルクでスイスイと登っていく。

エンジン選びでこんなも世界が変わるのか。

山登りしても全然辛くない。

段差を超えた時、ハンドルがちょっと暴れがちにはなる。

ただ乗り物の直進安定性も悪いわけではない。

カーブではハンドルにゆったり感があるけど、加速性能が良くなっているおかげで気持ちのいい走りが楽しめる。

カーブは無理せず程々にクリアして、直線のトルクで稼いでいくスタイルとなる。

ただそのハンドリングについては、ロールさせてどうのこうのというより、手元でぐわんと動かしていくようなトラック・オフロード系の動き。

直進安定性もコーナリングの限界性能も上がってはいるんだけど、過信できるとかそういう感じのものではない。

飛ばそうと思ったら急カーブへのアプローチがボトルネックになる。

オートエアコンの温度調整、ダイヤルの操作感が少々安っぽい。

引き出し式のカップホルダーも建て付けが悪く、押し込んでもピタッと収納できず引き出しても底の部分が上手く出て来ない。

カップホルダー使用中はエアコンパネルとドリンクの底が被ってしまうし、カップホルダー自体の取り付け位置も左側に寄っている。

ハイビームの照射範囲が結構上方向に広いのがありがたい。

これは深夜に山道を運転してて地味にありがたいのだ。

最近のLEDハイビームって照射範囲が狭いことが多く、深夜の峠道では情報量が不足することがある。

シビック・タイプRもこのせいで峠で攻めづらい。

エンジン音は結構響くんだけど、ディーゼルというかターボの排気音と合わさって、空気を大量に送り込んでる楽しい音が響いてくるから全然不快だとは感じない。

デッドニング未実施の純正状態でもそこまで不満のない静粛性を実現しており、長距離ドライブも普通に行ける。

ただクルコンだけは絶対に付けたい。

このクルマにはちょっと辛いかなって思うような段差の衝撃でもかなりうまく対処してくれる。

足周りがしっかり上下にパタパタって動いて、路面追従性と快適性の両方を出してくれるようになっていて、そんなに揺れなくなっている。

自分がハイエースに対してダメだなって思ってたところがほとんどなくなっている。と

ただアクセルを強く踏み込むと、ちょっとラグはある。

本来の加速力で始めるまで、待たされる。

120キロ位ならあんまり静粛性も悪くないし、加速力も問題ないし、風にもあんまりあおられる感じがなくて、走行特性がすごく良い。

空気抵抗と馬力の問題なのか、120キロから先は本当に本当に速度が伸びない

140km/hは踏み続けた末にギリギリタッチできるって言う程度。

直進安定性は高い。

段差でちょっとハンドルは持っていかれるんだけど、その程度で全然嫌な動きがない。

全く不満がないね。

今のこの車に不満をあげるなら、ハンドルの切り方がダルいことだけかなぁ。

コンプレッサーがオンになるたびにブルーっと振動が来る。

アイドリング回転も不規則なところがあり、エンジンの振動が全体的に目立つ。

そんなにうるさいわけではないが、一晩中アイドリングしながら車中泊するのはちょっとしんどいだろう。

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